2009年7月25日土曜日

ゴットフリート・フェダー

近年、金融システムに対する批判から貨幣発行の国有化に関する種々の議論がある。それには幾筋もの多様な議論があるようにみえるが、我々はもう一度、そうした議論を振り返る必要があるのかもしれない。なにしろ政府紙幣を発行すべきであると主張する方々のなかには、ブリティッシュ・ファシズムの議論をにわかに持ち出される方もいらっしゃるご時世でもあるから。

かつてのドイツでは、もちろんナチスの経済学者、フェダーの議論なども当然、関心の対象になるべきなのだろう。フェダーの貨幣に関する考えは魅力的なものだったから。

彼の貨幣に関する見方の基礎には、貨幣供給は利子を支払わねばならぬ先の民間が所有する銀行によってなされるよりも国有化された中央銀行を通して国家が作り出し管理すべきであるという観念があった。民間銀行には利子を支払わねばならないからである。この視点から金融は国民に従わねばならないという結論が導きだされた。つまり国家による貨幣管理である。フェダーによれば、貨幣は法律の産物であるから、貨幣理論は法律学によって扱われなければならないというものだった。

こうしたテーマでお尋ねになる方もあり、少し詳しく取り上げるべきなのかなと思っている。

3 件のコメント:

Jota_Shimazaki さんのコメント...

私もこの考え方「貨幣供給は利子を支払わねばならぬ先の民間が所有する銀行によってなされるよりも国有化された中央銀行を通して国家が作り出し管理すべきである」には賛成なのですが、主な欠点は何なのでしょうか?

a1m さんのコメント...

長々しくお返事を書きましたがログインしていなかったのでオープンIDとかを求められ返信がうまくいかず書いた内容も失われてしまった。二度書く気がでませんので、べつに機会にブログに書きます。

a1m さんのコメント...

不換紙幣という返さなくてよい債務をいくらでも出せる力を政治家に与えたときなにが起こったか、歴史をみてみるのはよいことですね。