2009年9月19日土曜日

購買力補正雑感

詳細な議論はおつきあいいただくだけでたいへんなので、シンプルな要点のみを語ることがよくある。ゲゼルの考え方を説明させていただく折にも、簡単な説明に終始してきた。昨今の国家マネーの外部注入論はどうかとお尋ねの向きが多いので、よろしいんじゃないでしょうかと。問題はその運用、と。

金利(資本コスト)の説明をするとき、結局、最終的には消費者が負担するんですよとゲゼリアン流に言ってきた。それが経済社会に購買力が足りなくなる原因じゃあないですか、違うマネーシステムが必要ですねとも。

Wilem Petrus Roelofsも、貨幣改革の要点を三点あげ、ゲゼルの解明した貨幣の流動性やゼロ自己率を挙げ、また価格安定に対する貨幣サイド、コモディティサイドの要因に言及しながら、購買力補正につきこう約言していた。

Ĉefe ĉar la pli granda parto de l'nuntempa mono konsistas el repagendaj bankokreditoj, mono daŭre tendencas malaperi el ekzisto, kaj speciale el la poŝoj de la konsumuloj, el kiuj poŝoj venas la profito kiu al la entreprenistoj ebligas repagi la bankokreditojn.

もっぱら今日の貨幣の大部分は返済が必要な銀行信用からなるので、消え失せる永続的な傾向があり、とりわけ消費者のポケットからなくなるが、企業家が銀行融資を返済しうる利益はそこからやってくる。

Dum ĉi tiu tendenco estas kompensata, kaj pli ol kompensata, per la donado de novaj kreditoj, la manko de aĉetopovo ne manifestiĝas.

この傾向が補正される限り、また新規信用の付与によって、それ以上に補正されるかぎり、購買力の不足は現れない。

La donado de novaj kreditoj supozas - interalie - demandon por kreditoj, kaj ĉi tiu dependas de la inklinigo al investado, kiu siavice - kiel ni trovis - dependas ĉefe de la kvoto de konsumo ( emo al konsumo ) kaj la marĝena kvoto de konsumo.

新規信用の発行は、事物の間で、融資需要を必要とし、これは主に、消費性向と消費の限界性向に依存している投資誘因に係っている。

Ki ĉi tiuj emas malsufiĉi, ni devas atendi, ke la donado de novaj kreditoj tendencos al nesufiĉeco.

こうした不足する傾向があるところでは、不足する傾向に対して新規融資の供与を期待しなければならない。

Ĉi tiu malbonaĵo estas kuracebla per rekta eldono al konsumuloj de ne-ŝuldeca ŝtate mono(C.H.Douglas; Socikredito).

こうした不足に対する対策は債務ではない国家貨幣の消費者に対する直接発行でなければならない(ダグラス;社会信用)。
ことはカンタンにみえる。

銀行マネーについては、それこそレオン・ワルラスの時代から繰り返し語られている。信用マネーに社会的統制が必要で、貨幣発行とその管理につき、ステートマネーの意義を強調する論者も数多かった。

ダグラス主義がそうした議論を取り入れているのはほほえましいが、購買力不足の理由を挙げる論拠はダグラス主義にはそれなりのものがあるにしても(それはそれで問題を抱えているようにみえる)、すでに私たちはケインズの議論の後に生きているわけなので、投資誘因論などをしっかり読んでから議論したほうがよいのかもしれないと昨今、感じさせられている。

1 件のコメント:

kyunkyun02 さんのコメント...

こんにちは。
ダグラスのA+B定理について、色々と調べているのですが、なかなか答えて下さる方がいらっしゃらないので、カナダでダグラスの社会信用を広めておられる個人の方のサイトに、機械翻訳でお尋ねしてみました。
もちろんお返事も機械翻訳で読んでいるので、正確には理解出来ていません。。。

* 記事コメント欄参照して下さい。
http://social-credit.blogspot.jp/2007/10/douglass-ab-theorem.html?showComment=1349246541606#c7445822200765653096

* お返事の中で参照に薦められた記事です。
http://social-credit.blogspot.jp/2012/09/social-credit-and-inflation.html