2009年8月10日月曜日

限られた期間

昨年来の経済危機を見てきて、一方では膨張し彷徨うマネー、他方でエコ-エネルギー論的な制約に注目せざるをえない。先般の大阪でのゲゼル研究会の講演会でも取り上げたのだけれど、時代はいま、真摯にかつてのジェヴォンズの『石炭問題』での予言に向き合うときだとの感じをもっている。
「私が得る結論は誰もが我々が現行の消費の上昇率を長期には維持しえず、断じて想定されたいっそう高い消費量には進みえないと結論するだろうと思えるということである。しかしこのことが意味するのはただ、我々の進歩に対する制約が現在から一世紀のうちに認識可能となるはずであり、燃料コストがおそらく生涯のうちには、商業や製造業の主導性にとって有害な率に上昇するに違いなく、また我々の現在の幸福な進歩の条件が限定された期間のものであるとの結論が避けがたいということである。」(ウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズ)
ジェヴォンズがこう書いたのはたしか1865年である。それから一世紀は優に過ぎてしまい、さらに21世紀に入ってしまっている。いくらなんでも、我々の限定された幸福な期間は終了しているだろうし、終焉せざるをえないのだろう。

1 件のコメント:

sinran さんのコメント...

少し 難しいのですが、燃料の価格って 不思議です。限界の考え方でしょうか。