2009年11月8日日曜日

帝国

たったただいま、米国はコカインにアタマをやられた都会の中毒者とおなじくらい中毒の帝国だ。世界でもっとも肥大化した軍を維持して、百カ国以上に軍隊と基地をもっている。それは米国に住む世界の4%の人々が世界の資源のおおよそ3分の1を利用できるという世界的な経済秩序を押しつけるためなのである。同時に、帝国は高価なペットでもある。歴史におけるどの帝国とも同じように、我々の帝国は我が国民の経済的な重荷となっており、もはや維持しえない。また米国における生活水準の劇的な低下は米帝国の終焉となるであろうが、誰もが触りたくない政治上の時限爆弾である。こうしたジレンマにとらわれながら、米国はこれを取り下げ、帝国としての関与を可能にする過去の帝国のおきまりのコースをたどるように決めたようだ。

しかしながら、不況は問題に直面させる。経済崩壊のただ中で、米国はロシアがその崩壊の後、そうであった以上にもはや世界大の軍事的プレゼンスを維持しえない。軍はイラクとアフガンから帰ってこなければならないのではなく、米軍基地の広範囲な軍事網から引き上げてこなければならないだろう。そうして現在の帝国の夢魔によって消耗させられている資源は、ピークオイルに備えるような、いっそう建設的な任務に利用されるであろう。

John Michael Greer

The Archdruid Report (September 24 2008)

Druid perspectives on nature, culture, and the future of industrial society

http://thearchdruidreport.blogspot.com/2008/09/rx-depression.html

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