2009年5月21日木曜日

証券化市場

経済にカネを回すためにはどうするのか。銀行融資が滞っているなら、証券化手法を厳しい規制のもとで再活用するか。しかし、規制には限界がある。それは再び金融危機のタネをまくだけではないのか。経済を収縮から救うにはカネを循環させる手法が大事ではないのか。そう考える折、「融資が返済されるべきところでの融資」という下記一文が目にとまる。

バーナンキは好きなだけたくさんのお金を印刷しうるが、銀行が死蔵しているなら、消費者が貯蓄しているなら、ビジネスが削減されているなら、あらゆる信用乗数は“オフ"にセットされている。インフレは全くないであろう。需要が回復しなければならない。貨幣が持ち手を変え始め、多額の新規マネーが同量の資産を得るようになるからだ。しかし、経済が1か月あたり60万の仕事を減らし、住宅価格が急落し、消費者の貸借対照表が修繕されているとき、このことは起こらないだろう。

それで、インフレがただちにあるリスクでなく、経済が、縮まり続けているなら、バーナンキは、証券化市場を再開しようとすることによって、正しいことをしてはいないのか?

世論はこの話題に関して異なっている。 一方では、ウォール街の信用を配分する方法は通常の銀行融資よりもいっそう効率的にみえる。マネーが、銀行家が積立を利用するよりむしろさらに高い利回りを探している投資家によって提供されるからだ。問題は、証券化が債務を返済する方法をもたない応募者に貸し付けるローンの創設者に褒美を与えることで詐欺を行う誘因を作り出すということである。システムが伝統的な融資基準の維持を保証するために厳しく規制されないと、投機的バブルが再浮上するだろう。そして、将来、いっそうの金融上の災害をみるだろう。貯蓄貸付組合危機を解決した後に、FDICの元ヘッド(ウィリアム・シードマン)は、1993年にこの問題を予期した。彼は伝記でこう語っている:

「業界で最先端の流行を探して、それを細心の注意を払って調べるように監視委員に命令してください。」 「次の誤りは返済されない融資を実行するための新しい方法になるでしょう。」 (ブルームバーグ)

確かに現実は、ウィリアム・シードマンの予言の通りになった。しかし規制に頼りはじめるときりがない。最後には、業界人一人ひとりに監視者を付けねばならなくなる。(^_^)

S&Lの危機と今般の金融危機は全世界に波及した点で比べものにならない。同じ事がまた10年ほど経過して繰り返されるなら、その災厄の規模はどれほどか。

0 件のコメント: