2009年1月20日火曜日

魔法

先週から、シティ・グループやバンク・オブ・アメリカのニュースに触れ、金融危機第二幕かと感じさせられる。今度は英国のロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの巨額損失のニュース。

金融・経済危機に関しては楽観論、悲観論それぞれの情報が消化しきれぬほどあふれている。すべてに付き合いきれないなあと思いながら、FTDのブログで、ケニス・ロゴフの「米国はまだ魔法をかけられるか」を読んだ。その議論に賛成というわけではないが下記の一文が目に付く。

・・・以下引用

好況のときに楽観論者たちがあまりに良いことばかり望むのと同様に、ウルトラ悲観論者は恐慌がドアの前に立っていると予測する場合にあまりに決めつけすぎている。09年は非常に厳しくなる。しかし地表の火災が広範に燃え広がらないときには、真のチャンスが存在しており、米国や欧州、日本ですでに始まっているのは、2010年に、弱々しく始まったばかりの相場が力強く再び上昇し始めるということだ。米国経済はその魔術的な強さの、かなりな部分を失うかもしれないが、しかし、二度目の世界大の大恐慌をもたらすためには、よほどの不運と政治的間違いが必要である。

・・・引用終わり

たしかに人は行きすぎるきらいがある。真実は中庸にありとはいうが、そうかもしれない。しかし2010年に力強い回復があるとは思えないが、二度目の大恐慌になるには、よほどの不運と政治的間違いが必要との意見に、ちょっと目を引かれる。

どうも、米国ではオバマ大統領が就任だが、その経済刺激策が不運を呼び込んだり政治的に間違いと事後に評される可能性はかなりあるのではないかと思っているからだ。これから迎えていく現実と期待値の高さとの落差が金融の魔法が潰えた後の米国の新たな魔法のつまずきにならなければよいが。

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