2009年4月30日木曜日

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2009年4月29日水曜日

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  • 19:50 立法: tinyurl.com/chdlws #
  • 20:25 バランス: tinyurl.com/cw8fvp #
  • 20:31 「室温で二酸化炭素をメタノールに変換するための新たな処理法」が開発されたそう;ほんとうかな: tinyurl.com/c5macu #
  • 20:35 英米でテイラー・ルールへの言及が多いので調べてみた。日銀レビューにこんな資料があった: tinyurl.com/detc2l #
  • 20:42 「英国はさらに2%金利を下げるべき」: tinyurl.com/d2rjak #
  • 20:50 ルービニ、「私はドクター破滅ではない」;悲観論者で突っ走ってもらいたいもんだが(^_^): tinyurl.com/d6ezvp #
  • 21:21 「危機は人類の災難になっている」(世銀・IMF): tinyurl.com/d7od2g #
  • 21:34 「インフルエンザ・ウィルス:地球最古のトロイの木馬ー侵略者」: tinyurl.com/d9q88b #
  • 21:39 米08年の景気後退は製造業が導くとBEA:tinyurl.com/cdnayw #
  • 22:47 大恐慌時よりひどくみえないが、「二つの理由が考えられる。30年代そうであった以上に世界ははるかに太っている。・・・それにエアコンもあれば社会保障もある。70年前より汗をかかずに済む。」しかしまだまだこれからひどくなるとの説:tinyurl.com/c3rtum #
  • 22:58 悲観論者の議論を探す(^_^);「危機、パート2」;コメントもよい: tinyurl.com/dlm6n6 #
  • 23:06 「リバタリアン・ドグマがいかに連銀を迷いに導いたか」:tinyurl.com/chalo7 #
  • 23:30 信託物:tinyurl.com/d28c8g #
  • 09:31 我が国の来年の成長予測が55年以来最悪の3.3%の落ち込みになることは海外でも報じられているなあ;テレグラフ;tinyurl.com/ckr9x7 #
  • 09:35 「第二次大戦以来初めての世界的景気後退」;IMFは悲観的な見通しを出し続けている:tinyurl.com/c3oenn #
  • 09:48 昨日興味深く読んだ金利マイナス5%のマンキュー提案はFTDでも取り上げていた;中身は変わらず;FreiwirteのMLでなんでゲゼルの名がでないの?と(^_^):tinyurl.com/cxmy7h #
  • 10:04 「最近の主要金融機関、バンカメ、ゴールドマン、シティ等々の収益報告はまったく大がかりなバーニー・マドフだ」;米国ではMadoffingという言葉まで出来たか!:tinyurl.com/de2n7w #
  • 11:07 若芽:tinyurl.com/dxkeeu #
  • 11:30 08年金融危機視覚化;こういう仕事をしてくれる人がいると助かります:tinyurl.com/b4rnuj #
  • 11:40 自転車革命:tinyurl.com/dbzf6s #
  • 11:47 「破滅の予言者」、この14人か(^_^):tinyurl.com/c3rvxz #
  • 13:23 グーグルのTrendalyzerはすごい。パブリックデータを取ってきてビジュアルにみせてくれる。 それもインタラクティブチャートで。ここに米失業率統計がある:tinyurl.com/chm8ze #
  • 14:07 「マドフを解放しろ」か;この話ほんとうかな?ロシアの諜報機関の話しだしな;tinyurl.com/co2yvl #
  • 16:05 「グローバルな金融崩壊;アルゼンチンの経験」:tinyurl.com/c53q76 #
  • 16:40 「我らが地域の物産のために;我らが経済のために;我らが環境のために」;自由タイラー始まる;ブライスガウ(バーデン南部)の貨幣:tinyurl.com/cb4n9w #
  • 17:34 過差: tinyurl.com/dcg7sf #
  • 18:10 「破産したシステムの修理は始まったばかり」(マーチン・ヴォルフ):tinyurl.com/craksq #
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過差

quote of today090429

「金銀ノ過差、国土ノ衰弊、直(ただ)ナル事ニアラズ」(定家)

若芽

休日。ブイターのブログを読む。落ち着いた、説得的な予測を読むのはよいものだ。ありそうなgreen shootsは中国からだが、長続きせず。ultra-old-school demand stimulusという表現にも、「ただ一つ若芽がホテルのサラダバーにあった」にも思わず(^_^)

2009年4月28日火曜日

信託物

預かり物というのがある。信託物といってもいいか。

誰から?

神様からと考えるのもよいし、社会からと考えるのもよいし・・・

世の中の余った富というのを持っている人がいる。お大尽かな。その豊かな人がみな、こんなふうに考えて行動してくれるとありがたいのだが。

まあ、なかなかそういうひとはいない。

余った富はコミュニティの利益のためにその保有者が一代で管理すべき神聖な信託物である。(アンドルー・カーネギー)

信託物

預かり物というのがある。信託物といってもいいか。

誰から?

神様からと考えるのもよいし、社会からと考えるのもよいし・・・

世の中の余った富というのを持っている人がいる。お大尽かな。その豊かな人がみな、こんなふうに考えて行動してくれるとありがたいのだが。

まあ、なかなかそういうひとはいない。

余った富はコミュニティの利益のためにその保有者が一代で管理すべき神聖な信託物である。(アンドルー・カーネギー)

バランス

世の中はどうもバランスがよくない。

国際経済でいえば、米国の消費者はモノをばかすか買った。それを中国がどんどん作った。米国は赤字、中国には莫大なドルがたまる。これは経済の不均衡、つまりバランスがとれていない。これなどバランスが悪い一例。

なんでそうなるの?説明はいろいろ説明されるけど、けっきょく・・・

Tarthang Tulkuという人(どんな人かよく知らない(;。;))がこんなこと言っていた。

私たちがバランスがとれているとき、世界はバランスがとれるでしょう。

あ、そうか、もとをたどれば、じぶんたちがバランスを欠いている。生活の仕方、感じ方・・・などなど、みなおしてみるのもいいことか・・・

バランス

世の中はどうもバランスがよくない。

国際経済でいえば、米国の消費者はモノをばかすか買った。それを中国がどんどん作った。米国は赤字、中国には莫大なドルがたまる。これは経済の不均衡、つまりバランスがとれていない。これなどバランスが悪い一例。

なんでそうなるの?説明はいろいろ説明されるけど、けっきょく・・・

Tarthang Tulkuという人(どんな人かよく知らない(;。;))がこんなこと言っていた。

私たちがバランスがとれているとき、世界はバランスがとれるでしょう。

あ、そうか、もとをたどれば、じぶんたちがバランスを欠いている。生活の仕方、感じ方・・・などなど、みなおしてみるのもいいことか・・・

立法

インフレが見えない税金といったのはたしかケインズだったと記憶している。税金はふつういくら払っているかわかるし、納税には痛みがともなうから、できたら払いたくないのにという気持ちもわく。それが知らず知らずに負担しているとなると、税金を負担している気持ちも薄らぐ。

インフレというのは、煎じ詰めれば、おカネの値打ちが減ることだから、100円借金をしていた人が借りた時から返すときまでのあいだに、おカネの値打ちが減ってくれれば、そのぶん実質的にはトクする。借りるときタマゴ2個買えていた100円だけど、返すときはタマゴ一つ半しか買えない100円を返せばいいとすれば、タマゴ半個ぶんトクしているわけ。

ところで、おカネを出すのは中央銀行で、政府は借金の証文を金融機関などに買ってもらって税金だけでは足りないおカネを都合つけている。いまその借金が目が回るほど増えているのは誰でも承知。それを返すのは税金でだから、税金を上げようなんて話もでる。

しかしおカネがたくさん出回ったりしておカネの値打ちが減れば国は借金をしているぶんが実質的に減る。見えない税金といわれるわけだ。おカネの値打ちが減ったぶんは政府がトクをしているといえるから。

ミルトン・フリードマンという通貨主義者といわれる経済学者がいるけど、彼はこういっていた。

インフレは立法なき課税である。


つまり、税金を上げるとかいうとき国民の代表者が立法府で決めるわけだけど、インフレという税は国民の声や意思を聞かなくていいというわけ。

インフレも問題だけど、これもまた問題といってよいのかな・・・

立法

インフレが見えない税金といったのはたしかケインズだったと記憶している。税金はふつういくら払っているかわかるし、納税には痛みがともなうから、できたら払いたくないのにという気持ちもわく。それが知らず知らずに負担しているとなると、税金を負担している気持ちも薄らぐ。

インフレというのは、煎じ詰めれば、おカネの値打ちが減ることだから、100円借金をしていた人が借りた時から返すときまでのあいだに、おカネの値打ちが減ってくれれば、そのぶん実質的にはトクする。借りるときタマゴ2個買えていた100円だけど、返すときはタマゴ一つ半しか買えない100円を返せばいいとすれば、タマゴ半個ぶんトクしているわけ。

ところで、おカネを出すのは中央銀行で、政府は借金の証文を金融機関などに買ってもらって税金だけでは足りないおカネを都合つけている。いまその借金が目が回るほど増えているのは誰でも承知。それを返すのは税金でだから、税金を上げようなんて話もでる。

しかしおカネがたくさん出回ったりしておカネの値打ちが減れば国は借金をしているぶんが実質的に減る。見えない税金といわれるわけだ。おカネの値打ちが減ったぶんは政府がトクをしているといえるから。

ミルトン・フリードマンという通貨主義者といわれる経済学者がいるけど、彼はこういっていた。

インフレは立法なき課税である。


つまり、税金を上げるとかいうとき国民の代表者が立法府で決めるわけだけど、インフレという税は国民の声や意思を聞かなくていいというわけ。

インフレも問題だけど、これもまた問題といってよいのかな・・・

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  • 20:11 ☆☆「連銀の研究では理想的な米国の金利はマイナス5%」;「中銀は金利をゼロ以下にカットできない」というがゲゼル・マネーがあるじゃないか。: tinyurl.com/dlvrey tumblr.com/xnn1nwluv #
  • 20:42 「米国経済にはマイナス5%の金利が必要」、CNBCも伝えている: tinyurl.com/cqewk3 tumblr.com/xnn1nwqz9 #
  • 20:52 「金利マイナス5%と同等の経済刺激を提供する非通常的な」手法をとるのだろう。これまでに約束した1.1兆ドルを超える資産購入をするわけか。 tumblr.com/xnn1nwsv0 #
  • 20:59 しかし、米国では量的緩和をしてきても、すでにexcess reserveは8000億ドルほどもあり、貨幣乗数もいちじるしく低下している。量的な緩和では無理だろう。 tumblr.com/xnn1nwtmz #
  • 09:09 「問題資産は数兆ドルの不動産担保融資や商業ローン、各種の複雑な債務証券の集積、多くの借り手が支払いを止めていたり、基礎となる資産価値が下落している。・・・これらは金融システムのブラックホールとなる」;米国の有毒資産解決は難しい:tinyurl.com/cm6jqm #
  • 09:23 米FDICストレステストの結果ほのめかし:tinyurl.com/cg4ksr #
  • 09:52 「過去12か月、中国は2500億ドルの財務省証券を購入。その他外国中銀が同程度購入。だが連銀が保有しない発行済み財務省証券は1.7兆ドルまで増えた。国内外の民間投資家が購入した」;米国が中国を必要とするという常識は変わった?:tinyurl.com/dboym4 #
  • 10:03 ☆☆このマンガはいい。「計画経済か計画された破壊か」:tinyurl.com/c28yvl #
  • 10:06 このマンガは1934年に書かれたもの;今との違いは向こうで見ているスターリンがいないだけか(^_^) #
  • 10:29 「主要通貨の中ではドルは'屠殺場でもっともかっこよい馬'である」;「二月、外国の投資家は米国の金融資産をネットで220億ドル購入」;まあドルの一人勝ちかな:tinyurl.com/cllehm #
  • 10:37 フォン・ベルント・シュトリーゲル、「無条件の基礎所得ー公正な観念か?」:tinyurl.com/cocr6q #
  • 10:52 「連銀はマイナス金利に向かうときかもしれない」:tinyurl.com/ce63hn #
  • 10:58 ロバート・マーフィー、「マイナス金利のばかばかしさ」:tinyurl.com/cq98e6 #
  • 11:17 マーフィーが言う年一回抽選をして0〜9までの数字から一つを選び貨幣の連番末尾にその数字がある貨幣を無効にするような例で−10%金利を実現すると、CDSが隆盛を極めるという議論は、マイナス金利への批判にならない。10%を失うリスクをヘッジしたいのはマイナス金利の問題ではないから。 #
  • 13:42 ゲゼル研究会・東京講演会:■日 時  5月31日(日)13:00~17:00(開場12:45)   ■会 場  慶應義塾大学 三田キャンパス・西校舎 512教室 にけってい! #
  • 13:55 崇拝:tinyurl.com/d9k9rd #
  • 14:48 「エネルギー部門が地球温暖化ガスの60%を排出している」のか・・:tinyurl.com/cufh3e #
  • 15:56 ウォールストリートの危機は道徳的危機の側面も持っている。ネットで、ダンテの「地獄のいちばん熱い場所は道徳的危機の時代に中立を保つ者たちに用意されている」という言葉を引用している人をみた;たしかに金融危機には中立はありえない。 #
  • 16:47 ゲゼル研究会サイト更新090428;【ご案内】ゲゼル研究会・東京講演会開催について:grsj.org/ #
  • 16:58 米国の電力グリッド:tinyurl.com/cbbot4 #
  • 16:59 統計を知識に変える:tinyurl.com/cpdsmn #
  • 17:00 モンサント・コネクションか・・・:tinyurl.com/dlcq9a #
  • 17:55 脳でTweet: tinyurl.com/cl37rl #
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【ご案内】ゲゼル研究会・東京講演会開催

ゲゼル研究会・東京講演会開催を予定しています。
よろしければGRSJのサイトをご参照ください。

崇拝

「おカネを神様にしてしまうと、悪魔のようにあなたを苦しめるでしょう」( ヘンリー・フィールディング)

なにごとも崇め、崇拝するようになるとロクなことはないか。とくにカネは。

崇拝

「おカネを神様にしてしまうと、悪魔のようにあなたを苦しめるでしょう」( ヘンリー・フィールディング)

なにごとも崇め、崇拝するようになるとロクなことはないか。とくにカネは。

2009年4月27日月曜日

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あぶく銭

あぶく銭とはよく言ったものだ。日本語がわかる人間でよかった。(^_^)

経済がこんな状態なのに、株式市場などでは相変わらずのマネーゲームだ。小銭しかないような人々も、パチンコだの博打好きが多いようだ。みなたとえ勝ったときがあったにしてもあぶく銭。いつも連戦連勝といかないのは、あぶく銭なるがゆえ。

こちらにトクした者がおれば、あちらにソンした人がいる。たまさかの変化や揺れにすぎない。

いつもあぶく銭を探す人たちが、この浅ましい地球上では、それを見つけることができないことを最終的に証明する特別扱いを受ける。(エドウィン・ルフェーブル)

まことにこの惑星は人間がいるので、浅ましい。

ちなみに、英語ではあぶく銭を easy money というらしい。

あぶく銭

あぶく銭とはよく言ったものだ。日本語がわかる人間でよかった。(^_^)

経済がこんな状態なのに、株式市場などでは相変わらずのマネーゲームだ。小銭しかないような人々も、パチンコだの博打好きが多いようだ。みなたとえ勝ったときがあったにしてもあぶく銭。いつも連戦連勝といかないのは、あぶく銭なるがゆえ。

こちらにトクした者がおれば、あちらにソンした人がいる。たまさかの変化や揺れにすぎない。

いつもあぶく銭を探す人たちが、この浅ましい地球上では、それを見つけることができないことを最終的に証明する特別扱いを受ける。(エドウィン・ルフェーブル)

まことにこの惑星は人間がいるので、浅ましい。

ちなみに、英語ではあぶく銭を easy money というらしい。

2009年4月26日日曜日

3−6−3

ATTACフランスから送られてくるメールを見ていたら、MARIUSという方の「銀行を国有化しよう」という一文があった。

その議論自体にはあまり賛成できるものではなかったが、次の一文が目に付いた。
かつて銀行家の仕事は簡単にみえた。米国の「3−6ー3」のルールが思い起こされたものだ。3%で借りて6%で貸し、3時にゴルフを始める。こうした業務を行うには経済モデルで武装した大量の数学者が求められることはない。1980年代に変わり目がやってくる。「多様化」が強いられ、「リスクテイク」、「規制緩和」もだ。1933年の銀行に株式投資を禁じた米国のグラススティーガル法、またニューディールの古い遺産は新たな経済のために廃止された。現代性が求められ、銀行は預金者の信頼に依存するのを止めた。
これは確かにそうだ。

もし銀行が3−6−3でいれたなら、金融危機は発生しなかった・・・かもしれない。

ゴルフなどしたくはないが、私もできれば3−6−3で暮らしたい(^_^)

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へま

おカネは必要なものを手に入れる手段で目的じゃあない。

そうは言っても必要な、欲しい(と思える)モノはいくらでもある。しかし一度使ってしまったカネは二度と使えない。他人の手の中に行ってしまったから。

それで欲求を管理して、いちばん合理的にカネは使いたいとなる。これがいきすぎると、なかには使わないのがいちばんとなる人もでる。

カネで君ができるいちばんのヘマの一つはそれを使うことだ(ロバート・ウィルソン)

こんなこと言う人は、それはそれで、カネの奴隷になっていることになるのかな。こういうカネに関して拒食症のような人、意外にいるかな。稼ぐばかりで使えない・・・

まあみんなそこまでケチではないか・・・

へま

おカネは必要なものを手に入れる手段で目的じゃあない。

そうは言っても必要な、欲しい(と思える)モノはいくらでもある。しかし一度使ってしまったカネは二度と使えない。他人の手の中に行ってしまったから。

それで欲求を管理して、いちばん合理的にカネは使いたいとなる。これがいきすぎると、なかには使わないのがいちばんとなる人もでる。

カネで君ができるいちばんのヘマの一つはそれを使うことだ(ロバート・ウィルソン)

こんなこと言う人は、それはそれで、カネの奴隷になっていることになるのかな。こういうカネに関して拒食症のような人、意外にいるかな。稼ぐばかりで使えない・・・

まあみんなそこまでケチではないか・・・

資産

資産という言い方がある。資産ってなんだろう。

あの人は資産家とかいう。むかしは山林や田畑などをたくさん持ち、家屋敷、たくさんの蔵もある、蔵のなかには値打ちのありそうな美術品などしまい込んでいるイメージかな。そうであれば、資産というのはそういう人がもっているものだろう。

しかし、資産とは、今の人たちが信じているのはちょっと違うか。

まず資産って見る人次第。カチが認められなければ資産といわないから。なんでそうなるかといえば、いちばん大まかにいって、資産とは、販売したらおカネが手に入るなにかと多くのひとが信じるようになったからかな。

だから、鉛筆一本でも売れるようなモノなら資産か・・・すばらしいアイデアも売れれば・・・シサン。

会社の株を持ってれば、それは売ることができる。・・・シサン。

売らなくても会社が利益をあげれば配当がくる。おカネが手に入るので・・・シサン。

資産

資産という言い方がある。資産ってなんだろう。

あの人は資産家とかいう。むかしは山林や田畑などをたくさん持ち、家屋敷、たくさんの蔵もある、蔵のなかには値打ちのありそうな美術品などしまい込んでいるイメージかな。そうであれば、資産というのはそういう人がもっているものだろう。

しかし、資産とは、今の人たちが信じているのはちょっと違うか。

まず資産って見る人次第。カチが認められなければ資産といわないから。なんでそうなるかといえば、いちばん大まかにいって、資産とは、販売したらおカネが手に入るなにかと多くのひとが信じるようになったからかな。

だから、鉛筆一本でも売れるようなモノなら資産か・・・すばらしいアイデアも売れれば・・・シサン。

会社の株を持ってれば、それは売ることができる。・・・シサン。

売らなくても会社が利益をあげれば配当がくる。おカネが手に入るので・・・シサン。

もっと

セネカの名言は好きな人も多いと思う。

ほんの少ししか持たない者ではなく、もっと望む者が貧者である。
Not he who has little, but he who wishes more, is poor. - Seneca


足るを知るか、洋の東西を問わず、真理は変わらんか。

もっと

セネカの名言は好きな人も多いと思う。

ほんの少ししか持たない者ではなく、もっと望む者が貧者である。
Not he who has little, but he who wishes more, is poor. - Seneca


足るを知るか、洋の東西を問わず、真理は変わらんか。

2009年4月25日土曜日

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  • 19:33 実価: tinyurl.com/djlr5u #
  • 19:53 ☆☆米国国債大保有者たちのスライドショー: tinyurl.com/culhx6 #
  • 20:42 EU加盟国の安定・成長協定は財政赤字はGDP比3%が上限。08年の財政赤字はどの国も高水準で、仏・西・希・マルタ・アイルランドが上限突破。独国債に対する加盟国国債の利回り格差は拡大。景気刺激策でユーロ圏全体の財政赤字GDP比は09年4%、10年4.4%に上昇とEU統計局予想。 #
  • 21:17 「国は病んだ銀行を倒産させねばなりませんか」「どんな場合でも。リーマンのように無統制にではなく。銀行のきちんとした倒産が最後までなされなかったのは金融監督の大きなためらいです」「本当の銀行家はアナーキストだ」、国家を当てにせずか:tinyurl.com/chla5z #
  • 09:41 カネ次第: tinyurl.com/d2e4oq #
  • 10:39 ☆☆証券化による貸付リスクの拡散(社会化)は債権者の立場を弱くしている: tinyurl.com/c4vtfo #
  • 10:41 米国では地域銀行の破産が続いている。昨年の件数を超えて29になったか。: tinyurl.com/cbfs6b #
  • 11:24 英語なので残念だが、銀行業やマネー、信用危機につきやさしく講義してくれるこうしたサイトが日本語でも利用できないものかと思う: tinyurl.com/dgmk84 #
  • 11:49 「世界の貧乏人のほとんどが住んでいる発展途上国で経済上の、また人間的の危機が姿を現している。こうした諸国は世界的な危機が始まったことになんの役割も演じていなかったのに、その国民には最悪の結果が身に迫っている」;まったくそうだ: tinyurl.com/dkq4yj #
  • 14:04 幽霊: tinyurl.com/coyt2f #
  • 15:35 「なにが経済危機を引き起こしたのか」CDSの危険さを扱っている: tinyurl.com/cfcy47 #
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幽霊

サイフが軽くなったという。いやオレのサイフはいつもからっぽ。

要はカネがないわけだ。つまめるほどの重さだが、お札や硬貨はたしかに物質だから重みがある。しかし、カネはその物質とは違うカチを表している。このカチというのが難しい。

ウィリアム・スタンリー・ジェヴォンズという英国の経済学者は

価値とは打ち負かすことのできない、実体のない幽霊であり、目に見える入り組んだ事態が変わらずにある期間を頓着せずに往来する。

といったが、まったく勝てっこない相手で、カチそのものは触れもできない幽霊。まるで彼女の手は握れても、心には触れないように。そう、スピリット(霊魂)。

この幽霊を相手に暮らしていかなきゃならないわけで、その幽霊ときたら、私たちの生活の具体的有り様などおかまいなしに、やってきて、そして去っていく。なにしろスガタ・カタチのないもので、おカネを通してあるんだな〜としか感じられない存在なんだから。

そうでありながら、私たちはあれこれをいくらいくらの値打ち(カチ)とみて値踏みしている。

人間とは不思議な動物だ。

幽霊

サイフが軽くなったという。いやオレのサイフはいつもからっぽ。

要はカネがないわけだ。つまめるほどの重さだが、お札や硬貨はたしかに物質だから重みがある。しかし、カネはその物質とは違うカチを表している。このカチというのが難しい。

ウィリアム・スタンリー・ジェヴォンズという英国の経済学者は

価値とは打ち負かすことのできない、実体のない幽霊であり、目に見える入り組んだ事態が変わらずにある期間を頓着せずに往来する。

といったが、まったく勝てっこない相手で、カチそのものは触れもできない幽霊。まるで彼女の手は握れても、心には触れないように。そう、スピリット(霊魂)。

この幽霊を相手に暮らしていかなきゃならないわけで、その幽霊ときたら、私たちの生活の具体的有り様などおかまいなしに、やってきて、そして去っていく。なにしろスガタ・カタチのないもので、おカネを通してあるんだな〜としか感じられない存在なんだから。

そうでありながら、私たちはあれこれをいくらいくらの値打ち(カチ)とみて値踏みしている。

人間とは不思議な動物だ。

カネ次第

あの投機家で知られるジョージ・ソロスがこう言っているそうだ。

大事なことはあなたが正しいか間違っているかではない。あなたが正しいときいくらおカネを稼いで、正しくないときいくらおカネを無くしたかである。

カネにならなくちゃ仕方がない、ソンしたのは君のせいだろ〜とか世間では言う。物事の是非もカネが基準。ソロスのように間違ってなければカネが稼げるはずと考える人もいる。善悪是非の判断もカネか。なんだかさびしいが、現実なのである。

カネ次第

あの投機家で知られるジョージ・ソロスがこう言っているそうだ。

大事なことはあなたが正しいか間違っているかではない。あなたが正しいときいくらおカネを稼いで、正しくないときいくらおカネを無くしたかである。

カネにならなくちゃ仕方がない、ソンしたのは君のせいだろ〜とか世間では言う。物事の是非もカネが基準。ソロスのように間違ってなければカネが稼げるはずと考える人もいる。善悪是非の判断もカネか。なんだかさびしいが、現実なのである。

2009年4月24日金曜日

実価

米国では高度な数学を駆使し、株価のトレンドを読んで投資判断を行うモメンタム戦略の投資ファンドが損失を出し苦戦しているそうだ。下落トレンドが続くと予想して行動したら想定外の反発。確かに投機ならば、相場の動きをみて、これを利用し利益を上げられればいいわけだ。しかし投資手法には、企業価値をしっかり見定めて割安を買い割高を売る手法もある。そうしたバリュー戦略にたつところが、ここにきて見直されているらしい。相場が想定外の動きをした後では、その堅実さが評価されるわけだ。

この投資対象の真価を知らねばならぬという教訓は昔からある。なぜなら、いかに高度な数学モデルを使おうが、そのモデリング自体を吹き飛ばすようなことが起きるのが世間というものだからだ。

マーケットや経済の話とは少し離れるかもしれないが、文政・天保の時代から明治にかけて世の中が大変動していくなかで、主に近畿を中心に庶民の心の糧とされた書物を思い出す。柴田鳩翁(1783‐1839)の『鳩翁道話』である。この書はいつの時代にも変動する時局においてどのような階層の人間にも知恵を与えてくれるものであったが、そのなかにこのような一文がある。江戸時代の両替商の話である。

なお、文中に「本心」とあるは、実価のことである。
一度本心を御えとくなされますると、奇妙なものじや、ちょつとして身贔屓(みびいき)身勝手でも、直(じき)に胸にこたへまする。之(これ)について、ある人前(ひとまえ)かた物がたりのついでに、さる両替屋(りょうがえや)の主人(あるじ)の得意の話なりとて申されたるは、両替渡世(とせい)は、金銀(きんぎん)のよしあしを見分(みわく)るが肝要(かんよう)じや。其(その)見わけ様(よう)を小者(こもの)に教(おし)ふるに、其家々にて違(ちがい)あれども、この両替屋の主人の教へかたは、始(はじめ)より少しも悪銀(あくぎん)を見せず、たゞ宜(よろ)しき銀(かね)を日々(にちにち)に見せ置き、しかとよき銀(かね)を見覚(みおぼ)えたるころ、ソト悪銀(あくぎん)を見すれば、忽(たちまち)にあしき銀(かね)と知る事、鏡(かがみ)を照して物を見るが如(ごと)し、これ一目下(いちもくか)に悪銀(あくぎん)と見極(みきわむ)る事は最上の銀(かね)を見覚えたる故なり、斯(かく)の如く教ふる時は、この小者生涯悪銀を見損ずる事なしと申されたるよし承(うけたまわ)りました。此話(このはなし)の真偽(しんぎ)は存じませねども、道理においては成(なる)ほど、尤(もっとも)な教へかた、実にあぶな気(げ)のない稽古(けいこ)でござります。しかしながら最上の銀(かね)を見覚えても、半季一年外(ほか)商売をして、金銀を取りあつかはぬと、又(また)もとの素人方(しろうとがた)同様になりて、善悪(よしあし)を見分る事が出来ませぬと申されました。是(これ)でよう御合点(ごがてん)をなされませ。一たび本心を見覚えすると、其(その)あとから、少し許(ばかり)の身贔屓身勝手が出来ても直に知れる。なぜなれば、本心の明(あきらか)なる無理の無い事を見覚た故、ちょつとでも無理らしい事は、中々(なかなか)うけつける物ではござりませぬ。
どのような相場もマーケットも商われるものの実価が基礎になければ成り立たない。それは実価を知らずに相場をはる人々に反省を迫っているだろう。大恐慌時、フーバー大統領がモラトリアムの提案をしたときや、我が国や英国が金再禁止のころのような相場の騰落が極端に振れるときは歴史上、幾度もあり、そうした激動期、柴田鳩翁のいうように本心(真価ないし実価)を知る努力をしておくのは重要にみえる。

動きに身を任せるだけではあぶないのである。

上掲引用は、岩波文庫の『鳩翁道話』が絶版でわたし自身入手したくて仕方ないのであるが、入手できていないので、別の書物から重引した。ルビは新かなで引用者が付けた。

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  • 20:47 「我らが通貨システムを熟考する」か・・・: bit.ly/A6Gi6 #
  • 22:23 うまい話: bit.ly/GHhk0 #
  • 22:46 走止、往来: bit.ly/B25Bd #
  • 10:20 世銀はWDI2009で、金融危機で世界がよろめいているなか、インドと中国が世界の経済成長の推進者であると: bit.ly/BX36I #
  • 13:44 超悲観論健在: bit.ly/2KcS1 #
  • 14:23 「銀行部門、危機の段階は過ぎた」・・・ほんとうかな?: bit.ly/2jxNT5 #
  • 14:37 米連銀資産は、2008年12月31日付けで2兆2500億ドル。1年前から1兆3300億ドルも急増。: tinyurl.com/dnaabg #
  • 16:35 インフレ: tinyurl.com/cevges #
  • 16:41 「株式はいまだバブル」: tinyurl.com/c296mx #
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インフレ

こども:パパ、隣のおじさんがね、これからすごいインフレになるかもしれないから、これから財産はおカネ以外で持ってなきゃね、なんていうんだ。インフレってなんなの?おカネの値打ちが減ることでしょう。

パパ:たしかに値打ちは減るよね。でもインフレにもいろいろあるんだよ。どういうときにおカネの値打ちが減ると思う?

こども:う〜ん、値打ちが減るってことはいままでよりたくさんのモノが買えなくなったり、買いたい物の値段が上がったり・・・

パパ:そうだよね、みんなが必要としているモノとかサービスがどれくらい手にはいるかでおカネの値打ちは決まるんだ。じゃあ、モノとかサービスはどうかな?

こども:それを作るのにも費用がかかっているから、その費用がよけいにかかるようになれば、値上げしなきゃなんないから、そのぶんだけ同じおカネで買えるぶんは減るから、おカネの値打ちが下がってる・・・

パパ:そうだよね。みんなが必要としているモノを作り出す費用が値段を押し上げて、おカネの買える力や値打ちを落としている。こういうインフレって費用つまりコストっていうけど、それが値段を押し上げているから、コストプッシュのインフレっていうんだ。だけど、モノの値段が上がるのはそれだけかい?

こども:う〜ん、ほしがる人が増えても上がるよね、モノの値段って。とくに手に入りにくくなると、すごい上がる。ぼくのゲーム機なんかそうだった。並んでも買えなかったんだよ、最初は。

パパ:そうだよね。モノを作る費用は変わらなくても、買いたいという人が増えると、そのモノの生産を増やすまでの間は上がるよね。おカネを払って実際に買うという要求を有効需要っていうんだけれど、その需要が増えると値段があがる。これね、需要が引っ張るインフレだからデマンドプルのインフレっていうんだ。

こども:いろいろあるんだね。

パパ:でも、それだけじゃあないんだ。隣のおじさんが心配しているのは、違うインフレなんだよ。

こども:まだあるの〜。

パパ:いま景気が悪いのは知っているだろ。

こども:うん。

パパ:それで、みんな収入も減りそうだし、会社は潰れるかもしれないし、仕事に必要なおカネを借りようとしても貸してくれないし・・・まあ、おとなはたいへんなんだ。

こども:おじさんが言ってたよ、おカネが回ってないからだって。それで政府がおカネを銀行から借りてきて、じゃかすか使ったり、世の中のおカネの量を増やそうとしてじゃかすかおカネを銀行に印刷させて、おカネを借りやすくしたり、街中の銀行のドクの資産や企業の借用書を買ってあげて代わりにおカネを渡したり、いろいろケーザイ対策をして世の中のおカネを増やそうとしているって。なんか難しいこと言ってたんだよー。

パパ:そりゃたいへんな話につきあわされたね。

こども:うん。

パパ:でもそれもインフレと関係あるんだよ。

こども:どうして。

パパ:だって、さっきのインフレの話では世の中にあるおカネの量は決まった量しかない場合だったでしょ。

こども:あっ、そうか。おカネの量が増えて、モノの量が変わらなければ、おカネ一枚の値打ちは減るんだ〜。1000円札が一枚しかなかったのが二枚になれば、いままで1000円してたものを2000円のおカネでほしがることになるから、モノの値段はバイに、おカネの値打ちは半分にってことに・・・

パパ:そうだね。いま政府はおカネを増やしているから心配だね。こういうインフレをマネー・サプライ・インフレって言ってもいいのかな。サプライって提供するとか供給するって意味だから、おカネの量を増やすことでインフレになるわけ。

こども:でも、政府がそれをしてホントに景気がよくなるの?おじさんはかなりギモンだって言ってたけど。しわ寄せを国民に押しつけるって言って怒っていたんだよ。

パパ:それは怒るよね。おカネって銀行券っていうだろ。銀行が出しているからさ。銀行のなかの銀行、中央銀行ってのがあってそこで出している。政府がおカネが必要なときは国債というのをおカネで買ってもらって銀行券を手に入れる。政府が出す国債は借金だから利息がつくし、借りた金額プラス利息ぶんを約束した日に払わなくちゃならない。それって国民が税金で負担する。

こども:インフレでおカネの値打ちが下がれば、同じ1000円でも、前よりは実際は返す金額は減るのかな・・

パパ:そうだね。でも、ね。さっきみたいに、おカネの量が増えて、値打ちが半分になったときその消えてしまった半分はどうなったんだろう。国民はいままで持っていたおカネが1000円だと思っているのに、半分の値打ちでしか使えない。500円ぶんはどこにいっちゃったっんだろう?

こども:あ〜、そうだね〜。どこにいっちゃったんだろう。わかった!おカネを出したところだ。ぼくみたいなお小遣いも少ないビンボー人のポケットからおカネをよけいにだすことで、おカネをくすねているんだ、きっと。

そうでしょ、パパ。

インフレ

こども:パパ、隣のおじさんがね、これからすごいインフレになるかもしれないから、これから財産はおカネ以外で持ってなきゃね、なんていうんだ。インフレってなんなの?おカネの値打ちが減ることでしょう。

パパ:たしかに値打ちは減るよね。でもインフレにもいろいろあるんだよ。どういうときにおカネの値打ちが減ると思う?

こども:う〜ん、値打ちが減るってことはいままでよりたくさんのモノが買えなくなったり、買いたい物の値段が上がったり・・・

パパ:そうだよね、みんなが必要としているモノとかサービスがどれくらい手にはいるかでおカネの値打ちは決まるんだ。じゃあ、モノとかサービスはどうかな?

こども:それを作るのにも費用がかかっているから、その費用がよけいにかかるようになれば、値上げしなきゃなんないから、そのぶんだけ同じおカネで買えるぶんは減るから、おカネの値打ちが下がってる・・・

パパ:そうだよね。みんなが必要としているモノを作り出す費用が値段を押し上げて、おカネの買える力や値打ちを落としている。こういうインフレって費用つまりコストっていうけど、それが値段を押し上げているから、コストプッシュのインフレっていうんだ。だけど、モノの値段が上がるのはそれだけかい?

こども:う〜ん、ほしがる人が増えても上がるよね、モノの値段って。とくに手に入りにくくなると、すごい上がる。ぼくのゲーム機なんかそうだった。並んでも買えなかったんだよ、最初は。

パパ:そうだよね。モノを作る費用は変わらなくても、買いたいという人が増えると、そのモノの生産を増やすまでの間は上がるよね。おカネを払って実際に買うという要求を有効需要っていうんだけれど、その需要が増えると値段があがる。これね、需要が引っ張るインフレだからデマンドプルのインフレっていうんだ。

こども:いろいろあるんだね。

パパ:でも、それだけじゃあないんだ。隣のおじさんが心配しているのは、違うインフレなんだよ。

こども:まだあるの〜。

パパ:いま景気が悪いのは知っているだろ。

こども:うん。

パパ:それで、みんな収入も減りそうだし、会社は潰れるかもしれないし、仕事に必要なおカネを借りようとしても貸してくれないし・・・まあ、おとなはたいへんなんだ。

こども:おじさんが言ってたよ、おカネが回ってないからだって。それで政府がおカネを銀行から借りてきて、じゃかすか使ったり、世の中のおカネの量を増やそうとしてじゃかすかおカネを銀行に印刷させて、おカネを借りやすくしたり、街中の銀行のドクの資産や企業の借用書を買ってあげて代わりにおカネを渡したり、いろいろケーザイ対策をして世の中のおカネを増やそうとしているって。なんか難しいこと言ってたんだよー。

パパ:そりゃたいへんな話につきあわされたね。

こども:うん。

パパ:でもそれもインフレと関係あるんだよ。

こども:どうして。

パパ:だって、さっきのインフレの話では世の中にあるおカネの量は決まった量しかない場合だったでしょ。

こども:あっ、そうか。おカネの量が増えて、モノの量が変わらなければ、おカネ一枚の値打ちは減るんだ〜。1000円札が一枚しかなかったのが二枚になれば、いままで1000円してたものを2000円のおカネでほしがることになるから、モノの値段はバイに、おカネの値打ちは半分にってことに・・・

パパ:そうだね。いま政府はおカネを増やしているから心配だね。こういうインフレをマネー・サプライ・インフレって言ってもいいのかな。サプライって提供するとか供給するって意味だから、おカネの量を増やすことでインフレになるわけ。

こども:でも、政府がそれをしてホントに景気がよくなるの?おじさんはかなりギモンだって言ってたけど。しわ寄せを国民に押しつけるって言って怒っていたんだよ。

パパ:それは怒るよね。おカネって銀行券っていうだろ。銀行が出しているからさ。銀行のなかの銀行、中央銀行ってのがあってそこで出している。政府がおカネが必要なときは国債というのをおカネで買ってもらって銀行券を手に入れる。政府が出す国債は借金だから利息がつくし、借りた金額プラス利息ぶんを約束した日に払わなくちゃならない。それって国民が税金で負担する。

こども:インフレでおカネの値打ちが下がれば、同じ1000円でも、前よりは実際は返す金額は減るのかな・・

パパ:そうだね。でも、ね。さっきみたいに、おカネの量が増えて、値打ちが半分になったときその消えてしまった半分はどうなったんだろう。国民はいままで持っていたおカネが1000円だと思っているのに、半分の値打ちでしか使えない。500円ぶんはどこにいっちゃったっんだろう?

こども:あ〜、そうだね〜。どこにいっちゃったんだろう。わかった!おカネを出したところだ。ぼくみたいなお小遣いも少ないビンボー人のポケットからおカネをよけいにだすことで、おカネをくすねているんだ、きっと。

そうでしょ、パパ。

超悲観論健在

連休を明るい気持ちですごしたいのであれば、あまり悲観論は目にしないほうがよいかもしれない(^_^)

しかし、米国の超悲観論者、ルービニが、最近勢いを増している楽観論に異議を唱えているので、目を通してみた。

経済の憂鬱の終わり?あなたが望むほどはやくはない」である。まあIMFの予測も悲観的な調子であるし、囃されるほど明るくないのも事実か?

・・・エコノミストたちの間に現れてきているコンセンサスは来年の成長が2.5%に近いだろうというものだ。

投資家たちは回復の「若芽」やポジティブな「経済活動の二次的波及」(引き続く経済収縮が第一で、それはネガティブ、派生的だが、速度を落としていることは底が近いことを示唆している)を語っている。

結果として、株式市場は米国や世界中で持ち直し始めた。市場は経済や打撃を受けた企業や金融会社の利益にとってトンネルの先に明かりがあると信じているようにみえる。

私が信ずるところでは、こうした楽観論のコンセンサスは事実によって支持されていない。もちろん私は、米国の収縮率がこの二四半期でマイナス6%から速度を落とすだろうと予想するが、米国の成長率は今年後半に(強気のコンセンサス、プラス2%に比べて)(およそマイナス1.5〜マイナス2%と)まだマイナスであるだろう。

加えて、来年の成長は極めて弱く(2%以上というコンセンサスとは対照的に、0.5%から1%)、失業は不況のような雰囲気であるほどに高いであろう。

ユーロ圏や日本では、2009年と2010年の予測はさらに悪く、来年でさえ成長はゼロに近い。中国は今年後半に急速に回復するだろうが、成長は今年5%に達するにすぎず、2010年に7%で、この10年間の平均10%超を下回るであろう。

主要経済のこうした弱含んだ予測を考慮すると、銀行やその他金融機関の損失は増大し続けるであろう。私の最新の見積もりでは米国金融機関の融資や発行した証券の損失は3.6兆ドル、その他の世界のそれは1兆ドルである。

IMFは今年初め、銀行の損失評価を1兆ドルから2.2兆ドルへ上方修正したが、米国資産で3.1兆ドル、外国の資産で0.9兆ドルと新たな試算を発表するだろう。これは私のものに非常に近い。

この線でいくと、米国や外国の銀行は事実上、支払い能力はなく政府に買い取られなければならないだろう。信用収縮はゾンビ銀行を大量の、継続する損失にもかかわらず生きながらえさせるなら、はるかに長期間続くだろう。

実体経済と金融機関のこうした予測を考えるなら、米国や世界の株式市場の最近の活況は弱気相場の活況と解釈されなければならない。ふつうエコノミストは、後に続く景気後退がなく相場が急速に下落するとき、9回の景気後退のうち12回を予測したとジョークを言うものである。

しかし、この2年間、株式市場は、0回の経済回復のうち6回を、すなわち、結局は尻すぼみに終わり新安値に至った6回の弱気市場の活況を予測してきたのである。

最近の株式市場の「デッド・キャット・バウンス」はしばらくは続くかもしれないが、三つの要因が再び方向を変えさせることになるだろう。第一に、マクロ経済指標は予測されたより悪化するであろう・・・第二に、企業や金融機関の利益は迅速には回復しない・・・デフレ圧力は企業の価格決定力を制限し、利益幅は薄いであろう・・・第三に、金融ショックは予想より悪化するだろうからだ。

ある時点で、投資家は銀行の損失が大規模で、銀行によっては支払い能力がないことに気づくだろう。・・・

確かに、この数ヶ月、多くの諸国での積極的な政策措置(大量の、非通常的な金融緩和、財政刺激策、金融企業救済、個人の住宅ローン救済・・・)が恐慌のリスクを減少させた。・・・

それでもなお、世界の景気後退は(注:楽観論の)コンセンサスが示唆するよりも長く続くであろう。・・・

2009年4月23日木曜日

うまい話

世の中にうまい話はないのだが、そういう話をもちかけて、騙す人、騙される人がいる。いつの時代もそうなのだろう。人間、欲があるのは変わらないから。だからカネを安全に増やす方法を知っておいたほうがいいか(^_^)

君のおカネを二倍にするいちばん安全な方法は、いったん折りたたんで、ポケットに入れることだ。(キン・ハバード)

使わなければいいだけ(^_^)

うまい話

世の中にうまい話はないのだが、そういう話をもちかけて、騙す人、騙される人がいる。いつの時代もそうなのだろう。人間、欲があるのは変わらないから。だからカネを安全に増やす方法を知っておいたほうがいいか(^_^)

君のおカネを二倍にするいちばん安全な方法は、いったん折りたたんで、ポケットに入れることだ。(キン・ハバード)

使わなければいいだけ(^_^)

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  • 19:42 絶て貴重すべきの理なし: tinyurl.com/cq7nxv #
  • 20:13 マネーの未来:DIY通貨: tinyurl.com/c9ahj2 #
  • 20:21 裏通り: tinyurl.com/ddzmyx #
  • 21:04 水戦争か・・・: tinyurl.com/dyw83a #
  • 23:15 楽しみ: tinyurl.com/dfgazr #
  • 23:35 09年央、世界で最も安全な銀行50:日本の銀行では、東京三菱UFJが46位で入っているだけ(^_^)。: tinyurl.com/c774x5 #
  • 23:41 仕組み金融商品に関するペーパー。少しは参考になるか。: tinyurl.com/bglab7 #
  • 09:48 抽象: bit.ly/15cXgd #
  • 09:49 分度: bit.ly/TKTYj #
  • 11:41 IMF成長率予測、日本はマイナス6.2パーセント、戦後最低。先進国で最低。 #
  • 11:49 平成20年度貿易収支は7253億円の赤字。当分輸出は回復しないだろうなあ。 #
  • 13:46 デリバティブズの一般に受け入れられた事故率の評価は20%なのか。最新の数字で200兆ドルだから、金融機関救済を続けるつもりなら40兆ドルいる勘定かな?: bit.ly/17yGvV #
  • 15:23 ☆「我々はほんとうにBISが世界通貨を発行することを望むのか」: bit.ly/Re9WS #
  • 15:43 失業ハイク・ウィークリーか・・・: bit.ly/6vqi #
  • 16:41 そのひと次第: bit.ly/AL1h5 #
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そのひと次第

そのひと次第ということかな。

人間を豊かにするのは気持ち。豊かであるのは、なにを持っているかではなくて、どのような人間なのか次第。(ヘンリー・ウォード・ビーチャー)

そのひと次第

そのひと次第ということかな。

人間を豊かにするのは気持ち。豊かであるのは、なにを持っているかではなくて、どのような人間なのか次第。(ヘンリー・ウォード・ビーチャー)

分度

二宮尊徳は分度内の生活の必要性を説いたが、同じことを言っている人は外国にもいるようだ。

収入の範囲内で生活しなさい。たとえそうするのにカネを借りなければならなくても。(ジョッシュ・ビリングス)

分度

二宮尊徳は分度内の生活の必要性を説いたが、同じことを言っている人は外国にもいるようだ。

収入の範囲内で生活しなさい。たとえそうするのにカネを借りなければならなくても。(ジョッシュ・ビリングス)

抽象

アーサー・ショーペンハウエルがこんなこと言っているそうだ。

カネは抽象のなかの人間の幸福。だから、具体的に人間の幸福を享受できない者がその心を完全にカネに捧げるのだ。


カネは重要だが、カネ自体に具体性はない。抽象のなかの幸福。それに身を捧げきってしまうと、その人自身が抽象化された生身の人間じゃあなくなるのか。カネを追い求めるための手段にされ、とても幸福とはいえない人生。

せっかくこの世に生まれたかいがないか。

抽象

アーサー・ショーペンハウエルがこんなこと言っているそうだ。

カネは抽象のなかの人間の幸福。だから、具体的に人間の幸福を享受できない者がその心を完全にカネに捧げるのだ。


カネは重要だが、カネ自体に具体性はない。抽象のなかの幸福。それに身を捧げきってしまうと、その人自身が抽象化された生身の人間じゃあなくなるのか。カネを追い求めるための手段にされ、とても幸福とはいえない人生。

せっかくこの世に生まれたかいがないか。

2009年4月22日水曜日

楽しみ

「貧乏人のほうがカネ持ちより楽しみが多いといわれる。しかしそう言い続ける人はカネ持ちだということに気づかされる」(ジャック・パール)。

まったくカネ持ちは苦労が多いということをアピールして人のねたみをかわそうとしているのか。ならばカネを手放すがよかろうが、けっしてそうはしない。貧乏人のほうがツライに決まっているのだ。

楽しみ

「貧乏人のほうがカネ持ちより楽しみが多いといわれる。しかしそう言い続ける人はカネ持ちだということに気づかされる」(ジャック・パール)。

まったくカネ持ちは苦労が多いということをアピールして人のねたみをかわそうとしているのか。ならばカネを手放すがよかろうが、けっしてそうはしない。貧乏人のほうがツライに決まっているのだ。

リアルワールド

経済学はいかに現実世界の光景を失ったか」を読む興味深かった。

そのなかの一文。

物理学者のマックス・プランクは、難し過ぎるので経済学を避けたと語った。ケインズは、プランクは数日で数理経済学のコーパスを習得したかもしれないが、いま数週間が彼には必要かもしれないとみなした。ケインズは、経済の理解には論理と直観の合成物、それにその大部分が正確でない事実に関する該博な知識が必要とされると説明し続けた。「必要とされることは、高い精度で知られている比較的単純な事実の含意と前提条件を、その最も先まで想像し探究する力からなる天賦の才をもつ者たちにとって圧倒的に難しい。」このことで、他の多くと同様、ケインズは正しかった。

経済学に興味を持たなくてよかった(;。;)(^_^)

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  • 21:04 クルーグマン、オバマの嫌われ者: tinyurl.com/c88qpe #
  • 23:06 不良化した貸付や証券化資産に関連した世界中での損失は不況と金融危機が金融機関にいっそうの損害を強いるので2010年末までに4.1兆ドルに達するかもしれないとIMF。:tinyurl.com/d53cxs #
  • 23:29 まだまだ金融危機は過去のものではない。信用マーケットのセンチメントは銀行に対する懸念で悪い。クレジットスプレッドが拡大と: tinyurl.com/d22f9k #
  • 23:43 米国の有権者の59%が銀行やその他金融機関の救済はよくないと(ラスムセン)。: tinyurl.com/cjng8f #
  • 12:26 米国財務省証券、主要な外国の保有者データを見る。中・日は購入は抑制気味だが、最近は日本のほうが中国より買っている。韓国は購入を増やしている。安全資産とみているな。: tinyurl.com/6rcrm #
  • 14:24 導師: tinyurl.com/c5ua28 #
  • 14:51 米政府による米銀のバランスシートの健全性検査の発表がどうなるのか、関心の的。: tinyurl.com/d5794t #
  • 15:00 ルービニの株式市場、悲観的見通し: tinyurl.com/dgnhbd #
  • 15:03 「大銀行の利益は嘘っぱち、大がかりな詐欺」: tinyurl.com/ceg7zq #
  • 16:55 IMFの国際金融安定性報告書(GFSR)サマリー日本語訳も提供されている: tinyurl.com/d28gfd #
  • 17:10 米銀の保有するデリバティブズの想定元本は200兆ドルに増加: tinyurl.com/dxnlxa #
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企業エコノミスト

企業エコノミスト

導師

人の関心はこの危機が底をうつのかどうか、それはいつで、回復はどうなるのかに移っているようにみえる。しかし、なぜそれが発生し、危機を繰り返さないためにはなにが必要かについて関心を失わないわけにはいかない。

グリーンスパンバブル、グラススティーガル法による規制の撤廃、解き放たれた金融工学の手品・・・

The Washington Postで、そうした動きに深く関与していたラリー・サマーズを「追放すべき」とのナオミ・クラインの主張をみる。

1991年にサマーズが議論していたのは経済学の主題がもはや論争のためのものではないということであった。つまりその答えは誰もが見いだしてきたと言い、「経済学の法則は工学のそれに類似している」と述べた。「一組の法則がどこでも働く」と。続けて、サマーズは三つの「化」すなわち民営化、安定化、自由化のようなその法則に酔いしれた。「莫大なスペンディング政策が経済を刺激する方法であるというアイデア」のように、数年後、彼が説明した若干の「数種のアイデア」はすでに議論にとっては「過去のもの」となった。

・・・彼は誰に対しても絶対的真理を訴えた。彼は壮観なほどに幾度も幾度も間違えた。デリバティブズを規制しないことで間違った。大恐慌時代の銀行法を廃止し、銀行を潰すには大きすぎる怪物に変えるのを手助けしたとき間違った。そしてかつてないほど複雑なトリックの商品を手助けし、金融カジノを続けさせるために納税者のドルを支出させるので、今でも間違っている。

最近の米国の世論調査では、政府の銀行やその他金融機関の救済策に59%が反対している。然りと思う。しかし政権を「コントロール」している人々がグラススティーガル法ひとつとっても復活させようとの動きすらない。投資銀行の手先と評する向きもあるが、そうかもしれないと感じてしまうほどだ。

たまたま本日、米国のマンガをみる。「企業エコノミスト」と題されたもの。そこで、登場人物たちに企業の会議室でこう語らせていた。

2010年に経済は崩壊するでしょう、そして世界は暗闇に突っ込むでしょう。

あなたがたはみんな、人食い人種によって食い物にされるでしょう、彼らはあなたがたのカラダを蜂の巣状にする疾患で順番に死んでいく者たちだ。

どうかもう二度と話さないでくれ。

私はつい最近それがわかった。

ナオミ・クラインはグリーンスパンやサマーズをブレイン・バブルと呼んでいる。彼らを「導師」とすることで、彼らのアタマのなかに巣くった疾患に感染した状態を正さないと健全な経済を取り戻せないのだろう。しかしサマーズが追放されていない一事をもってしても、懲りずにこれまでのことをこれからも繰り返すつもりなのだろうと考えざるをえない。

2009年4月21日火曜日

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  • 21:48 米国有権者の52%が政府は経済回復のためにあまりに多くのことをしすぎと回答か。前月は50%、二月央は43%。(ラスムセン): tinyurl.com/cvt858 #
  • 00:03 どこの国も経済を立て直す戦略は新たな産業、新たな仕事だよな〜: tinyurl.com/chpnzu #
  • 12:21 ブラックスワン: tinyurl.com/c4cux3 #
  • 12:32 米国の金融危機情報をみていて辟易するのが、俗にアルファベット・スープといわれる頭字語のたぐい。アクロニムやイニシャリズムがこれでもか。不案内の者の接近を妨げる。下記は、政府の金融危機対策関連語がリストされていて便利か:tinyurl.com/d6k2b9 #
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ブラックスワン

2009年4月20日月曜日

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2009年4月18日土曜日

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  • 21:40 IMFのWorld Economic Outlook、プリリリース、大恐慌との類似性に懸念しているなあ。やはり債務デフレ論。アーヴィング・フィッシャーの時代だ。: tinyurl.com/cuo6hk #
  • 23:56 米国エネルギー情報局(EIA)は、2007年の合衆国での総エネルギー消費が10京1605兆英国熱量単位(BTU)であったと報告。 米国のエネルギー消費の約85%は化石燃料、主として石炭、天然ガス、および石油の燃焼による。原子力は8.28%。再生可能エネルギーは6.72%。 #
  • 00:01 「信頼を回復するにはなんでもしなければならない」とECB。欧州経済はガタガタか・・・: tinyurl.com/deftx6 #
  • 00:22 「二つの恐慌の物語」: tinyurl.com/ce3amc #
  • 00:28 国連は経済危機が新たに飢餓状態の1億人を作り出すかもしれないと警告かあ。 #
  • 00:30 景気後退からの回復は 'Slow And Weak'とIMF。 #
  • 08:03 米国有権者の34%が地球温暖化は人間活動によると。前月は38%。前年は48%(ラスムセン) #
  • 08:07 米国成人の49%が望む仕事をみつける可能性はあると回答。一ヶ月前は45%。年初は52%だった(ラスムセン)。 #
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2009年4月16日木曜日

米経済、期待の状態

ラスムセンの調査では、4月15日、米国の成人の25%が経済は改善していると回答。これは前月の19%、年初の10%から上昇しており、経済が悪化しているとの回答は年初に67%だったものが、3月央で57%、4月15日は48%に減少した。

類似の傾向は米国人投資家の姿勢にもみえる。投資家の31%が現在経済は上向いていると回答し、悪化しているは44%。

しかし5年後、経済がより強くなっているかの長期の期待に関しては3月は64%がよくなるとしていたものが、4月は57%に落ちているそうだ。年初には62%が5年間で経済がよくなるだろうと回答していた。

やはり経済が回復していくには、長期期待の状態が重要と思う。産業に力強い投資が復活するカギだから。

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  • 21:38 不確実性: tinyurl.com/cm7ar7 #
  • 21:44 「死のトライアンフ(勝利)」か・・・: tinyurl.com/ca8rgc #
  • 21:49 「なぜウォール・ストリートは必要ないか」: tinyurl.com/d29qh2 #
  • 21:57 金融危機、もう一つの説明:ほんとうかな: tinyurl.com/d2ltqa #
  • 22:20 「経済危機、景気循環的自律回復はない」か。明日読んでみよう。: tinyurl.com/c72c3h #
  • 11:08 「米国は新たなロシアか」、たしかに金融寡頭制だ: tinyurl.com/cznwck #
  • 11:36 メディア: tinyurl.com/c3yr37 #
  • 12:16 ピークオイル論があるが、「08年はピークマネー、ピーク自動車、ピーク石油コスト、ピーク無責任」(^_^)、「2008年、資本主義の終わりの始まり」: tinyurl.com/crybyq #
  • 12:37 中国の数字: tinyurl.com/dyk4ql #
  • 13:32 多摩川エコモーション: tinyurl.com/cfugwc #
  • 13:44 「米国は健全性検査の後、がらくた銀行を見捨てるかもしれない」: tinyurl.com/cpv944 #
  • 16:28 中国、ドル依存から脱却するための銅買いあさりか。さもありなん。: tinyurl.com/cd38ju #
  • 16:59 あらためて07年7月のIMFワーキングペーパー、「無料のカネ、ただの小切手:米国サブプラモーゲージ市場における最近の発展」に目を通す: tinyurl.com/dzxyyk #
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多摩川エコモーション

東京学芸大学さんより、多摩川エコモーション報告書をお送りいただく。下記も収録していただく。深謝。

森野榮一、見山謙一郎、「もうひとつのお金の流れを知る〜地域通貨×NPOバンク」、「多摩川エコモーション、持続可能な社会づくりのための環境学習活動〜多摩川バイオリージョンにおけるエコミュージアムの展開〜」2008年度報告書、東京学芸大学、2009年3月、所収: http://tinyurl.com/cwf42k

中国の数字

The Business Insider が発表になったばかりの中国の成長率を取り上げている。

その数字がアテにならんことはみな感じているだろうが、あからさに言う人もいるんだ(^_^)と、ヘンなことに感心。

中国からやってくるどんな経済の数字も深い疑いをもって見なければならないが、公式な表明で、第一四半期、そのGDP成長率は6.1%。それが真実であったとしても、この数年でもっとも低い。明らかに、同国は大きな刺激策を必要としている。

08年10〜12月期は6.8%だった。上海証券報は同国の景気刺激策の効果が表れて今年7〜9月期は9.6%、10〜12月期は10.5%に回復と予測しているそうだが、ペキンの政治のご意向次第か。

2009年4月15日水曜日

不確実性

出先から戻り、FTのオピニオンのページを見ていたら、「不確実性が最良のシステムを混乱させる」という記事に出会う。

ちょうど昼間、話題にしていたテーマなので、興味深く読ませていただく。状況が大きくシフトダウンする可能性に気づかなくなっていた事実を考えさせてくれる。

とりわけ記事の下記の部分に目が行った。

いま資本主義は第二の危機の真っ最中である。与えられた解説は、銀行家たちが、彼らが資本主義について知っていたことがなんであれ、彼らの仕事とボーナスを維持するために、もっともっと貸すためにもっともっと借り入れねばならないことを知っていたというものである。それは目標とした利潤を達成し、株価を持ちこたえるためであると。その意味合いは危機が花開いたのは、ボーナスを抑制する企業統治の失敗と銀行が住宅価格の値崩れで傷められる水準にまで銀行資本をレバレッジするのを制止する規制の失敗からだということであった。

しかし、なにゆえ大株主は危険な水準に達するまで過大なレバレッジを止めるために動かなかったのか。なぜ立法者たちは規制する介入を求めなかったのか。答えは彼らが、ナイト(注:経済学者フランク・ナイト)の不確実性が存在することへの感覚をもたなかったことだと私は信じている。したがって彼らは住宅価格における大崩壊の可能性への感覚をもっていなかったし、銀行で活用されたリスクマネジメントのモデルの基本的な応用不可能性への感覚を持っていなかった。「リスク」はある直近の過去の価格変動性(ボラティリティ)を意味することになる。あたかもある経路を巡って振動するかのような価格のボラティリティは考慮されるが経路それ自体の不確実性は考慮されない。すなわちシフトダウンするだろうリスクを。銀行の経営者たちもまた不確実性をほとんど理解しなかった。人によっては保険を契約したが保険業者の支払い能力の不確実性を見ることはなかった。

a1m-twitter

  • 21:57 LoudTwitterが復活した。しかし不安定さを経験させられると、いまひとつ信用できんなあ。 #
  • 21:58 ローン破産: tinyurl.com/d73ror #
  • 21:59 住宅市場: tinyurl.com/dl5oy5 #
  • 09:37 米国の失業率、公式には8.1%となっているが、20%だというお話: tinyurl.com/cbwy8l #
  • 09:42 バーナンキは楽観的: tinyurl.com/ddh8q8 #
  • 10:56 「銀行が海賊のように振る舞うなら、彼らは海賊と同じように扱われるべきだ」: tinyurl.com/cayojj #
  • 16:19 最新のラスムセンの世論調査では米有権者の41パーセントが政権の最優先課題として国家債務の削減をトップに上げているなあ。 #
  • 17:20 ラスムセンの調査で新エネルギーを政権の最優先課題に上げた米有権者は11パーセントか〜 #
  • 17:31 清話会さんでの講演終わる。考えてみたい課題をいただけるし、お話させていただける機会はありがたい。 #
  • 17:36 auのezwebで自分のブログに急にアクセスできなくなった。困った。これまで出来ていたのに。理由が分からん。 #
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2009年4月14日火曜日

住宅市場

Economist.comの「金融を破壊したといってもよい仮説」を読む。

日本のバブルのときもそうであったが、土地神話は強固であった。価格が上がり続けるという仮説。いや信念かな。

米国では、銀行のようなプロまでが、不動産担保証券(MBS)を資産として保有してしまう。そんな判断をさせてしまう仮説、いや仮説を受け入れてしまう人間の問題か・・・

ウォール街を屈従させたのはただ一つの手法あるいは新種の牙をもつ資産ではなかった。かなり複雑な一組の事情だけが事にたいそう叙事詩のような支障をきたさせたのかもしれない。しかし、私が一つのことを選び出さなければならないとするなら、それは、住宅価格が上昇し続けねばならないという仮定であろう。ほとんどのひとがバブルの概念を理解していた。それはある種類の資産が(不確実性や、あるいはまさしく血気のゆえに)その基本的な価値以上に大きくなるということである。いつかは価格は下落し、しばしば突然に、鋭い仕方で真の価値を下回る。ほとんどの人々が、このほぼ10年間、私たちが住宅バブルのなかにいたことに同意する。それで主要な金融機関やより分別があるべきはずの専門家たち全員が、住宅価格が下落した場合に支払能力を喪失するポジションを取ったということは信用を覆す。

銀行にとって、住宅バブルは他のバブルと異なっていた。彼らはハイテクバブルでマネーを失ったが、それはあからさまではなかった。それは銀行が不動産担保証券を販売するだけではなく、自身の貸借対照表にそれらを保持したことの理由かもしれない。これは彼らのビジネスモデルの根本的変化であった。銀行が、巨大なバブルのなかで、ひとつの資産に賭けることによって、そのような根本的な変更をすると決めたのは驚くべきことである。

アレックス・ポラックは、金融専門家が住宅価格が下落するだろうと信じていたが、しかし、国家的レベルではまったくそうではなかったと断定する。不動産担保資産の健全性検査(注:銀行に対するストレステスト)に使用されるデータは、1970年代と80年代のテキサスやその他石油産業の諸州の経験に基づいている。それは住宅価格の下落を導いた住宅バブルの事例を提供している。問題は、大恐慌以来、住宅価格が全国的レベルでは一度も下落しなかったことである。さまざまな地域を越えた大規模で、明確な住宅価格の相関関係を含むいかなるデータも存在しなかった。これは歴史的なデータの制約である。未来を予測するには過去を使う。新たな領域に入るとき、自身の臨時の判断を持ちながら置き去りにされている。その種類の責任に関する意見よりむしろ、彼らの歴史的データに関する仮定に根拠を置くのが好ましい。

私は、誰もが住宅価格が永遠に上昇するであろうと正直に考えたと信ずるのは難しいことを理解した。問題は決定が、そうであるかのようになされたことである。おそらくそれは、全国的な住宅バブルのなかにいて、仮定を批判的にみて、そわそわしないでいる経営の誤りであった。

あるいはおそらく、真実がただ恐ろし過ぎたのである。ヘッジファンドのマネージャは、私に、2007年の初め、ベアスターンズの会議について語った。人々が住宅価格が全国的に下落していると語るパニックのなかにいながら、彼らのモデルはそれを考慮していなかった。彼らは石油産業の諸州のデータを取り上げ、詮索したが、私たちがいた分野に答えを提供しなったことがわかった。けれどもその同じ人々が何か月も彼らの帳簿に有毒の証券をパッケージして、維持し続けていた。

ローン破産

APによると、米国ではローンが返済できず破産する人が増えているようだ。

過去12か月で、およそ120万人の債務者が破産申請した、APが収集し分析した連邦裁判所記録によると、先月、13万831人が破産保護を求めた。2008年3月に比して46%増、2007年同月に比して81%増。

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2009年4月13日月曜日

紙くずの代わりに現金経済

The Cash-for-Trash Economy
Mr. Bernanke Spreads the Fire

・・・こうした隣人たち(注:ゴールドマンサックス、メリルリンチ、バンカメ、シティグループ、ワコビアのような金融機関を指す)は「紙くずと引き替えに現金」取引で、財務省証券を与えらた。そのほかの経済は来るべき100年、この債務の利子を支払うであろう。これは「債務デフレ」を引き起こすものだ。実物財やサービスに対する支出は利子と税の支払いに転用される。それで財務省は火災を消すのではなく、延焼を拡大させている・・・

tumblr

Twitterのログが保存できるみたいなんで、よくわからないがtumblrというサービスを使い始めてみた。

http://a1m.tumblr.com/

手動でログ保存090412

ちょっと手動でしてみたがばかばかしいなあ。LoudTwitterを利用しなくても記録が残る方法がないものか調べよう。


☆米国では不振の保険会社救済に76%が反対か。6:09 PM Apr 11th from TwitterFox

☆公共事業:http://tinyurl.com/cschum5:45 PM Apr 11th from TwitterFox

☆「ビッグ・テイクオーバー(乗っ取り):グローバルな経済危機はマネーに関するものではなく、権力に関するものだ。どのようにウォールストリートのインサイダーたちは革命を仕組むために救済を利用しているか」を読み始める。読み応えあり。:http://tinyurl.com/dy4k3h5:23 PM Apr 11th from TwitterFox

☆米国では銀行は差押え物件の多くを再販売していないようだ。米住宅市場はほんとうに底を打つのかな?「銀行が市場から遠ざけている差押え物件の「隠れた在庫」は既に打撃を受けている不動産部門に大損害をもたらすかもしれない」:http://tinyurl.com/cm44a5

☆米国の財政赤字は3月、本会計年度の前半に過去最高のおよそ1兆ドルを記録すると。フィガロで最初にみた:http://tinyurl.com/c53r37 そ...5:03 PM Apr 11th from TwitterFox

☆「銀行を解散させろ、幹部社員を首に。」:http://tinyurl.com/dxd26n4:56 PM Apr 11th from TwitterFox

☆「差押えを減らす」:http://tinyurl.com/crgkgu4:49 PM Apr 11th from TwitterFox

☆「多くの解説者たちがケインズに触れるか、そのカリカチュアに触れてきたが、この危機の解決策として、彼がすべての知識の源泉であるからではない。今再び関連しているように見える諸問題についてよい問いかけをしているからである。」:http://tinyurl.com/cyu95w4:47 PM Apr 11th from TwitterFox

輸出に頼れないのに頼るしかないのか。「日本の指導者たちが経済回復を生み出すのに米国の消費を当てに出来ないと理解するなら、それはよいことだ。しかし彼らが文化の輸出や消費課税を語るとき、少しも変わってないような感じがする」:http://tinyurl.com/dzwkx64:38 PM Apr 11th from TwitterFox

「財政刺激は’働く’か」:http://tinyurl.com/d6ap8r4:29 PM Apr 11th from TwitterFox

あっ、リンク先はメンバでないとみることができないようになっていた。4:25 PM Apr 11th from TwitterFox

で、公共事業一辺倒で財政刺激をはかり、効果をみなかった日本の失敗を取り上げた一月ほど前のNYTの記事をみた。http://tinyurl.com/clo7be G...4:21 PM Apr 11th from TwitterFox

15兆円の追加経済対策が報じられている。環境や住宅、雇用対策等盛りだくさんだ。これで経済社会にストックを更新しようとの動きが出てくるなら需要も出てくるかもしれない。しかし政府支出がどれくらいの効果があるのか。

流動性の罠に関して興味深い議論だ:http://tinyurl.com/d2unba10:35 PM Apr 10th from TwitterFox

「バーナンキはいかに革命を仕組んだか」:http://tinyurl.com/dgfk6j10:29 PM Apr 10th from TwitterFox

[参考]新たな世界通貨のオプションとしてSDRが忍び込む:http://tinyurl.com/clw44g10:25 PM Apr 10th from TwitterFox

[参考]金融の新世界秩序:世界通貨と世界政府へ:http://tinyurl.com/czh22610:21 PM Apr 10th from TwitterFox

犬のしっぽ

FTでウィレム・ブイターのブログ、「役立たない金融、有害な金融、有用な金融」を読む。正気の論である。金融工学の狂気からさめるときであることを教えてくれる。デリバティブズという虎を飼い馴らすときであるという言葉には心底、同意する。金融という犬のしっぽが犬本体を揺らすような現実。実体経済の災厄、有用な金融は「ローカルな知識と制度的前提条件の深い理解」に裏付けられて実体経済に投資を仲介するものであるという基本を確認させてくれる。

以下仕事の合間合間に、じぶんなりにサッと読んだものなので読み方に間違いがあるかもしれないが、ご容赦。

役立たない金融

デリバティブはその支払いがなんらかの別の金融商品や証券のパフォーマンスに依存する偶然の請求権である。例えば、米国の株式のコールオプションは現在決定している価格で将来のある日に、あるいはその日までに発行者や引き受け業者から株式を購入する(必ずしも義務ではない)権利を買い付ける権利を購入者に与える。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)はその保有者が契約で指定された基礎となる金融商品が債務不履行となる場合、発行者に見返りに収益を周期的に支払う二者の間のクレジットデリバティブ契約である。

デリバティブは形のうえでは宝くじと同じである。(単純な、あるいは複雑な)賭けや博打である。どのような金融上の請求権にも似て、どのようなデリバティブも「内部資産」であり、純供給ゼロ状態にある。なぜならデリバティブズ契約に関連した支払いは他の金融上の請求(価格や金利、債務不履行状態)の観察可能な特質の関数であり、デリバティブ契約は現存する基礎とされた不確実性を再パッケージするか追加的な「人為的」不確実性を作り出すかいずれかであるからである。もしデリバティブ契約の支払いを決定する基礎となる証券の特質におそらくは反映された基本的で、外因的な不確実性に、それ固有のノイズが加わるなら、さらに異質なな不確実性が作り出されるであろう。

デリバティブズの創造と取引がコストのかからないものなら、デリバティブズはデリバティブズ契約の発行者と保有者の間でのゼロサムの資産再配分をもたらす。コストレスのデリバティブズは市場が完全である場合は余計なものであるだろう。市場が不完全なとき、市場は我が不幸な世界のなかにあるので、デリバティブズを導入することは効率性や社会的厚生を増加させたり減少させたりのいずれかに導きうる。デリバティブズの創造や取引がたとえコストレスであったとしても、効率性や社会的厚生を引き下げうる。デリバティブズはリスク配分を改善しうるが、そうなるという保証はなにもない。私の主張は、一定の種類のデリバティブズの解き放たれた爆発がかなりの危害を加えてきたし、あらゆる種類のデリバティブズ取引を規制する必要があるというものである。

それらが基本的に基礎となる不確実性をただ反映するだけであっても宝くじを作り出すことができる方法は福利を増加させているであろうか。ふつうの議論には、世界にある「客観的な」所与の量子ないし「外因的な」不確実性、すなわち才能や技術、審美眼(外因的とみなされるすべて。ーーもちろん、ただ経済学者のみ技術や審美眼を外因的なものと扱うだろう!)が存在するところでの事例が含まれている。リスクを取引する市場は不完全であり、デリバティブズ市場を作ることは世界における客観的、あるいは外因的な不確実性を変えはしない。デリバティブズを作成し取引するのはコストレスなのである。

このような世界で、ひとは債務不履行リスクのな10年物政府債券を保有したいと望む年金基金を想像してみることができるが、市場でそれをみつけることはできない。代わりに、10年物のスリーA格付けの社債やこうした企業の債券のデフォルトリスクをカバーするCDSを保有する。CDSの引き受け手が信用できるなら、年金基金は都合のよいポートフォリオ・ミックスを実現しうるだろう。CDSの引き受け手が適切な資本構成とバランスシートをもっているなら、年金基金よりも社債のデフォルトリスクを望み、耐えることができるかもしれない。福利を増加させるためにデリバティブ契約が作り出した宝くじにとっては、こうしたまさしく、購入者が最悪ではない「自然の状態」において、デリバティブの購入者に正の通貨上の支払いを生み出さねばならないだろう。同時に、対応するデリバティブの引き受け手にとっての負の通貨上の支払いがデリバティブの引き受け手をあまりにひどく傷つけないことを確保してではあるが。

もちろん外因的な不確実性に基づき直接契約を結ぶのはより直裁であることだろう。年金基金の「基本財産」がそのほかの法人とあまり関連しておらず、両者の資産が観察され確かめうるなら、基本資産をシェアするルールは当事者双方がよくなるように指定されうるであろう。デフォルトリスクや物価や金利の動きのような内生的リスク次第で支払いを指定するような契約を探し始めることはないであろう。

デリバティブズ、保険、ギャンブル

CDSを考察しよう。購入者はCDSの引受手にプレミアムを支払う。それは宝くじチケットの価格である。あるいは馬券の価格である。契約で指定された基礎となる証券が債務不履行となる場合、CDSの引受手はCDSの保有者に指定された額の貨幣を支払う。それは宝くじの賞金であり、賭け事の賞金である。英国ではほとんどの他の諸国よりも合法的なかたちのギャンブルが存在するが、多くの通常の金融商品や証券類が正式な賭け事として「改良」されてきた。為替レートや金利、株式価格、そしていまや住宅価格指数に賭けるのは人気のある投資のかたちである。それはギャンブルからの収益に課税されないからである。政府はおそらくギャンブルからの利得と損失に課税しない。(賭博産業への付加価値税を無視すると)ギャンブルの賞金はギャンブルのソンに等しいからである。したがって税法が損失の相殺を認めるならば、(課税の累進性やその他の複雑さを無視すると)賭博からの利得と損失に課税することにはほんとんど効果はない。

デリバティブズは保険を提供するために(ありうべき損失に対する保証をプレミアムを負担して購入する)か、あるいは賭博(あり得べき利得の収益を得るためにプレミアムを支払ってその機会を手に入れる)のに利用できる。CDSは損失に対する保険か賭博の機会を提供しうる。それはCDSは基礎となる証券の保有を必要としなかったり、他の信用露出を必要となしないからである。その買い手はデフォルトの損失を被らずにすみ、じっさいにはそれから利益を得る。

保険契約を購入するとき、一般に、保険加入の当事者は保険に加入したことで事故で保険加入の利益を得ているとみなされる。このことが意味しているのは単に、事故が発生しなかった場合よりも事故が発生したことに対して保障されている場合のほうがよりよい暮らしであるということではありえないということである。保険加入の利益を構成するものを決定することは実際上、しばしば複雑であるが、原理上は簡単である。すなわち、あなたは次の場合に利益がある。a)あなたが保険をかけた不慮のできごとが将来発生したとき、そして、b)保険をかけた将来の不慮の出来事が起こらない場合、ありそうな暮らし以上に暮らし向きが良くない場合に、保険契約を実行するとき(必ずしも当てに出来ないけっこうなことだが、あなたがAIGから、納税者の支援なしに、CDSを購入する場合)。

明らかに、CDS契約は被保険の利益が現在であることを要求しない。同様に他のデリバティブズも被保険利益が現在であることを必要としない。株式を保有したり借り入れたりしもぜす株式価格の下落を希望したり期待することによって普通株を空売りすることは保険加入利益のないデリバティブ契約の事例である。

なぜ国家はデリバティブ契約を通した賭博を懸念すべきなのであろうか。

有害な金融

(1)賭博は中毒になる。

(慎重にリスクを考慮する)どのような形の賭博も同様だが、デリバティブズ市場における賭博は中毒性でありうる。このことはその活動を制限したり禁止さえしたりする規制のための議論に基づいた父親的温情主義を作りだすかもしれない。活動中のデリバティブズの引受手、購入者、トレーダーを観察してくると、賭博のスリルが彼らの活動の背後にある動機の一部であることは明らかである。貨幣の利得や損失は、もちろん、際だっているが、デリバティブズ取引のバンジージャンプやスカイダイビング、ネットのない綱渡りは決定的な役割を演じている。金融市場において女性のトレーダーやその他オペレーターよりも男性のトレーダーのほうがはるかに多いということは偶然ではない。テストステロンはトレーディングルームで過小評価されることはない。そして広範囲なポジションをとるスリルは中毒性でありうる。匿名のギャンブラーがデリバティブズの歴史特別な一章をもったとしても私は驚かされないだろう。

わたしは概して、温情主義に基づくことに反対する健全な精神の成人を保護するための議論に失望させられるが、議論のリストはそれなしでは完全ではないであろう。

(2)モラルハザードあるいはミクロレベルの内生的リスク

これは前に述べたようなおなじみの議論である。保険加入した当事者(例えばCDSの購入者)が保険契約の引受手(CDSの発行者)がそのことを知っていても引受手抜きでで保険をかけた不慮の出来事(基礎となる証券のデフォルト)が発生する可能性に影響を及ぼしうる場合、明らかな市場の失敗のケースであり、潜在的な不効率の源泉である。市場操作の非合法なかたちもありそうである。

(3)「無記名富くじ札」としてのデリバテイブ契約

ほとんどの普通の宝くじと違って、多くのデリバティブズ契約の一部として作り出された宝くじチケットは流通市場で取引される。場合によってはカウンター越しで(OTC市場)、また時には組織された市場で。こうした宝くじチケットあるいは賭け札はそれらが発行された(主要な記載市場で)後で取引されるのではなくて、ほとんどのこうしたデリバティブ契約は無記名証券である。それらの所有者は登録されておらず、所有者は匿名である。対照的に記載された普通株は私が「登録証券」と呼んできたものの例である。所有権の登録先がある。少なくとも原理上、そこは公共の領域である。明らかに株式という受益所有権を確立することは株式が登録されている司法の管轄における株式所有者登録に探せるほど単純なことではないかもしれないが、無記名証券をもってしてはその職務は希望のないものだ。

一般に、デリバティブ契約の引受手はその契約の現在の保有者がだれであるかを知ってはいない。引受手がそれを知らないなら、監督者や規制者は、あるいはマクロ的な裁量権のある監督責任を負う国家機関(典型的には中央銀行)もそれを知らない。したがってデリバティブ契約の現在の配分がシステム的に安定的なのか不安定なのか、あまりに集中化されすぎているか分散されすぎているかを決定するどのような方法も絶対的に存在しない。未決済のCDSの想定総価値がピークで60兆ドル(はい、私はいまそれが「たった」30兆ドルでその多くが定められていない仕方で「相殺」されていることを知っている)であるとき、そうして未決債の総デリバティブズが400兆ドル近くありそうなとき、私たちは宇宙的スケールの無知について語っている。

(4)過信によるリスク追求

デリバテイブズの流通市場が適切に機能する(バブルもなく、流動性発作もなく広範囲なデフォルトもない)ときでさえ、こうした流通市場は発行市場のように、リスクの最終的な配分やシェアを改善するか悪化させるかいずれかの仕方でデリバティブが表現する追加的リスクを再配分しうる。ひとたび新たなデリバティブ市場が作り出されると、その市場は現存のリスクをヘッジすることに使われるか、追加的なリスクをとるかに利用されうる。指導的なデリバテイブズ市場において、私は取り組みの双方を識別するどのような信頼しうる統計もみたことがない。私の推測では、そのほとんどの活動は、家計と金融仲介業者の間ではなく、非金融企業と金融仲介業者のあいだでのもので、主にさまざまな銀行間、あるいは影の銀行(注:証券会社あるいは投資銀行)がプレーヤーである。こうした多くの取引は自信過剰と傲慢によって駆り立てられているように見える。私はいまだ、彼や彼女が市場を打ち負かすことはできないということを信じていないトレーダーに会ったことがない。なぜならこうしたトレーダーはまとめて事実上市場なのであり、彼らは、彼らが自分たち自身を打ち負かしえないように、全体として非合理なのだから。それで、そのリスクは最後はそれにいちばん耐えうる、それに耐えそこから利益をうるのにもっとも信頼しうる彼らの間ではないところに集中することになる。

(5)過当売買

(影の銀行部門、ヘッジファンドのような機関、SIV、導管、その他投資ファンド、AIGスタイルの保険会社等々を含めて定義された)銀行部門の全体としての傲慢さは莫大な量の賭け事が内生変数の振る舞いにおかれていることを意味する。このことの第一の帰結は、デリバティブズ取引がコストレスでないのなら、希少な熟練した資源が純粋な再配分のゲームではないことに向けられるが、それどころか、こうした資源が、より多くのプレーヤーがゲームに参加するほど小さくなる社会的パイの再配分を含むゲームに向けられた。

新たなデリバティブズ市場の創造とその不適切な規制の副産物であるリスクの非効率な再配分はまた、デフォルトの範囲と厳しさを増大させることを通して実体経済に影響を与えうる。デフォルト、支払い能力不足、破産は所有権に基づく市場経済の主要な構成要素である。そこには所有権(所得と支配権の両方を含む)以上のものが含まれる。それはまた実物資源を破壊する。摩擦のない世界におけるデリバティブズ契約のゼロサム的な再配分の特質は、デフォルトと支払い能力不足が含まれるときマイナスサムの再配分となる。市場において勝者と敗者の間での基本的に非対称なゲームが存在する。もし損失がじゅうぶんに大きなものであれば、敗者の破産状態のようなものが存在する。

こうした過当売買に対するもっとも容易な解決は純粋で単純な保険にデリバティブズ取引を制限することであろう。保険を購入する当事者は保険に入る利益を示しうるべきである。CDSはただ、基礎となる証券の額にマッチングする組み合わせで売買される。理想的には、保険をかける私の「効用」からみた利益を示すことで、すなわち基礎となる証券がデフォルトするなら、かならずしも私は基礎となる証券を負ってはいないので、ある意味では暮らしがよくなるか、それともそうでないかを、示すことでCDSを購入することを私がなしうるようにすべきである。実際にはこれは乱用と操作に対して窓を開けはなつことであろう。

(6)マクロ的内生リスク

1984年のジェームズ・トビンのすばらしい論文で指定されたいくつかの方法では、金融市場は非効率である。情報裁定の効率性、基本的な価値評価の効率性、機能的効率性あるいはアロー・デュブリューの全部保険の効率性(1)でである。金融市場はしばしば記述的に非効率でさえある。市場は流動的で競争的である場合、すなわちほとんどかあるいはまったくの注意を払わずとも、また市場価格に重大な影響を与えることなしに非常に低い取引コストで大量の売買が可能である場合は技術的にも取引の点でも効率的である。我々はABSマーケットからコマーシャルペーパー、規模が大きく、失敗に屈しない技術的にも取引的にも効率的な銀行間市場まで、多くの事例を見てきた。

かなり技術的に効率的な、米国の株式市場や外為市場、国債市場のような金融市場においてさえ、トビンはしばしばことばのさほど制限されない意味での効率性からの逸脱を見た。彼は金融市場が彼が「情報裁定効率性」と呼んだもの、すなわち弱くまた少し強い意味での情報上の効率性であるが、それを持つことを受け入れた。一般的に利用しうる公開情報を基準にして系統的にあなたは取引をすることはできない。しかしインサイダー情報に基づいて有利な取引をするのは可能である。

彼が信じていなかったのは、金融市場が一貫して「基本的な価値評価の効率性」を有するということであった。すなわち金融資産の価格はその資産が資格を与える将来の支払いの合理的な期待を必ずしも反映するものではない。株式市場や長期債市場、外国為替市場を含む主要な金融市場は行きすぎた価格変動性と持続的な調整不良、つまり基本的な価値評価からの永続的に逸脱する価格によって特徴付けられる。

トビンはまた、金融市場が社会的意味での「金額に見合う価値」を提供し、「システムサービスは安くならず、莫大な活動が行われかなりのリソースがそれに充てられる」(Tobin [1984, p. 284])という考えにも異議を唱えた。トビンはこうした効率性の側面を「機能的効率性」と呼んでいる。つまるところ、金融市場のシステムは技術的、情報的裁定、基本的価値評価、機能的意味で、パレート効率的な経済全体の結果を支持することなく、トビンがアロー・デュブリューの全部保険の効率性と呼んだものを揺することがなくても効率的でありうる。その理由は世界のあらゆる意味で非効率である労働や財の市場と実際の世界の金融市場が相互関連をもっているということである。

金融市場が非効率であるとき、基本的で外生的な諸変数と内生的な諸変数の間の区別は消滅する。CDS価格は債券価格の準自動的な派生物となりうる。しっぽは犬を振ることができる。デリバティブズ契約の行使に関連した資産の再配分はマージンコール(注:追い証)や資産の時価評価法による資産や負債の再評価の引き金になりうるし、市場の機能不全やデフォルト、破産で特価販売で保有した非流動資産の清算を強いたりしうるのである。先物市場を含めてデリバティブズ市場の活動はスポーツ市場や実際の生産や消費、保管料の決定にフィードバックしうる。

放縦なデリバティブズ市場は流動的でありうるが、問題はどんな目的に対してかである。もし私が信じているように、「裸の」CDSポジション(つまり基礎となる証券にデフォルトポジションの開設を保障しないCDS)にとっていかなる経済的合理性も存在しない。したがってCDS市場の流動性はただ裸のCDSを取引したいと望む者に役立つだけである。このことは、私の考えでは、実質的な資源をa)過当販売とB)不必要な倒産を通して荒廃させるだけである。

有用な金融

私は上向きの気分で終わりたいと思う。私が信じていることは、効果的で効率的な金融仲介は繁栄にとって必要な条件であるということである。これを疑う者には、私は金融仲介のミクロ的基礎に関する二冊の本を読むことをお薦めしたい。ヘルナンド・ソトの『資本の神秘:なぜ資本主義は西欧で勝利し、どこでも失敗するのか』New York: Basic Books (2000) 。エレナ・パナリティスによる『解き放たれた繁栄:信頼のある不動産市場を作る』(Palgrave MacMillan 2007)である。あなたが時間がわずかなのであれば、エレナ・パナりティの短い著作を読んでください。どうしたら個人の所有物(非公式で不安定な所有権を通して特徴づけられている)が安全な所有権に変わるか、そうしてそこからペルーにおける世界銀行のプロジェクトを通して生産的資本になるかが書かれている。この書物が示しているのは担保になる資産(とりわけ不動産)に基づく成功した市場経済にとってローカルな知識と制度的前提条件の深い理解の重要性である。・・・

・・・(中略)

デリバテイブズを含む偶然の請求権の終わり無き過当売買は、購入者が誰かを特定できないとき、金融仲介を市場が調停する賭け屋に変えてしまう。それで賭け札は無記名の証券になり、そうしてそれ自体取引される。・・・基礎となる金融上の請求権のための市場における取引を小さく見せるほどにデリバティブ取引が拡大する。この時点で、実体経済という犬の、金融というしっぽに賭ける札がすべてを振動させる。それは価値を創造せず、それを再配分する。実質資源を費消し、実体経済を不必要なリスクにさらす仕方でである。虎を飼い馴らすべきときである。

フレデリック・ソディ

いよいよフレデリック・ソディに世間の関心が向いてきた。よろこばしい。

NYTの記事

革新的で不透明な債務証券、強欲な銀行家、リスクのある融資に熱心な貸し手、少ない規制、銀行の流動性不足、これらすべてが大恐慌以来の最大の景気失速に潜む原因として挙げられてきた。しかしいっそう鋭く、より厄介な診断はあまり考慮されなかった英国の、化学者から転身した経済学者の著作によって示唆されている。大恐慌に先立ち、またその最中に書かれた。

2009年4月12日日曜日

審決者

話をつけるの続きだけれど、カネというのは誰でもが同意する(あるいは、せざるをえない)支払いの手段だ。

支払い、つまり決済、あるいは何らかの負目をそれによって解消することとも言えるかな、そうした目的をカネほど果たすものはない。

なんでそうかといえば、とにかく決済の手段として、ひとが受け入れているからだ。

ひとがカネに独裁的な審決者の地位を与えている。そうしてカネという独裁者に跪くわけだ。カネが審決者の地位についてしまえばカネ持ちほどエラクなる。びんぼーにんに出る幕はなくなるばかりか、社会的に軽んじられることになる。

しかし、もとをたどると人がじぶんに決定を下す者を作り出している。カネなくして人生も生活も立ちゆかないように。

違う原理で人間関係を処理することがあってもいいじゃないかと時折思うが、これまたなかなか容易なものではないのも事実。

審決者

話をつけるの続きだけれど、カネというのは誰でもが同意する(あるいは、せざるをえない)支払いの手段だ。

支払い、つまり決済、あるいは何らかの負目をそれによって解消することとも言えるかな、そうした目的をカネほど果たすものはない。

なんでそうかといえば、とにかく決済の手段として、ひとが受け入れているからだ。

ひとがカネに独裁的な審決者の地位を与えている。そうしてカネという独裁者に跪くわけだ。カネが審決者の地位についてしまえばカネ持ちほどエラクなる。びんぼーにんに出る幕はなくなるばかりか、社会的に軽んじられることになる。

しかし、もとをたどると人がじぶんに決定を下す者を作り出している。カネなくして人生も生活も立ちゆかないように。

違う原理で人間関係を処理することがあってもいいじゃないかと時折思うが、これまたなかなか容易なものではないのも事実。

話をつける

カネについて忘れてならないことがあるように思う。

それは私たちの社会関係の裁定者としてカネが振る舞うということ。

社会には、取引ばかりか、いろいろの紛争がある。

しかしそれをどうやって解決する?

誰もが受け入れる解決を命ずる裁定者、つまり物事の可否を決める者、それはカネ。けっきょくカネで解決か、ということは多い。

そして納得できぬ気持ちも、つまるところカネによって収める。補償金、慰謝料などなど・・・

この意味でカネは独裁者だ。

フォン・ガブリエル・ゲットル
がこう言っていた。

貨幣のもっとも本質的な効果は、全体主義の原則のように、社会的な交換の裁定者として機能するということである。だから人はこう言うことができる。それぞれの貨幣は口止め料である。だれもがパチパチいうその危険な基調音を聴く。

まことに、人に文句を言わせなくするもの、カネ!

然り、口止め料である。

話をつける

カネについて忘れてならないことがあるように思う。

それは私たちの社会関係の裁定者としてカネが振る舞うということ。

社会には、取引ばかりか、いろいろの紛争がある。

しかしそれをどうやって解決する?

誰もが受け入れる解決を命ずる裁定者、つまり物事の可否を決める者、それはカネ。けっきょくカネで解決か、ということは多い。

そして納得できぬ気持ちも、つまるところカネによって収める。補償金、慰謝料などなど・・・

この意味でカネは独裁者だ。

フォン・ガブリエル・ゲットル
がこう言っていた。

貨幣のもっとも本質的な効果は、全体主義の原則のように、社会的な交換の裁定者として機能するということである。だから人はこう言うことができる。それぞれの貨幣は口止め料である。だれもがパチパチいうその危険な基調音を聴く。

まことに、人に文句を言わせなくするもの、カネ!

然り、口止め料である。

インフレ

米国にもいろいろ投資家向けの情報提供サービスがあるようで無料(^_^)でいただける情報は時折、目を通している。先日、MoneyMorningというところからのメールを眺めていたらQ&Aがあった。ここはどうやらゴールドを勧めたいところらしく、経済については悲観的な見方を多く書いている印象があった。それだからか、いくつかのQ&Aのなかで下記が目に付いた。

Q: 世界の中央銀行家たちは紙幣を乱発するのがここから抜け出す道であると確信しているように見えますが、あなたの考えていることは何ですか?

A: 米国政府がすでに私たちを債務に深く引きずり込み、彼らが救済するよりもはるかに多くの人々を傷つける行動をとることを公約しているのですから、私の答えはせいぜいアカデミックなものです。私の考えでは、彼らは歴史が私たちに与えた教訓を捨て去ったのです。どんな国もこれまで、そうした方法で紙幣を乱発することで短期的な根拠以外の何かのために自ら自身を救済したことはありません。彼らは価値を犠牲にして流動性を獲得しているのです。

この危機は一度たりとも流動性の不足に関するものであったことはありません。それは、あまりに緩く金融を緩和し規制があまりに少なかったから、作り出されたのです。私は、何がその途上で起こるだろうか知りませんが、結末は並はずれたインフレーションです。そしてそれは、中央銀行家がリスクをおかしているのです。いくつかの会社を救うために国の全体を危険にさらすのは私にとってかなり愚かに思えます。人々がたった今傷つけられていることは疑問の余地はありませんが、米国政府は痛みを和らげようというふりをして、より悪化させているだけです。

たしかに多くの人が一方で経済悪化でデフレの懸念、他方で通貨量の増大にインフレ懸念を心のなかにしまい込んでいると思う。ゴールドはずいぶん値が上がったときもある。

歴史好きはジョン・ローの時代に関心を寄せるかもしれない。不換紙幣が紙くずになった時代を。taz.deによれば、ローと同時代の哲学者ヴォルテールは、1720年に大銀行のスキャンダルやハイパーインフレが終焉したとき、「紙幣は遅かれ早かれ、その内在的価値、つまりゼロに戻る」といったそうだが、こんにち、貴金属貨幣の時代に戻れる時代でもない。マネーのこれからはどうなるのか・・・

暗黒の10年

暗黒の10年」。

米経済、こういう見方もあるか。

経済はいま下落のスパイラルにある。金融市場の締まり具合は消費者の借り入れやビジネスが拡大するのを厳しくしている。過度に拡大した金融機関は銀行からのマージンコールに遭いやむを得ず特価セールで資産を処分している。資産デフレは見通せる範囲で終わり無く進行中だ。住宅の価格下落はすでに30%に達し、下落傾向は加速している。これはバーナンキが避けたいと望んだ悪夢シナリオである・・・

2009年4月11日土曜日

吸血コウモリ

休日、少し目先の議論から離れて、産業文明の先まで見通したような議論を読むのもよいものだ。ドミトリィ・オルロフの「炎上する我らが21世紀への架橋」。

こんにち巨大に組み上がり、危機を迎えている私たちの債務に基づく経済社会やそれをもたらしている現行の貨幣の仕組みが、これまた曲がり角を迎えている化石燃料に基づく産業社会の頂点で、先行き変わらざるをえない予感に満ちた文章にみえる。

その一節にこうあった。

一般に、事を救済する努力が不足しているわけではない。我々は金融機関を救済する努力をしており、それは産業文明の究極の、はかないもので、債務や貨幣を将来へと継続するいかなる理由もないことを絶対的に保証されている。その債務はよくても乏しくなるであろう将来の利子所得と呼ばれるものだし、貨幣は、純然たる、集中化された、無へと着実に減少していくエネルギーへのアクセスをそれが保証する限りで唯一その価値を保持するであろう。それはあたかも医師が粘り強く植物状態で生きている四肢麻痺患者を救おうと試みるだけだと決意するか、あるいは自然保護派が絶滅危惧種一覧だけが一つの動物、すなわち吸血コウモリに場所があると決めるかするかのようである。・・・

吸血コウモリをはやく絶滅危惧種リストに入れなければならないのかもしれない・・・(^_^)

ラスムセン

米国経済、少しは良くなっているのか。

ラスムセンの調査
では、投資家の34%がよくなっている(前月8%)、悪化している44%(前月72%)。

a1m-twitter

  • 20:41 行ひて: tinyurl.com/cgpx5v #
  • 22:21 [参考]金融の新世界秩序:世界通貨と世界政府へ:tinyurl.com/czh226 #
  • 22:25 [参考]新たな世界通貨のオプションとしてSDRが忍び込む:tinyurl.com/clw44g #
  • 22:29 「バーナンキはいかに革命を仕組んだか」:tinyurl.com/dgfk6j #
  • 22:35 流動性の罠に関して興味深い議論だ:tinyurl.com/d2unba #
  • 22:49 過給:tinyurl.com/ctlmy4 #
  • 22:51 トマス・エジソン:tinyurl.com/cfcnz9 #
  • 23:37 カネ:tinyurl.com/d9rchb #
  • 14:27 23:tinyurl.com/cbv8cf #
  • 16:09 ☆じぶんのPC作業の流れのなかにブログとかTwitterとかを入れ始めてようやく活用の仕方が少しづつわかってきた感じがする。なかなかよいものだなと思うようになった。たいしたことを発信しているわけではないが、まれに目にとめてくださっている方もいるようで、ありがたい。 #
  • 16:18 15兆円の追加経済対策が報じられている。環境や住宅、雇用対策等盛りだくさんだ。これで経済社会にストックを更新しようとの動きが出てくるなら需要も出てくるかもしれない。しかし政府支出がどれくらいの効果があるのか。 #
  • 16:21 で、公共事業一辺倒で財政刺激をはかり、効果をみなかった日本の失敗を取り上げた一月ほど前のNYTの記事をみた。tinyurl.com/clo7be GDPに占める政府投資の割合やGDP比政府債務のグラフをみると、これまでの「日本の失敗」が目に付くなあ。 #
  • 16:22 tinyurl.com/clo7beの記事中に愉快な一文を見る。「「橋?役立たずだよ」と港の近くで釣りをしていた元地方公務員のマサヒロ・シマダ(70)は言い、「たぶんバンジージャンプにつかえるかも」と冗談をとばした。」 #
  • 16:25 あっ、リンク先はメンバでないとみることができないようになっていた。 #
  • 16:29 「財政刺激は'働く'か」:tinyurl.com/d6ap8r #
  • 16:38 輸出に頼れないのに頼るしかないのか。「日本の指導者たちが経済回復を生み出すのに米国の消費を当てに出来ないと理解するなら、それはよいことだ。しかし彼らが文化の輸出や消費課税を語るとき、少しも変わってないような感じがする」:tinyurl.com/dzwkx6 #
  • 16:47 ☆「多くの解説者たちがケインズに触れるか、そのカリカチュアに触れてきたが、この危機の解決策として、彼がすべての知識の源泉であるからではない。今再び関連しているように見える諸問題についてよい問いかけをしているからである。」:tinyurl.com/cyu95w #
  • 16:49 ☆「差押えを減らす」:tinyurl.com/crgkgu #
  • 16:56 ☆「銀行を解散させろ、幹部社員を首に。」:tinyurl.com/dxd26n #
  • 17:03 ☆米国の財政赤字は3月、本会計年度の前半に過去最高のおよそ1兆ドルを記録すると。フィガロで最初にみた:tinyurl.com/c53r37 そしたらグーグルも報じていた:tinyurl.com/c94v7q #
  • 17:12 ☆米国では銀行は差押え物件の多くを再販売していないようだ。米住宅市場はほんとうに底を打つのかな?「銀行が市場から遠ざけている差押え物件の「隠れた在庫」は既に打撃を受けている不動産部門に大損害をもたらすかもしれない」:tinyurl.com/cm44a5 #
  • 17:23 ☆「ビッグ・テイクオーバー(乗っ取り):グローバルな経済危機はマネーに関するものではなく、権力に関するものだ。どのようにウォールストリートのインサイダーたちは革命を仕組むために救済を利用しているか」を読み始める。読み応えあり。:tinyurl.com/dy4k3h #
  • 17:45 ☆公共事業:tinyurl.com/cschum #
  • 18:09 ☆米国では不振の保険会社救済に76%が反対か。 #
  • 18:14 Facebookに登録してみたが、さして友人がいるわけでなし。どう活用できるのか。Twitterで十分かな。 #
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公共事業

「「橋?役立たずだよ」と港の近くで釣りをしていた元地方公務員のマサヒロ・シマダ(70)は言い、「たぶんバンジージャンプにつかえるかも」と冗談をとばした。」

公共事業

「「橋?役立たずだよ」と港の近くで釣りをしていた元地方公務員のマサヒロ・シマダ(70)は言い、「たぶんバンジージャンプにつかえるかも」と冗談をとばした。」

23

米国では08年に25の銀行が潰れたそうだが、今年はもう破綻した銀行は23にもなるそうだ。米国の経済状況はCNNMoneyがこういっているような状況なのだろうな。

失業の増加は、多くの消費者が支出を維持し続けるのを困難にしてきたし、デフォルト率を高めてきた。 その結果、銀行が現金が欠乏した顧客に貸すことを躊躇してきたので、融資は非常にきつくなっている。
また、銀行も住宅価格の急速な下落から発生した帳簿価格の切り下げの増加で用心深い。・・・政府がとった経済に流動性を注入するための行動にもかかわらず、多くの銀行は貸し出しに慎重な状態である。

2009年4月10日金曜日

カネ

「人間は偽金を作る。 ずっと多くの場合、カネが偽人間を作る。」(シドニー・J・ハリス)

カネ

「人間は偽金を作る。 ずっと多くの場合、カネが偽人間を作る。」(シドニー・J・ハリス)

トマス・エジソン

Web of Debtのサイトで、「甦るリンカーンの通貨政策」を読む。

南北戦争中に政府がドル札(グリーンバック)を直接印刷して(政府紙幣を発行して)戦費の調達をした頃の話である。

この議論のなかで、政府紙幣論者であったトマス・エジソンのことばが引用されているので、ちょっとご紹介。

政府が発行する通貨あるいはクレジットに対して提起される何時に変わらぬ異論はそれが危険なハイパーインフレを引き起こすだろうというものだ。しかし、・・・ 価格インフレは貨幣供給が増大するが商品の供給がそうではないとき、あるいは、印刷されたマネーが対外債務の支払いに使用されたラテンアメリカのように、投機家が大量の通貨の空売りで価値を下落させるときのいずれかで発生する。新規の貨幣が新たな実物財やサービスの生産に使用されるときは価格インフレは起こらない。米国の南北戦争の期間、物価は上昇したが、それはグリーンバックそれ自身のせいというよりも、戦時に共通する財の欠乏のためであった。戦争は消費財よりも武器を生産するものだ。

今日、何兆ドルもが救済や経済刺激プランに使われている状況で、リンカーンの解決に対する別の異論は「米国政府がすでに自らの貨幣を、それもたくさん、印刷している」ということのようだ。しかしこれは、誤解である。政府が印刷しているのは債券である。政府の借用証書あるいは債務なのである。もし政府がドルを印刷する民間が保有する中央銀行からドルを借り入れるのではなしに、ドルを印刷するなら、アンクルサム(注:米国のこと)は首に11兆ドルの臼石を引っかけてなどいないだろう。トマス・エジソンは明敏にこうみていた。

「我々の国家がドル債券を発行しうるのなら、ドル紙幣を発行しうる。債券をよくする要素はまた、紙幣をよくする。債券と紙幣の違いは債券ブローカーに債券の額に加えてその20%を集めさせるが、通貨は直接役立つ仕方で貢献する者以外の誰にも支払わないということである。

我々の国家が債券で3000万ドル発行できて、通貨で3000万ドル発行できないというのはばかげている。両者とも支払い約束である。一つは高利貸しを肥え太らせ、もう一つは国民を助けるのである。」

a1m-twitter

  • 20:56 これまでとは違う:tinyurl.com/cxlzfn #
  • 20:59 BBC、量的緩和解説:tinyurl.com/c8tob5 #
  • 21:34 グリーンバック:tinyurl.com/c5p5ax #
  • 22:02 米国BEA、2月の貿易収支発表、輸出1268億ドル、輸入1527億ドル、赤字は260億ドルで1月の362億ドルから減少:tinyurl.com/yq8ubl #
  • 00:05 米銀、どうなる。:tinyurl.com/cgcxmr #
  • 00:17 53%か。米国成人で社会主義より資本主義がよいと信じているのは。もはやどちらがよいかという選択ではないと思うが。(^_^):tinyurl.com/d78yo4 #
  • 00:26 ストレス・テスト:tinyurl.com/cfya8b #
  • 10:23 世界の労働力の半数以上、およそ20億人が労働契約もなしに低賃金で、手当も仕事の保障もなく働いている(OECD)そうだ。 #
  • 11:10 ローカル・カレンシーの何がローカルか?:tinyurl.com/c7whe7 #
  • 11:17 wija( tinyurl.com/gz8q8 )のプレゼンスがtwitterに反映されるとありがたい。 #
  • 11:29 米国はやはり空売り規制復活だろうなあ。あぶない銀行の株が狙われる。投資家の利益とはなにかを考えさせられる。 #
  • 11:37 ドイツもいよいよSoffin(金融市場安定化基金)を使ってバッドバンク創設だな〜:tinyurl.com/dxnsaf #
  • 11:48 米国の3月、新規失業者数は66万3000人。失業率は8.5%に悪化。景気後退入りしてからすでに510万人が失業。これからもっと悪化するだろう。 #
  • 11:57 ルービニによれば米銀は支払い不能状態だそうだが、ストレステストには金融19社が合格したとのことで、これから追加資本が必要な銀行が特定されるのだろうが、どんな内容が公表されるのか。業務が遂行できないと判断された銀行が明らかになれば、それはそれでまたたいへんだ。 #
  • 13:48 ルモンド、我が国経済につき「しばらくの間は楽観はできない。世界第二位の経済にとっての惨めな機能停止」と。:tinyurl.com/cmx8kr このグラフは改めて尋常ではないなあ:tinyurl.com/dgkdyq #
  • 15:32 gmailのTwitterGadgetを入れる。tinyurl.com/6yttc2 これは便利そう #
  • 17:04 米銀のストレステスト(健全性検査)の結果は公表されないようだ。:tinyurl.com/cnhb3n #
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過給

クルーグマンのブログから:「ほんの僅かの人間がこの過給された金融システムが悪い結末を迎えるかもしれないと警告した。おそらく最も注目される凶事の予言者はシカゴ大学の・・・ラグーラム・ラヤン(Raghuram Rajan)で、2005年の会議で金融の急速な拡大が「壊滅的なメルトダウン」のリスクを増大させたと議論した。しかし他の参加者は・・・ラヤンの懸念を嘲笑した。そしてメルトダウンが来た。」

米銀、どうなる。

銀行にとって次はなにか」を読む。

米銀のCDSが拡大している。危ないと見ての投機が行われているのだろう。

最新の巨大銀行のCDSデータは投機的な動きが進行中であることを示している。システムが安定しているので、一つの大銀行が潰れるか、あるいは債権者に多大の損失伴う方法で救済されるかがよりもっともらしくなる。このことはその他の銀行へのいっそうの投機的攻撃の引き金になるだろう。・・・

政府自身の政策はこうした攻撃を容易にしてきた。なぜなら連銀と財務省は信用条件を緩和する方向に動いてきたので、巨大ヘッジファンドが・・・大がかりなショートポジションをとるのをより容易にしている。・・・

最新のCDSデータを見せられるとなるほどと思う。

空売り規制しかないのかな。

2009年4月9日木曜日

グリーンバック

グリーンバック・ドル(国家紙幣)に戻れという議論。

一部抜粋。

「誰もがめいっぱい借りて」いる。そうして銀行システムは崩壊した。我々は我らが祖先が戦い、死したシステムを試みる時だ。実質的で、債務から自由で、公的に発行される米国の貨幣だ。この方針はインフレを重くしないばかりか、実際には軽減し除去するであろう。インフレは「供給(財やサービス)を超える「需要(貨幣)」の増加の結果だ。今日のインフレは債務に支払うための借り入れによって引き起こされる。すなわち、銀行によって作り出された貨幣は財やサービスを生産するよりもむしろ利子の支払いに充てられる。もし政府が貨幣を発行し、(道路や橋梁、持続可能なエネルギー開発、ヘルスケアなどのような)実物財とサービスへの支払いにそれを使用するなら、需給はバランスしているであろうし、インフレは起きないだろう。「連邦」準備銀行は実際は民間が所有する企業であり、そこが貨幣を発行し、政府に貸し付けている。真の連邦の中央銀行なら、債務から自由な米国紙幣として、あるいは「国家債務」として直接に資金を財務省に発行したであろうに。このことは1930年代や40年代のオーストラリアやニュージーランドでは成功裏になされた。国家が所有する中央銀行は公的プロジェクトに資金融通し、人々を仕事に就かせた。その他の世界の国々が銀行が創造した貨幣の世界的不足によってもたらされた恐慌と戦っていた時のことだ。今日、我々は同じ種類の銀行が作り出した信用危機に直面しているが、同じような仕方で解決されうるのだ。

これまでとは違う

FTでロジャー・アルトマンの「これが正常な景気循環の回復ではないであろう理由」を読む。

家計部門も銀行部門も損失を抱え、あまりにもバランスシートを傷めている。そしてまた公的部門も債務を積み上げている。家計は消費の余力なく貯蓄に励まざるをえない。銀行は貸し出しができない。政府の銀行支援策もざるに水を注ぐがごとくカネは消えてゆき、政府のバランスシートも悪化する。

そうした状況をみれば、債務デフレがかなりの期間続かざるをえないのではないかというのはごく自然な感じ方ではないのかと思える。

そんな感じを持っているところに、上記の議論はわかりやすい説明を与えてくださっているように感じられた。

このような議論である。

この景気後退の希なる性格は米国の正常な景気循環を排除する。代わりに我々は、日本やメキシコのような米国の需要に依存する国家のごとく、緩慢で苦しい登頂に身をゆだねている。米国の政策に含まれるものには、第二ラウンドの刺激策がありそうであり、それにはいっそう多くの銀行システムへの連邦資金、ヘルスケアやエネルギー改革のようなオバマ大統領にとっての主要なイニシアティブを遅らせる驚くほどの財政赤字が含まれる。

通例ならざるのは、これがバランスシートで駆り立てられた景気後退であり、家計と銀行双方の打撃を受けた金融状況が中心にあることである。こうした弱点はかれこれ3年の間、正常以下の個人支出や融資を強いている。

対照的に、ほとんどの戦後の景気後退は異なった系列のものである。上昇するインフレ圧力があり、これに対抗する金融引き締め、そうして高金利に対応したスローダウンである。これは1980年から81年の急激なスローダウンのパターンであった。

ここで起こったのはそうではない。代わりに我々は住宅や信用市場の崩壊を見たのであり、それは家計や銀行に莫大な損失を生み出した。その結果は自由に裁量できる消費者支出の急落であり、貸出の停止であった。回復が遅れるだろう理由を探すために、打撃を受けたバランスシートを見ることができる。家計にとって、2007年央にピークとなった純資産は64兆4000億ドルであったが、2008年末には51兆5000億ドルにまで下落した。20%の急速な低下である。平均的な家計所得5万ドルにとって、2000年以来、実質的な下落、純資産における20%の落ち込みは大きい。とりわけ2008年には家計の債務は所得の130%に達していたのである。

こうした所得を上回る米国人の支出から生まれた債務はポジティブな資産効果を反映している。家計は、所得への圧力にもかかわらず、家屋や金融資産の価値が上昇していたので、より裕福になったと感じていた。いまその資産効果は逆になり報復している。危機と失業は数年ぶりに家計が驚いて貯蓄率を上げるようにしている。それは所得の1〜2%で滞ってきたが、5%近くまで上がったのである。所得は減少しているから、支出に使える額の削減だけが高い貯蓄を生む。このことはなぜ個人消費支出が2008年末に下落したかを説明している。

しかし、消費支出は過去10年、米国のGDPの70%近くあったし、我々の経済を支配していた。だが家計のバランスシートはすぐには立て直せない。住宅の値段は2010年央まで下落を続けるだろうし、株式市場にとってはいまだ、どのような前例もない、ピークから45%の下落であるし、ちょうど二年間でこうした損失が発生したのである。それゆえ、2010年か2011年に消費部門で完全な、急速な回復があると期待するのは不合理である。このことはただ、引き延ばされた弱々しい回復を強いるのみである。

第二の主要部門は金融部門である。IMFによれば、西欧の金融機関、ほとんど米国のそれだが、危機が始まって以来、米国に淵源をもつ資産での損失が1兆ドルにもなる。IMFの見積もりでは未実現の損失が別に1兆ドルに上るかもしれないとのことである。居住用また商業用不動産の着実な下落によって、それは表に現れる。このことが銀行部門が新規融資をしえない理由である。こうした損失は銀行の資本に食い込んでいっており、資産を積み上げるその能力を低下させている。問題資産救済プログラム(Troubled Asset Relief Program)からの資金は資本を増加させているのではなく、喪失した資本の代わりになっているだけである。これはいつ終わるのだろうか。有毒資産の主な種類はいまだ価値を失っており、答えは、すぐに、ではない。正常な景気循環的な回復を支えるのに必要とされる規模の貸付は具体化しないであろう。

回復に対する第三の制約は連邦政府のバランスシートに関わるかもしれない。財政上の、また通貨のエンジンは現在、全開状態である。しかし、2年以内に財政赤字とインフレに対する懸念が甦るかもしれない。連邦準備制度理事会は金利を引き上げざるをえなくなり、議会は赤字削減のステップを踏むかもしれない。こうした行動は、定義上経済を収縮させるものだが、完全な回復がそれを確かめられる前に起こりうる。こうした理由で、連邦政府のバランスシートも完全な回復を制約していくだろう。

こうした弱気の見通しからは、2010年に、需要を刺激するために、第二の支出による注入や減税が強いられることになりそうである。一般市民の反対にもかかわらず、実質的にいっそう多くの連邦政府の資金が銀行のために必要とされるだろう。赤字の見通しは、おそらく10年以上にわたり毎年、1兆ドルに悪化するだろう。これはオバマ氏の投資計画を遅らせざるをえなくするだろう。こうした投資が必要とされているので、このことは恥ずべきだが、しかしこのバランスシート不況は深まるばかりだろう。

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  • 19:48 永常幻視行3:tinyurl.com/cdlq3u #
  • 20:02 米国の失業率、09年末までに10%を上回るかもしれない・・・のか。:tinyurl.com/cm3j4d #
  • 21:37 「リーマンの崩壊で金融危機が爆発した08年9月世界全体の金融資産の額(それは債務を意味するが)は160兆ドルであった。世界のGDPの三倍半。金融システムは利用できるカネをつぎ込んでも救済しえない。」:tinyurl.com/ccypey #
  • 22:24 USA TODAYの記事「コミュニティはキャッシュの流通を維持するために自ら自身の通貨を印刷する」を読む:tinyurl.com/d36wah #
  • 22:37 V字回復を予想する向きはやはり期待はずれになるだろう。今回の危機が世界的であるということは、実質為替レートを低下させ、輸出ブームを作り出して外国の需要頼みで経済を回復させることができないことを意味しているだろうとの指摘はグッド:tinyurl.com/d8kbrq #
  • 00:14 米国、国家債務の解説:tinyurl.com/cmum8b #
  • 00:48 リンク:tinyurl.com/avsujj #
  • 08:37 ブイター、「若芽は世界経済の崩壊の瓦礫から生える雑草であある」:tinyurl.com/d3mhqo #
  • 15:13 マーチン・ウォルフ、「いまG20が終わってG2が議論しなければならないこと」:tinyurl.com/cprdws #
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反転するグローバル化

反転するグローバル化」を読む。こんな主張が。

世界各国が苦しむ後遺症(注:金融危機のそれ)はかつて初めて、グローバルである。それが、ゴードン・ブラウンがくり返し指摘したように、国ごとに実行される財政刺激策が有効にならない理由である。世界経済の疑いのない勝利者であると一度は考えられた中国でさえ、突然に成長のつまずきを見、・・・輸出は抑制された。1930年代と違って、いかなる国家も免疫がなく、我々皆が共にそのなかにいる。我々はグローバルな世界に生きており、地球規模の解決だけが必要とされる。したがって好むと好まざるとにかかわらず、グローバルなガバナンスが不足していると国民的な後遺症の同時的な解決をなしえない。長らく世界経済は利害の不一致で満ちており、企業と租税負担を回避する富裕者の力がつきまとい、伝統的な国家的ガバナンスでは我々の問題の解決を望むことができない。

たしかにかつて、環境問題が宇宙船地球号を人々に意識させたように、グローバル化した金融の危機は、同様に私たちが同じ船に乗り合わせていることを強く意識させたのだろう。しかし必要とされる国際協調によって危機が解決されることはないだろうとも思う。これまでも、これからも、世界は利害の対立と不一致で充ち満ちているだろうし、利自利他の一致の精神が意識に持ち来されることはないだろう。

スマートグリッド

スマート(賢い)グリッドの暗部は、配電網をIT化しインテリジェント化するということが、そこが情報戦争の舞台にもなるということか。すでに中ロのエネルギーシステムの混乱を狙ったアタックがあるのか。ロイターの配信は見逃していた。

環境系の議論ではなかなか気づけない点かもしれない。

2009年4月8日水曜日

a1m-twitter

  • 21:07 ケインズーー称賛と軽蔑と。Handelsblattのシリーズ:tinyurl.com/dghuys #
  • 21:14 バーナンキの金融救済プランー増大する米国デフォルトの見通し:tinyurl.com/cah3la #
  • 23:13 ハイリスク、高利回りの債券を発行した米国企業のおよそ53%が次の5年間の間にデフォルトとなるだろう。:tinyurl.com/c83ahn #
  • 23:25 08年Q4のユーロゾーンのGDPの落ち込みもかなりなものだったな:tinyurl.com/d7dvnz #
  • 08:29 「資本主義はけっして失敗しないだろう、それを救済するために社会主義がいつもそこにあるからだ。」( ラルフ・ネーダー):(^_^) #
  • 11:10 損失の規模:tinyurl.com/d7ecl6 #
  • 11:10 格差:tinyurl.com/dc8y9u #
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格差

私たちは一億総中流社会が崩壊し、格差のひどい社会に生きている。

格差は所得と富についていえるが、所得とは給料や賃金のように、稼ぎで入って来るもの、富とは資産と言い換えてもよいだろうから、ため込んで蓄積したものとカンタンに考えておけばよいかな。

下記は、格差社会は病んだ社会であるという一文。

第三世界の社会のように、所得と富の深刻な分割を永続化することで特徴付けられる社会は公益のことを少ししか気にかけない病んだ社会です。・・・米国がこうした方向から次第に離れ、貧困を終わらせ、所得を再配分することは国民的課題の最上位になければなりません。(チャールズ・ダーバー、『企業国家』、203頁)

格差

私たちは一億総中流社会が崩壊し、格差のひどい社会に生きている。

格差は所得と富についていえるが、所得とは給料や賃金のように、稼ぎで入って来るもの、富とは資産と言い換えてもよいだろうから、ため込んで蓄積したものとカンタンに考えておけばよいかな。

下記は、格差社会は病んだ社会であるという一文。

第三世界の社会のように、所得と富の深刻な分割を永続化することで特徴付けられる社会は公益のことを少ししか気にかけない病んだ社会です。・・・米国がこうした方向から次第に離れ、貧困を終わらせ、所得を再配分することは国民的課題の最上位になければなりません。(チャールズ・ダーバー、『企業国家』、203頁)

損失の規模

バーナンキの金融救済プラン:貧困へ滑りゆく経路」を読んでいたら、ヘンリー・C・K・リュー氏のアジアタイムスの論考からの引用があった。

今般の金融・経済危機で失われたバリューを確認するにはよい一文である。米国がとる施策が経済の規模収縮に比していかに非力なものたらざるをえないか、一目にしてわかるというもの。

全世界で、ドル建ての金融システムは2009年2月までに株式市場の価値の40〜60%の下落をみてきた。・・・2007年10月には、世界中で株式公開企業の総市場価値は62.6兆ドルであった。2008年12月31日までに、その価値はその約半分の31.7兆ドルに下落した。失われた富のギャップ、30.9兆ドルはほぼ米国や西欧、日本の年間GDPを合わせたものだ。・・・家計の純資産は2007年の第二四半期に64.36兆ドルの記録的高さを示したが、2008年第四四半期には51.48兆ドルに下落、12.88兆ドルの損失である。

現在の金融危機で失われた富を回復するためには、財務省はおよそ30兆ドルの有毒資産を貨幣化しなければならないだろう。それはガイトナーの財務省がいま熟慮している額のほぼ十倍であり、現在の米国の年間GDPの二倍の規模である。これに加えて、コモディティ価格の崩壊での損失が約10兆ドル、それと別に不動産価格で10兆ドルの損失がある。我々は50兆ドルの富の損失を受けたのである。(Obama’s Politics of Change and US Policy on China, asia Times, Henry Liu)

2009年4月7日火曜日

数字

truthdig(「真理の探究」ぐらいの意味なのかな)のサイトで、「抵抗するか奴隷になるか」という記事を読んでいたら、下記の主張に遭遇する。

米国では失業率ばかりか、インフレもけっこう、進んでいるのかとも思わせるが、まあ公式の数字を信じるほかないか。

インフレを計測するために政府が使用する消費者物価指数は無意味である。公式のインフレの数値を低く維持するために政府はインフレで価格が大きく上昇しないものを調べようとして、いったん測定した基礎的商品を代用してきた。
この巧妙な手口は生活費の上昇を人為的に低い消費者物価指数に結びつけてきた。
ニューヨークタイムズの消費者レポーター、W.P.ダンリービーは、彼女の食料品が1か月当たり587ドルかかり、一年前の400ドルから上昇しているという。これは40パーセントの増加である。カリフォルニアのエコノミストのジョン・ウィリアムスは、Shadow Statisticsと呼ばれる組織を運営しているが、米国政府がまだ1970年代に適用されたCPI測定を使用しているなら、インフレーションは10パーセントであると主張している。

a1m-twitter

  • 20:24 淡海ネットワークセンターさんより「おうみネット」68号をお送りいただく:深謝:tinyurl.com/dgdmkt #
  • 23:30 バーナンキの紙吹雪:「1913年の1ドルの購買力は今日、4セントである!バーナンキの紙吹雪は5年でどれくらいになるだろうか。」:tinyurl.com/d2mpro #
  • 23:51 大地の友(les Amis de la Terre)、国際炭素税を、と。tinyurl.com/c75fy9 #
  • 00:10 「連銀が住宅ブームを引き起こした証拠」:mises.org/story/3252 #
  • 00:15 資本家システムのピラミッド:www.deweles.de/files/apokalypse.pdf #
  • 11:59 '詐欺'で駆り立てられる米国の崩壊。ガイトナーは銀行の破産状態を隠す:tinyurl.com/ce799u #
  • 13:42 銀行と保険会社が持つ有毒債務は、4兆ドルと、国際通貨基金(IMF)の新たな予測が示す。tinyurl.com/csqxjk #
  • 16:54 危機に際して:tinyurl.com/chb7j7 #
  • 17:57 詐欺:tinyurl.com/dmjzbm #
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詐欺

'詐欺'で駆り立てられる米国の崩壊。ガイトナーは銀行の破産状態を隠す:http://tinyurl.com/ce799u を読んでいて、ウィリアム・K・ブラックのインタビュービデオに行き着いた。

これ↓

http://tinyurl.com/clrjao

あれこれ今回の米国発の金融危機については議論があるが、なんでそうなったのか、かんたんに原因を挙げてくださっている。

詐欺。

はなから不良債権を作るつもりで、それでも成績を上げれば高額ボーナスをえられてカネ儲けができる。

まるで後のことは知ったことかという金融業者の「忍者ローン」(所得も職業も資産状況も確かめもせず貸し込む)の実際がわかる。

行き詰まるのは承知のうえだが、証券化して売ってしまってまた儲ける・・・

なんともモラル地に落ちている実態ではあるが、それが世界中のふつうの人間に苦難と災厄をもたらすことになっているのだからたまらない。

下記にもあるが、人間、信用してしまったり詐欺にあっているときは人の忠言を聞く耳をもたないものだ。気をつけたい・・・

・・・下記に、インタビュー、一部引用

ビル・モイヤー: 私はここ、ニューヨークでの会議で私たちが直面しているこの危機に関する発言を聞いて、あなたの率直さに引きつけられました。この経済、および金融危機が詐欺で追い立てられる、と。詐欺をあなたはどう定義しますか?

ウィリアム・K・ブラック: 詐欺はごまかしです。そして詐欺の本質は「私はあなたのなかに信用を作り出して、そうしてその信用を裏切り、あなたが私になにかの価値を与えるようにする」ということです。結果として、信頼に対する効果的な辛辣さがないのは、詐欺、とりわけトップ・エリートによる詐欺にも存在しないことと同じです。そしてそれは私たちが持っているものです。

ビル・モイヤー:あなたの著書では、あなたは、担当している人々による計算された不正直が、もちろん貯蓄貸付組合を含むほとんどの大きい企業倒産とスキャンダルの中心であると明言していますが、それは本当ですか? あなたはここで言っていること、それはこの詐欺が始まったのが、会議室や最高経営責任者のオフィスであったということですか?

ウィリアム・K・ブラック: もちろんです。

ビル・モイヤー: 彼らはどのようにそれをしたのですか? その意味はなんですか?

ウィリアム・K・ブラック: えっと、あなたがそれをする方法は本当に不良債権を作ることです。儲けが多いからです。そうすると、あなたは極めて速く伸びていきます。言い換えれば、Ponziのような方式(注:ネズミ講)です。 そして、あなたがする3番目のことは、私たちが、それをレバレッジ(てこ)の作用と呼ぶことです。それはただ、たくさんのお金を借りることを意味しています、そして、この組み合わせが、初期の段階では、記録的な利益を保証される状況を作り出すのです。それで、あなたは現代の経営者報酬が生み出したボーナスを通してリッチになります。それはまた先行きには避ける事が出来ない災難があることでもあります。