2009年12月27日日曜日

債務削減の誤った解決

久しぶりにル・フィガロを覗く。「インフレ、債務削減の誤った解決」との記事に目がいく。

誰でもが国家債務があまりに積み上がれば、貨幣価値の下落によって債務を軽減するためにインフレが引き起こされるのではないかと考える。そういうことがありそうなのかどうか、フィガロの議論はおおまかにはこうだ。

少なくとも債務を返済するために、米国は3年先までインフレという危険なツールを走らせるかもしれない。

過去、国家はその債務を融解させる危険な武器を持っていた。すなわちインフレ。物価を借りた金利を超えるところまで上昇させることで、国家はその負債の重さを減少させることができる。

一例。3.5%のインフレは、もし金利が同様に3.5%であるなら債務に係る利子の重荷を無効なものとする。物価がなお上昇するなら、債務そのものの価値が減少する。投資家にとって破滅的だが、米国を誘おう。

今日、市場はいくつかの国家がこの武器を・・・使うかどうか疑っている。「インフレの再開は短期の恐れではなく、むしろ3年間である」とソシエテ・ジェネラルのエコノミスト、オリビエ・ガスニエはなだめる。「債務状態を軽減する財政上の努力をするのに逆効果が現れるなら、米国では・・・債務の相対的な重さを軽減するために物価を上げるままにしようと本当に考えることができる。」

米国の中銀、連邦準備制度理事会はそれを誘うことができる。それは本当に二つの目的を追求した。インフレと完全雇用の維持。しかし、おそらく、後者を保持するために前者を犠牲にすることに決めることができた。

欧州では、問題は起こらない。「欧州中銀(ECB)は、連邦準備制度理事会より落ち着いてはいない」とBNPパリバのエコノミスト、フレデリック・スリシエは注意を促す。米国の対応する存在とは異なり、ECBはインフレのコントロールという一つの目的だけを追求し、物価を漂うまま放置しはしないのだ。

とにかく、「強力なインフレは、負債を減らすための効率的なツールではない」と、・・・国際通貨基金は警告している。その計算では、「5年間、6%の物価上昇は、予測できる債務の増加分のほとんど4分の1も消滅させない」。・・・市場は反応しないでいてはならない。インフレの再開は金利の上昇を引き起こすことができるのだ。
欧州はインフレには敏感だ。しかし米国はどうか。気になるところではある。このサイトにリンクがあるIMFのリポート、The State of Public Finances Cross-Country Fiscal Monitorも一読してみるか。

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