2009年12月25日金曜日

デフレ圧力への感謝か・・・

今年目立つた現象にはいくつもあるが、その一つに、米ドルが大量に刷られたのに、なぜ懸念されたドルの暴落や一大インフレがまだやってこないのかということがあるかもしれない。素直に考えれば、その理由は、グローバルに存在する膨大な過剰生産能力にあることは気づかれていたと思う。

アジアタイムスのサイトにある Chan Akya の記事、It's who you know にこんな指摘を見つける。

「今年の主な展開の二つ目は世界中の財政赤字の増加である。金融危機での自然な低下として消費や投資支出の減退に伴い、景気後退の影響を緩和しようとして世界中の政府はスペンディングを拡大をし始めた。」

「投資家にとっては身を引き、『まさにだれがこれらすべての代価を支払うのか』問いかけるにはよい時であっただろう。・・・なぜなら世界は拡大している財政赤字に資金を供給する貯蓄を使い果たしていたので。」

「そのわけは、今年、米国財政赤字の最大の買い手が中国や日本ではなく、米国連邦準備制度理事会自体であったということだ。言い換えれば、米ドルは、米国財政赤字に資金を供給するために記録的なレートで印刷されてきた。理念の世界では、ケインジアンはそのようなナンセンスをうまく実行することはできなかったであろう。金利は高騰するだろうし、米国金融システムにおける信用はかなり減少しただろう。」

「代わりにもっぱら、グローバルな過剰生産能力に感謝しよう。すなわち莫大な規模のデフレ圧力への感謝だ。米国連邦準備制度理事会が印刷したマネーのボリュームは基本的に正常な市場ロジックを相殺するのを助けた。」

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