2009年8月21日金曜日

ダグラス・メモ3

ダグラス流会計主義では視界に入らない事情であるが、ゲゼルやソディにおいては重要なことをちょっとメモ。

アタリマエのことだが、一般に貨幣量における増加は貨幣のタームで表現した価格、賃金、給与、利潤の高騰を引き起こす。そうして経済活動を活性化する。物価水準の上昇も経済活動の増加も単位時間あたりの支払い額を増加させる。単位時間あたりの支払い額を貨幣の回転率とも呼べるかな。他方で、経済活動の拡大に限界を画する物理的・心理的諸限界が存在する。これは非貨幣的要因である。この非貨幣的な限界に経済拡大が到達してしまうと、貨幣量における増加は経済活動のいっそうの増加を引き起こしえなくなる。こうした一般物価水準と貨幣回転率にとって決定的なこうしたポイントは両者が直接に比例しながら変化する。こうした貨幣量の増加が経済活動の増加をもはや生み出し得ない決定的な水準以下では、物価水準はさほど貨幣回転率の変化ほどには変化しない。理由は貨幣回転率の減少(や増大)が部分的に経済活動における活発さ(や停滞)によって引き起こされるから。経済活動が物理的・心理的諸限界に突き当たるまでの範囲では経済活動の盛衰が貨幣回転率の高い・低いを決める要因になるわけだ。もちろんここで経済活動の水準の中身は人的・物質的資源利用の増加や減少である。経済活動の尺度として、その実質回転率をみることができるが、これは、一般物価水準で貨幣回転率を除してやればよい。この実質回転率は貨幣回転率ゼロから非貨幣的諸限界がセットする極大にまで増加する。それは貨幣回転率の値に対応している。また貨幣回転率のさらなる増加に対しては定数のままである。一般物価水準やそれと相互的な関係にたつ通貨単位当たり購買力、実質回転率の諸関係は貨幣回転率の関数として表現しうる。

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