2008年12月24日水曜日

過大な利潤

ルモンドのブログで、ジャン・フランソワ・クブラは

「多すぎる利潤が危機を引き起こした」

として

http://dechiffrages.blog.lemonde.fr/2008/10/21/un-exces-de-profits-a-provoque-la-crise/

1934年から1948年まで連銀議長を務めたマリナー・エクルズの議論に言及している。

たしかに、Beckoning Frontiers, 1951.のなかで、エクルズは、

「現在の所得のよりよい分配が存在していたか・・・」

「大量生産には大量消費が伴わねばならず、また大量消費には、既存の富ではなく現在生産される富の分配が含まれる。この分配は一国の経済機構が提供した財やサービスの総量と等しい購買力を人々に提供することである。こうした種類の分配の代わりに、巨大な吸い上げポンプが1929年から1930年まで、現在生産された富の増加する部分を少数者の掌中へとくみ上げた。これは彼らには資本蓄積として役立った。しかし多くの消費者の掌中から購買力を取り上げることで、貯蓄家たちは、彼らの蓄積した資本を新規資本設備に再投資することが正当化されるであろうところの彼らの生産物に対する有効需要を自ら否定した。その結果、チップが次第に少数の者へと集中し、そのほかの者たちは借り入れることだけでゲームに止まっていられるようなポーカーゲームのようになった。借り入れが尽きたとき、ゲームは止まった。」

と指摘しているが、今回の金融・経済危機も本質は同じにみえる。

クブラも指摘するとおり、「国民所得の賃金と利潤への誤った分配が危機の源泉に存在する」のはたしかに見えるから。

エクルズについては下記参照。

http://en.wikipedia.org/wiki/Marriner_S._Eccles

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