2010年10月24日日曜日

Debt Crisis Will Hit Japan Next, Then US: Historian - CNBC

このニール・ファーグソンの指摘も当然というべきだな。

「こうした流動性はすべて(注:量的緩和の拡大を指す)あるべきと想定されている場所でもなく、魔法のようにミシガン州の米国人労働者に職を作り出すものにもならない。地球の反対側で予期しない多くの結果を伴い、コモディティ価格を上昇させることになる。」

Debt Crisis Will Hit Japan Next, Then US: Historian - CNBC

2010年10月17日日曜日

The dawn of daredevil central bankers The Fed - MarketWatch

Fedの視界にはゲゼルタックスまで入ってきているようだな。

Other ideas that were mentioned include the possibility of taxing bank reserves or even paper currency; having the Fed target the yield on the 10-year note; or having the Treasury Department issue only bills and no bonds.

The dawn of daredevil central bankers The Fed - MarketWatch

2010年10月6日水曜日

カネはその役目を果たすかな?

「中央銀行がこれまで経済にポンプで注入してきたマネーは銀行の金庫で座り込んでいた、緩和的な金融政策にもかかわらず、銀行融資は停滞していた。あるいは、新たな有望企業家、また他の、よりダイナミックで、創造的な借り手を識別するには未熟で満足な準備ができていない融資担当者によって立派ではあるが時代遅れの企業に貸し出されるかであった。」

カネはその役目を果たすかな?

News Analysis - Japan Cuts Rates to Zero, But Critics Are Wary - NYTimes.com

2010年10月3日日曜日

A Perspective on the Future of U.S. Monetary Policy - Federal Reserve Bank of Chicago

「現代の流動性の罠の経済理論は、ゼロ・バウンドにおける最適な政策対応が、独創的な政策手段を使うことによって、ほぼ確実に実質金利を低下させることであることを示している。また、そのような政策的刺激がないとき、高いリスク回避を生む要素が意義有る回復を抑え込み、失業を高く保って、ディスインフレ圧力を強化するかもしれないことも示している。そのような政策刺激がないとき明らかに望ましくない均衡が示される。」

とにかくどのようなツールを使って流動性の罠に対処するかだ。

A Perspective on the Future of U.S. Monetary Policy - Federal Reserve Bank of Chicago

2010年10月1日金曜日

奨励金付きの輸出

クルーグマンのコラムを読む。
たしかに奨励金付きの輸出は他国の雇用を傷つけるなあ。

「しかしながら、状況は新興国経済においては全く異なっている。これらの経済は経済の嵐を乗り切った。そして、デフレよりむしろインフレと戦っている。そうして豊富な投資機会を提供している。当然、より裕福な、しかし、不景気な国から資本はそれらに向かって流れている。新興国家は、世界経済を不振から引き出すのに重要な役割を果たせるし、果たすべきである。

しかし、これらの新興国経済で最大の中国は、こうした自然のプロセスが進展するのを許容していない。外国の投資の制限は中国への民間資金の流れを制限する。同時に中国政府は通貨、人民元の価値を多量の外貨を買うことによって、人為的に低く維持している。事実上、輸出に助成金を支給している。そして、この奨励金付きの輸出は他の国々における雇用を傷つけている。

中国の当局は信じがたく、かつむやみやたらに無節操な議論でこの政策を擁護している。・・・」
Op-Ed Columnist - Taking On China - NYTimes.com

2010年9月30日木曜日

ドル購入のロンダリング

「日本にとってあきらかに破壊的である、中国の円の購入はドルの購入をロンダリングするのに等しい(中国は円を買い、日本は円を低く戻すためにより多くのドルを買わなければならない)。」

たしかにそうだな。

House Fires Shot Across China’s Bow « naked capitalism

"石をパンに変える"

ちょっとおもしろかった。
Who's the currency manipulator?
By Hossein Askari and Noureddine Krichene

http://www.atimes.com/atimes/Global_Economy/LI29Dj03.html

「バーナンキはカネをヘリコプターで撒くのが経済成長の道であるとの金融マジックに宗教的にへばりついている。ケインズはそのような魔術を”石をパンに変える”と言った。バーナンキは彼の政策が2007年から2008年に裏目に出た理由を認めないであろう。彼はこのような先例のない金融拡張的な政策と住宅バブルやコモディティ・バブル、金融崩壊とのいかなる関連も単に否定するだけである。彼は連銀の研究者たちが低金利と住宅価格の間にはなんらの関連もないという証拠を見つけたと主張している。この3年の経済的苦境にもかかわらず、彼はゴールドが1300ドルに達し、ドルが下落しても平気なようにみえる。」

2010年9月27日月曜日

ソブリン・デフォルトのリスク

ウィレム・ブイターがソブリン・デフォルトのリスクが存在し続ける理由として挙げる現実はたしかにあるなあ。増税のし難さや緊縮策の取りづらさ、課税回避、国民の同意の得がたさは事実の問題として政策当局者の前にある。

「財政赤字をこれまで以上に抑制しにくいのでどのような政府借入もデフォルトのリスクから安全ではない。それは主に三つの理由からである。

ほとんどの先進国経済で、公共支出の需要は課税より速く伸びてきた。公債を積み上げることに加えて、税を引き上げることは労働や向上心、貯蓄や投資へのインセンティブに打撃を与える。

多くの諸国の政策は極めて多極化し、政治システムにとって誰が政府の緊縮策の痛みに苦しむべきかを計算するのを難しくしている。そうした多極化した社会の主要な事例はギリシャや米国である。

税の管理はいっそう有効でなくなっている。課税回避は第二次大戦後、欧州や米国で、グレーな経済があり、グローバル化で督励され、至る所で増加した。さらに人は欧州で、南や東に移動し、概して経済活動のより大きな部分がインフォーマルな部門で行われる。

それは政府が支払できないということではない。しかし、政府によっては債務が完全に返済されることを保証するために要求される経済的苦痛や総債務を持続可能なレベルに切り下げることを国民に押しつけることができないかもしれない。」

Why a Sovereign Default Remains on the Table - WSJ.com

Global Economy Will Suffer More Financial Crises in Next 10 Years: Roubini - CNBC

ルービニは量的緩和の効果には懐疑的だな。

「米国の銀行は1兆ドルのリザーブ過剰にあるが、(いまだ)融資していない。経済の問題は流動性の問題ではなく、支払能力、信用、住宅、企業、銀行の問題である。私は量的緩和がたいそうな相違を作り出していくとは信じていない。」

Global Economy Will Suffer More Financial Crises in Next 10 Years: Roubini - CNBC

2010年9月26日日曜日

政治的介入

「どのような救助も確実に短命であろう。・・・
日本人が慢性的に貿易相手国より低いインフレを許容するかぎり、常に名目為替相場で上方への抑えきれない圧力を受けるにちがいない。」

A very political intervention - FT中文网

バーナンキ、経済学者を擁護するスピーチ

「最近の金融危機は経済学よりむしろ経済のエンジニアリングや管理の失敗であった」

「金融危機は、決して研究と分析のツールとして経済学を信用しなかった」

「それでも、・・・経済研究から生まれてきた考えは、政策立案者が金融危機を診断し、それに応えようとするとき計り知れない助けであることを明らかにした」

まあアタリマエか。聴衆は米金融政策や米経済の状況に関するコメントを期待していたんだろうが、当たり障りのないはなしだ。

Le Figaro - Flash Eco : Bernanke défend les économistes

道に沿って

うまいこというもんだなあ。

「401kプランは理論的上は完全にうまく働くが、実際にはさほどうまく機能しない傾向がある。人はなんでも道に沿って間違いを犯す。」

実際にやってみると思った通りにはいかんか。

U.S. retirement income deficit: $6.6 trillion Andrea Coombes' Ways and Means - MarketWatch

2010年9月25日土曜日

LeTemps.ch | «Même en jetant l’argent par les fenêtres, il n’y aura pas d’inflation aux Etats-Unis»

ニール・ファーグソンのインタビュー、「たとえ窓からお金を放り投げても、米国ではインフレはないだろう」はおもしろかった。

「バーナンキの政策は銀行の倒産を止めるにはよかったが、Fedは途中でそれを止めた。長い間、Fedはインフレと闘うことだけを試みてきた。しかしいまこの危険からはほど遠いところにある。・・・たとえヘリコプターから文字通りお金を投げたとしても、その危険は低い。人々はお金を握り、それを貯蓄するでしょう。」

LeTemps.ch | «Même en jetant l’argent par les fenêtres, il n’y aura pas d’inflation aux Etats-Unis»

2010年9月23日木曜日

Currency trading gains retail-investor following - MarketWatch

外為取引が個人を惹きつけているか。

Aite Groupによると、世界のリテールトレーダーの一日平均の通貨取引高は今年、2001年の100億ドルから12倍の1250億ドルまで増加した。
リテールトレーディングは、この部門の規制がどの程度になるかによるが、今後5年間で世界全体の通貨取引額で現在の約3.5%から10%まで上昇する可能性があると調査会社は予測、と。

Currency trading gains retail-investor following - MarketWatch

2010年9月21日火曜日

Finanzmärkte: "Wir leiden alle unter den Banken" | Wirtschaft | ZEIT ONLINE

「金融経済がしていることはほんとうに不幸なことであり、部分的には破滅的だ。それが実質的にただ博奕場の賭け札を独占しているだけならよいだろうが、不幸なことに、金融業は経済ばかりか企業が経済を見る仕方にも影響を与える」

たしかに。

Finanzmärkte: "Wir leiden alle unter den Banken" | Wirtschaft | ZEIT ONLINE

救済

清話会さんのメルマガ向けに書かせていただいたもの。下記に再録。

事実は一つであるが、立場や見方によって評価は分かれる。それぞれに幾分かの真実があるとすれば、各種の評価に目配りしておくのは悪いことではない。

先週、注目を浴びたのは、もちろん円高ドル安であり、為替介入である。輸出への打撃、日本製品の輸出競争力の喪失から企業の海外流出や国内のいっそうの空洞化への懸念などを背景に、海外需要に牽引されるかたちでなんとか凌いできたデフレ経済の状況下、円高に対する対策を督促する声は強かった。

実際、各国は輸出によって経済回復を図り、そのために通貨切り下げ競争をしているかの現状である。自国のデフレ回避が優先され、デフレというやっかいなババ抜きゲームを各国がしているかにみえる。デフレで実質金利が上がれば、世界経済の踊り場乃至二番底懸念と相まって、安全を求めるカネが集まる。それは通貨高となり、その国の景気後退をいっそう深める。世界経済の現在の局面で通貨高に追い込まれている国は、それに抵抗しようとするのが当然にみえる。(http://a1morino.blogspot.com/2010/09/blog-post_16.html 参照)

しかし、米国からの見方であるが、フォーブスの17日付けの論調が目に入った。日本の為替介入に批判的であるが、目先の輸出振興という自国の利害にとらわれた見解というものでもない。若干リバタリアン風の感じもする議論であるが、こうした見方も存在することは承知しておくべきであろう。

http://blogs.forbes.com/greatspeculations/2010/09/17/japan-throws-a-dime-to-american-debt-junkies/

「日本は債務中毒の米国に麻薬を与える」との議論であった。

ざっと目を通せば、下記のような議論だ。

今週、日本円が米ドルに対して15年来の最高値へと上昇した後、日本政府は外為市場への介入を決めた。相当なファンファーレで日銀は米ドル購入のキャンペーンを活発に開始した。その結果、円高を食い止め、ドルを引き上げた。即座に効果があり、発表の日に円は3%下落した。

米国の政治家の中国の通貨操作に対する声が大きくなるときに、ワシントンは奇妙にも日本の動きに沈黙を守った。・・・

この明白な皮肉を見逃して、メディアはその脆弱な経済を支援する島国の試みとして日本の決定を報じた。より正確には、この介入は米国の消費者が日本から自動車やエレクトロニクスをもっと多く購入するのを助けるために行われた。実は米国の購入が増えることは名目上は日本の輸出業者によっては利益になるであろうが、弱い通貨は日本経済全体を損なうものである。

通貨への介入政策は実際はかなり簡単である。日本経済は米国に多数の財を輸出する大企業によって支配されている。問題は米国人が数年前まで購入していた量を買う余裕がないということである。したがって、彼ら自身の国でか、その他の生産的な経済で、もっとお金を使う新たな顧客を探す代わりに、日本のメーカーは、彼らのこれまでの米国の顧客を救済するために、政治力を使って政府に働きかける。救済は日本の貯蓄家から米国の消費者への購買力の直接的な移転のかたちをとる。それで、そうでなければ米国人が支出する余裕がなかった製品を米国人は購入し続けることができない。要するにドルを押し上げることは日本の輸出業者に必要ではあるがコストのかかる事業再構築を延期させることになる。

政府が力のある企業の利害のために一般国民のニーズを犠牲にする傾向は日本に限ったことではない。米国では、私たちは支配的な産業のために類似の対策を実施した。しかし製造業者や輸出業者の政治力が弱くなったので、彼らの代わりに、米国の企業世界で真に有力な、金融や小売、不動産産業の保護へとワシントンは動いた。こうした産業は米国人が購入する余裕がないものを購入するためにお金を借り入れる際に利益をあげる。こうした行動を続けさせるためには、政府は消費者がもっと借金ができるようにしなければならない。しかし、そうすることで、こうした政策は私たちに深刻で抜本的なリストラを必要とする病んだ経済を残したのである。

ある意味で、日本政府が米国の消費者のためにしていることは我々の政府が住宅購入者のためにしていることと非常に似ている。住宅価格を下落させるよりむしろ、米国政府は住宅購入者に助成金を支給する。それで実際には購入者が都合がつかない金額を住宅のために払い続けることができる。こうした動きの受益者は高すぎる住宅を建て、販売し、融資する者たちである。

不幸なことに、私たちが国家として必要とする最終的な事柄はより多くの住宅を建て、販売し、融資することである。私たちの経済は、不動産市場に向けられた資源がその他の、より必要とされる産業に向けられた場合に改善される。

日本はドルが下落するのを許容すべきだろう。それが米国人がより消費しなくなり、新興市場がより多くを消費する変化するグローバル市場に彼らの製造業者を順応させるだろう。現状を維持するのは・・・むなしい試みである。

米国と日本の政治家は、介入が「仕事を確保する」と誤って主張することで非常によく似ている。しかし、確保される仕事は、失われたか、あるいは作り出されていないいっそう生産的な仕事を犠牲にしている。米国人が日本の製品を購入する余裕がないなら、日本人が我々にそれを売り続けることはナンセンスである。むしろ彼らはその時間や努力、貯蓄、資源を実際に支払う余裕のある顧客に製品を販売することに注ぐべきである。

日本の米国消費者救済は国際的な販売者融資以上のなにものでもない。これは90年代後半のインターネットブームの期間、通信会社が使ったテクニックと同じである。短期的な利益をくみ上げるために、通信会社はキャッシュに不足するインターネットを始める人に資金を貸し出した。・・・もちろん、ドットコム企業が破産したとき、そうした偽りの販売はただちに帳簿から抹消された。・・・そうしてこうしたシスコのようなファイナンスをする企業の株式も同様にゼロにまではならなかったが、崩壊した。その業績はブームとはラグがあったにしても、偽りの販売が行われなかったなら、・・・はるかにましなものであったろう。

同じ運命が米国と日本を待ち受けている。この類推からいけば、日本はシスコであり、米国はペット・コム(Pets.com)である。遅かれ早かれ、日本や中国は、返済する確かな計画のない早口でしゃべる指人形によって騙されたとわかるだろう。・・・

たしかに、米国人からみれば、ドルの上昇は購買力の増加であり、増加分は日本の介入によって与えられたのであれば、日本の貯蓄の移転である。日本の輸出業者がこれまで同様の顧客を得ることができるにしても、我が国全体の利益から見てどうかという問題は残る。米国消費者はドルが上昇しなければ、以前のようには、購入できない事情にあることは確かであり、そこで日本がいわば米国消費者に補助金を出し、日本製品を購入してもらうかっこうとなるからである。

確かに、米国政府が金融経済化した融資による購入を奨励してきたこととの類似性の指摘はなるほどと思わせる。それは病んだ経済を米国に残したが、同様のことが起こりうる。それは現状維持によって変化するグローバル経済に対応しきれない企業を、日本は残すことになるのではとの懸念を生むからである。

そこで、「その時間や努力、貯蓄、資源を実際に支払う余裕のある顧客に製品を販売することに注ぐべきである」というフォーブスの勧告には、つい、なるほどと思ってしまう人も出てこよう。

しかし、これはあくまで、変化に対応する努力をして、売れればという話である。日本企業のこれまでのコストダウンの努力は並大抵のものではなかった。通貨高で値が上がった状況で購入する顧客を見つけることができるのか。競合する諸国の通貨が安ければ、不利な状況は深刻化する一方である。米国以外に顧客を見つけようとする場合でも円高は足を引っ張るのが実際である。そしてまたグローバル経済の変化への企業の適応、再構築は、場合によっては、日本からの企業の脱出も伴っていよう。

難しいところである。

週末、この記事を読みながら、これから日本人がなにによって食べていくのか、これからの日本経済、プロフィットセンターをどこに求め、どう作り出していくべきなのか、円高ドル安の問題をきっかけにかなり遠大なことまで考えさせられた。

2010年9月16日木曜日

円とゴールド

何が起こっているのか、事情をよく観察している方の要を得た見立ては忙しい人には参考になるかもしれない。The Economist のこの記事は一読のカチありかな。

本日、日本は円を引き下げるために介入した。2004年以来初めてである。そうして何らかの初期的な成功を収めた。もちろんスイスもフランを引き下げる様々な試みをしてきたが、その通貨は今、ドルと同等である。・・・サッチャーを再引用すると、「市場に強固に抵抗することはできるが、長期間にわたってはそうではないかもしれない」・・・

HSBCのデヴィッド・ブルームがこの動きについて指摘しているように、日本にとってこの介入のコストは大きいものではない。円を売りドルを買うのはいっそう多くの円が作り出されることになり、それはインフレ的でありうるが、僅かな日本のインフレはよいことであるだろう。

私の関心は通貨の評価を下げたいと望む諸国の一般的傾向にある。誰もがその通貨を下落させて輸出を増加させることで、成長を後押ししたがっている。もちろん全員が成功するわけではない。誰かが純輸入を増加させざるをえず、その通貨を高くしなければならない。明らかに候補者は中国であるが、彼らはそれが起こることを(少なくともその他世界が望むペースでは)望んでいない。

結果はデフレの小包渡しゲームに似ており、そこでは最終的に通貨を高く評価される諸国がプレッシャーを感じ、トレンドを反転させようと試みる。

私は財務省証券利回りがこれほど低いときにゴールドがこれほどよくなる(昨日、名目的な新高値に達した)理由を説明するのに苦労してきた(一方はインフレヘッジであり、他方は上昇する価格にあっけにとられている)。しかしおそらく答えは簡単である。世界中の投資家たちは当局がその紙の通貨を引き下げたがっているいるのを知っている。どこが成功するかは分からない。しかし自国の当局が競争に勝ちを収めたときのために、ヘッジとして幾ばくかのゴールドを購入している。

投資家は諸国が通貨の切り下げ競争をしていることを知っている。しかし自国がそのゲームに勝つかどうかはわからない。しかし勝ってしまうとインフレがくることも知っている。インフレにはヘッジしておかねばならない。ゴールドにも目がいく、ということか。

我が国は、デフレから脱却し、通貨安、インフレによって成長をうながす競争で、一人負けに追い込まれるんだろうな。米国が中国に通貨操作国のレッテルを貼って攻撃したいときに、わざわざ中国を助けるかのように為替操作国の汚名を進んで着てあげる、あるいはそういうタイミングでやむなく介入するところに追い込まれる。ゲームのプレーヤーとしてお人好しといわざるをえないと感じる人もいるやに違いない。

まあ国際的なゲームでお人好しに居場所はないので、一人負けの役回りが似合いということか。せめて、この国の投資家はソンを踏まされぬよう。


Currencies, gold and international competition: The yen and gold | The Economist

2010年9月14日火曜日

The Hyperinflation Mirage                 By Mike Whitney :    Information Clearing House: ICH

The Hyperinflation Mirage By Mike Whitney : Information Clearing House: ICH

マイク・ウィットニーはGSのエコノミストの下記文言を引用している。

「経済が脆弱なままであると予測する一つの重要な理由は家計部門がさらにそのバランスシートをデレバレッジしそうだということにある。これは家計と民間部門にいっそう広範に多額の財務余剰を出すことを要求するであろう。これは財政(並びに金融)の刺激策で相殺されない場合は需要を弱いままにするであろう。・・・可処分所得に対する債務弁済の比率はいまだ高く、家計や民間部門は来年もいっそうの財務余剰を生み出し続ける必要があることを示唆している。財政並びに金融政策が強力にその埋め合わせをしなければ、このことはただ下落へのリスクを伴う低成長を意味しそうである。」

バブル崩壊後、長年日本人が見せられて来た光景だなあ。とにかくせっせと借金を返して、バランスシートを改善しなきゃならぬ。公的部門が欠けた需要を補わなければならないが、しかし経済は長期に停滞。米経済、日本病にかかっているんじゃないかと感じさせられる。

2010年9月10日金曜日

王座から吹き飛ばせ

3時の茶を飲みながらFT中文の下記の記事を読み、歴史好きにはこたえられないものであった。

経済学者の暗黙の王座、もうそんなものは、この危機の後、信用ならなくなっている。

Gideon Rachmanは、ポール・クルーグマンと歴史学者のニオール・ファーグソンが衝突したときのファーグソンの、「ネコは王様を調べることができる。そして時折、歴史学者は経済学者に挑戦しうる」という言葉を紹介することから始めている。

そうして、下記の一文である。

「誇りある大きな灰色のシャルトリュー猫の所有者として、そして歴史の教育を受けた者として、私は、もうこの暗黙の知的な階層構造をひっくり返すべき時であると信じている。 彼らの王の権利を取り除いて、猫はその鉤爪を露わにして、王を引き裂かなければならない。経済学者の虚栄は挑戦されるべきである。 何よりも、彼らの(モデルと方程式で支えられた)科学的厳格さへの要求が扱われなければならない。

いろいろなことが世界経済でうまく行っていたとき、エコノミストの威信は着実に上昇した。彼らはグローバル化時代の導師であった。」
さよう。そびえ立っていたかに見えた知的階層構造の王座は虚栄にしかすぎなかった。歴史に尋ねるときに感じられる。

Sweep economists off their throne - FT中文网

2010年9月8日水曜日

キミちゃんりんご園さんから

今年もキミちゃんりんご園さんからご案内をいただく。
画像をクリックすると拡大されます。


米労働市場

「2010年8月の米労働市場のリポートは約言すればまったく予想外によかったわけではありえない。仕事とそこからの収入の不足という米労働市場の本当の災厄は何も変わらなかった。しかし新規の仕事とそこから生まれる収入が米国であらゆる領域の企業を麻痺させている債務危機からの真の唯一の道であり続けている。」

とにかく新たに仕事が作りだされなければ、真の回復はないのだなあ。

Querschüsse: "Nachklapp US-Arbeitsmarktbericht August"

2010年9月6日月曜日

1PhrasePerDay投機

投機といえばなんでも悪と考える方もいるだろうが、善悪の判断をなすとすれば、やはり基準があるべきであろうとも思う。市場システムで多数の参加者が売買を通してその利便を享受しているが、その市場で投機もまた行われる。簡単に言って公衆の利益にかなっているかどうかで有益か弊害を為すかを判断することになるのだろう。異時点間の価格の均等化は公衆の利益になると考えるべきだな。

アーヴィング・フィッシャーの古典的な著作、『アメリカ株式恐慌と其後の発展』、金原、小高訳から該当部分の文章を抜き書きしておくか。

「投機はそれ自体有益なる機能を果たす場合も弊害を伴う場合もある。投機が異なる時期に於ける価格の不平等を減少するに至れば、それは有益な機能を果たしたのであるが、もし其の不平等を加重する如き場合は弊害となる。最初の場合は正常なる投機と呼ばれ得るものであって、投機業者と一般公衆の利益は大体一致している。此の場合もし投機業者の予測が的中すれば、彼は利益を受ける。所が、彼が価格騰貴の傾向ある時に儲け様とするが為には、騰貴の傾向を緩和する事に依ってのみ其の目的を達することができる。同様に価格下落の傾向ある場合に於いては、下落の傾向を緩和する事に依ってのみ儲け得るのである。彼が何れかの方向への投機を誤ったとすると、彼は損失を蒙る。而して此の損失は価格の不平等を加重した為に彼が負担する罰金である。正常なる場合に於いては投機業者の利益と公衆の利益とは平行している以上、賢明にして有益なる投機に対してはプレミアムが付くと共に不賢明にして有害なる投機には罰金が課せられる・・・

投機の主要なる弊害は専門家外のものが投機を行う結果であって宛も乱暴なる自動車の操縦から来る主たる弊害が不熟練な運転士から生ずるのと同様である。

とは言え、専門の投機業者は常に公衆の恩人であると想像してはならない。彼の予測の誤謬よりして、彼並びに社会が多額の損失を負担する事があるばかりでなく、彼は時に相場を煽り価格を操縦する事すらあるのである。相場を単に予測する事と操縦する事とは雲泥の相違である。商業的投機業者が将に生ぜんとする価格の騰落を利用して利得を得んとひたすらに努力する限り公衆の恩人ではあるが、彼が虚偽の報道をしたり買占めをしたり或いは突如大空売りを行うとか、更に進んでは相誘って恐慌を招来するような陰謀を策したりして価格の騰落を創造してこれを利用するときは市場の攪乱者と目すべきである。要するに、投機業者が価格の変動を正確に予測して之を緩和する時は彼は有益なる機能を果たしたのであるけれども、彼が価格を操縦して其の変動を加重する時は大なる弊害を齎すものである。」

2010年9月3日金曜日

1PhrasePerDay経済学的思考

ケインズが貨幣数量説の伝統を満足させ得る単純化した想定に言及した後、五項目の錯綜要因を挙げて、貨幣量変化が有効需要に与える効果から議論を始める條りで、よく知られている下記文言を再読する。

「われわれの分析の目的は、間違いのない答を出してくれる機械、あるいは盲目的操作の方法を提供することではなく、個々の問題を考察するために組織化された秩序立った方法を用意することであって、錯綜要因を順次に遊離化することによって一応の結論に到達した後は、われわれは改めて熟慮をめぐらし、できるかぎりよく要因間の相互作用の可能性を考慮しなければならない。これが経済学的思考の性質である。われわれの形式的な思考原理(しかし、これなしには、われわれは森の中で道に迷ってしまうであろう)をこれ以外の方法によって適用するやり方はわれわれを誤謬に導くであろう。」

Querschüsse: "U.S. Geldmengen und Umlaufgeschwindigkeit der Geldmengen"

米通貨供給量。まとめてくださっている。
現状を把握するに便利。ありがたい。

Querschüsse: "41,275 Millionen mit Food Stamps"

米、フードスタンプ受給者、増加の一途。もう驚かなくなったなあ。

Querschüsse: "41,275 Millionen mit Food Stamps"

2010年9月2日木曜日

Fisher: Improved Fiscal, Regulatory Policies Should Activate U.S. Economy - Real Time Economics - WSJ

ダラス連銀のフィッシャーがこう言っているか・・

「米国の経済回復は緩慢だが、近年日本が経験した長期の景気後退と比較しえない。なぜなら二つの経済は異なっており政府は同じ問題に違った経路で逢着したからである。米国と違って日本は、銀行システムに実質的な改革をしなかったし、増税を行ったと、フィッシャー。」

Fisher: Improved Fiscal, Regulatory Policies Should Activate U.S. Economy - Real Time Economics - WSJ

1PhrasePerDay流動性の罠

「90年代日本の不況の拡大はクーによってバランスシート不況と特徴付けられた。そうした不況の期間、民間部門は借り入れを縮小することで貸借対照表の修復を優先する。それは債務でファイナンスされた資産価格バブルに続くものだ。その結果は極めて低い金利でさえ、借り手に不足するということである。ケインズが流動性のわなとして示した状況である。そうして金融政策によっては経済を不況から脱出させえないようになり、デフレスパイラルの回避のために、民間部門の貯蓄を相殺する積極財政が求められた。」

http://go2.wordpress.com/?id=725X1342&site=rwer.wordpress.com&url=http%3A%2F%2Fnetworkideas.org%2Falt%2Faug2010%2FCambridge_Diagnosis.pdf&sref=http%3A%2F%2Frwer.wordpress.com%2F2010%2F09%2F01%2Fgeorge-soros-conference-report%2F

そうして、歴史は財政拡張の行き着く先にきている感もある。流動性の罠からの脱出策が求められている時代ではあるな。

2010年8月31日火曜日

白川昌生展のご案内をいただく

白川昌生さんから白川昌生展のご案内をいただきました。

画像をクリックしてくださると、すべて表示されます。



2010年8月30日月曜日

Querschüsse: "Deutliche Divergenzen"

Querschüsse: "Deutliche Divergenzen"

確かにグローバル化した経済では、輸出志向の経済も、世界の経済状況が悪化し、輸出先の消費者センチメントが悪化していれば、前向きな将来の経済予測を生み出せるわけはないな。

2010年8月19日木曜日

Economics and time « Real-World Economics Review Blog

ちょっと目をひかれる。

「・・・しかし我々は根本的に異なった経済社会条件の下で、現在の常識が長期間にわたる悪夢として資本主義を認識することで変わっていくであろう将来を確かに想像しうる。あるいはたぶんそれはすでに起こっている。」

Economics and time « Real-World Economics Review Blog

Japanese Bonds - Paul Krugman Blog - NYTimes.com

Japanese Bonds - Paul Krugman Blog - NYTimes.com
「政策立案者が失敗を恐れていたのでスローモーションの大惨事に直面している」か。

2010年7月24日土曜日

現代政治家

休日。ケインズの『条約の改正』をゆったりと読み始める。のっけからこんな言葉で始まる。

「愚劣な言葉にともなう愚劣な行為はやがて暴露され、叡智にたちかえる機会がやってくるであろうと信じて、大衆が要求するままに愚劣なことを口にし、発言したことと両立すること以上になにも実行しないというのが、現代政治家のゆきかたである・・・」

やはり、いつの時代、どの国においてもそうなのだな。いや、只今は「叡智にたちかえる機会」を信じる気持ちさえないのかもしれない。いやいや、日本の現代政治家だけなのかもしれない。

2010年7月8日木曜日

現金の上に座る

政府の期待とは裏腹に投資需要など出てこないな。先行きへの期待の状態がかくも弱ければ、企業は「現金の上に座る」しかないか。うまい表現だ。

「企業は現金の上に座っているだけだ。・・・ほとんどの企業は国内経済の回復を予想していないので、日本に投資する計画を制限した。・・・また従業員の雇用を差し控えている。」

Japan’s Machinery Orders Slump 9.1%, Most Since 2008 - BusinessWeek

Querschüsse: "Weekly Financial Statements der EZB"

Querschüsse: "Weekly Financial Statements der EZB"

ECBの流動性注入は先週はECB始まって以来の高水準に次ぐものだったが、今週は落ちている。それでも「金融危機以前のレベルをはるかに凌ぐ水準」だ。

AEI - The Rising Threat of Deflation

AEI - The Rising Threat of Deflation
「08年の金融危機でほとんどの政府は積極的な通貨及び財政の緩和策を促された。米国ではFRBは短期金利をゼロへとカットし、09年の年初、バランスシートを3倍に膨らませた。議会とオバマ大統領は積極的な財政刺激パッケージを実行したのである。多くの市場参加者と政策立案者は、そのような積極的な緩和策がインフレを招くと警告したが、その期待とは逆に、コア・インフレは、・・・着実に米国と欧州に進入してきており、完全なデフレへと近づいている(日本は既にそれを経験している)。今年末までには、変わることのない過剰生産能力が恐らく米国と欧州でデフレを引き起こすだろう。加えて、最近の、とりわけユーロに対するドルの高騰は米国のデフレの脅威を悪化させる。」

4,600 oil wells 'at risk of leaking' in Gulf of Mexico | News & Politics | News & Comment | The First Post

4,600 oil wells 'at risk of leaking' in Gulf of Mexico | News & Politics | News & Comment | The First Post

BPの原油流出は氷山の一角か。

2010年7月7日水曜日

「おうみネット」第74号

淡海ネットワークセンターさんより「おうみネット」第74号並びに多数のイベント情報をお送りいただきました。
ありがとうございます。
第74号、下記に置かせていただきます。
(画像をクリックすると大きくなります)














ブルーベリー摘み取り

今年も群馬のキミちゃんりんご園さんからブルーベリー摘み取りのご案内をいただく。

2010年7月6日火曜日

Canailles ! Qu’ont-ils fait de notre pauvre argent ! | MoneyWeek

Canailles ! Qu’ont-ils fait de notre pauvre argent ! | MoneyWeek
2000年から2009年に、公的債務1でいくらGDPが増えたか、このサイトの表は興味深い。
日本は、0.12。他国と較べ断然少ないな。
我が国家は1単位の借金をしてその10分の1程度の成長しか手にしていないわけだ。

五大リスク

Crise : cinq risques à surveiller cet été - LeMonde.fr
「エコノミストたちの見るところ、2010年夏から秋、5つの大きなリスクに見舞われる。成長の引き続く弱さ、欧州諸国家の債務返済不能、銀行大手の破産、引き続く失業増、これらの一つ乃至複合による社会的暴発」

2010年7月2日金曜日

第9回まつしろ現代美術フェスティバル

美術家の白川昌生さんから、「第9回まつしろ現代美術フェスティバル」のご案内をいただく。

ありがとうございます。






ギ・デュボー

ネットで、ギ・デュボーの一文を発見。
なんだかなつかしい。
「スペクタクル(光景)は、それが絵になる、そのような程度に蓄積された資本である。」

梅園学会ニュースNo.143

梅園学会さんより梅園学会ニュースNo.143をお送りいただく。





2010年6月30日水曜日

5.8兆ドルのロールオーバー

「世界中の銀行は今後3年のうちに5兆ドルを超える(5.8兆ドル)の債務にリファイナンスしなければならない、大量の借り換えは金融の安定性と成長への脅威を引き起こす。」
これから大量のロールオーバーが控えているな。

Global banks face $5.8 trillion rollover

2010年6月29日火曜日

hwp

韓国から同国で普及しているワープロソフトのファイル形式hwpで文書が送られてくることがある。まず韓国以外の人は、それ用のワープロソフトを持っていないので見ることが出来ない。

しかし便利なサイトがある。

http://member.thinkfree.com/member/goLandingPage.action

文書の中身を見るだけなら右のほうにあるView Documentをクリックして表示させたいファイルを指定すれば見ることができる。

またPDFファイルに変換したいときはその右側のConvert to PDF をクリックして同様の操作をし、保存すればよい。

とにかく重宝させていただくサイトだ。ありがたい。感謝感謝。

自死への道?

清話会さんのブログに掲載いただく。

2010年6月27日日曜日

財政赤字強硬派

「財政赤字強硬派がしたような、政策決定を金融市場へ譲り渡すのは、失敗するアプローチである。”市場は緊縮策を望んでいる”と語るのは愚かである。政治家は、市場が何を望んでいるかを知らない。市場は、英国の赤字削減に関して説得力ある見解を持つことに関して、自ら望むところを知らない。彼らが本当に欲しいのはただ、瞬時の利益である。」
財政赤字についてはやかましい議論を随分聞いてきたが、その是非、解決策以前に、市場はただ利益をえたいだけだという事実を確認しておくべきかな。アタリマエのことだが。

Europe's deficit hawks sound confident. But all this fiscal suffering might be for nothing | Ruth Sunderland | Business | The Observer

2010年6月25日金曜日

Euro continues slide against dollar | Business | guardian.co.uk

「緊縮政策は現在、国家の財政問題に向けられているかもしれないが、しかしこうした引き締めの長期的にみた企業や消費、経済成長への派生の可能性がそれ自身における挑戦を作り出す。」
緊縮政策が企業活動や消費、ひいては経済成長に懸念をもたらしていくのは当然だろうな。

Euro continues slide against dollar | Business | guardian.co.uk

"L'Allemagne ne fait que mettre en œuvre ce qu'elle demande aux autres" - LeMonde.fr

"L'Allemagne ne fait que mettre en œuvre ce qu'elle demande aux autres" - LeMonde.fr

米の独批判に独の姿勢は堅いな。財務相、ヴォルフガング・ショイブレは根拠がないとはねつけている。

「今日の危機の主要な原因は多くの諸国で財政赤字があまりに高いことである。付け加えるが欧州委員会も我々に財政赤字を削減するよう要求した。・・・したがって我々は米国と同じ状況にいはしない。欧州においては、どのような場合でも、安定と成長の協定を尊重する必要がある。ドイツはいまから2013年までにGDPの3%に赤字を削減する必要がある。これにはフランスも参加している。誰もがルールに従うべきである。・・」

2010年6月24日木曜日

Economics, profits and the stockmarket: Profits and losses | The Economist

Economics, profits and the stockmarket: Profits and losses | The Economist
「”経済には確実なことはなにもないが、(企業の)利益の深刻な低下なしに政府の財政赤字が大幅に改善される可能性が達成されるのは極めて低いと思われる。”だから君がアンクルサムに緊縮策を促すCEOなら、君が望んでいることに慎重であれ」

2010年6月23日水曜日

ギャンブル

「多くの国が同時に緊縮策をとるときなにが起こるか?それはギャンブルだ」

たしかに。それもかなり勝ち目のないギャンブルだろう。

Fiscal policy, economies and markets: The gamble | The Economist

2010年6月22日火曜日

Zeitschrift für Sozialökonomie - Folge 164/165 | April 2010

SOZIALÖKONOMIE-SHOPさんよりZeitschrift für Sozialökonomie - Folge 164/165 | April 2010 をお送りいただく。
Norbert Olah, Thomas Huth, Dirk Löhrの「最適な金利構造をもつ通貨政策」など興味深い論考が収録されている。ゆっくり読んでみたい。


SOZIALÖKONOMIE-SHOP

ゲーム

「・・・しかし人々は我々が住んでいる世界が政府が設計したただのゲームであることを忘れがちだ。」
なるほどそうだな。
Real Economist Takes Lessons From Virtual World in EVE Online - Real Time Economics - WSJ

2010年6月21日月曜日

China loosens its currency chokehold - Jun. 19, 2010

China loosens its currency chokehold - Jun. 19, 2010

「中国は大量の米ドルと財務省証券を購入することで人民元を安く維持してきた。人民元が自由にフロートするなら、それほど多くを購入する必要はないだろう。そうしてこのことは財務省証券の一層高い金利を意味するだろうし、それ故米国の住宅保有者とビジネスにとって、より高い借り入れコストを意味するだろう。それはまた、ドル価格の下落につながり、今度は石油のような輸入品の価格を上昇させるだろう」

人民元の上昇が米国に与える懸念材料はこんなところか。

2010年6月20日日曜日

狂気の方法

Deutschland Deutsche Demokratische Partei の Newsletter を見る。
「狂気の方法」という現行金融システム批判の一文。
下記の文章に目がとまる。

「・・・オルタナティブなマネーシステムには幾十もの示唆がある。すなわち”自由貨幣”、”地域通貨”、”流通確保マネー”・・・。”無条件の基礎所得”を考える基礎は過剰な貨幣を保有する者にとっての無条件に絶えず上昇する最高所得モデルに対する代替策や市場を満足させる分配問題の解決の基礎を提供する。・・・」

http://www.ddp-partei.de/downloads/ddp_Newsletter_Nr_06_2010.pdf

貨幣改革がやはり基本かな。

空っぽの経済政府

「欧州、空っぽの経済政府」か。

「統治が欠けているとき危機が芽生える」

たしかに。

Europe : le gouvernement économique des Nuls !

2010年6月16日水曜日

LetsChitaNews_Vol53

レッツチタさんよりLetsChitaNews第53号をお送りいただきました。
ありがとうございます。下記に置かせていただきます。






ChitaWat チラシ

レッツチタ事務局さんよりChitaWATのチラシをいただきました。
ありがとうございます。





2010年6月15日火曜日

経常収支の持続不可能性

たしかにこの国際的不均衡は持続しえなかろう。
末尾の言葉が印象的だ。

「経常収支や金融市場の行きすぎ、マネーシステム、資源の浪費と化石燃料への依存を解決することなしに、現状を続けていくことは市場の参加者自身にとって・・・おそらく最大の幻想である。・・・」

誰の目にも、国際的不均衡、金融市場、マネーシステム、資源浪費と化石エネルギーへの依存が問題であることは明らかであるからだ。
Querschüsse: "Unhaltbare Leistungsbilanzen"

2010年6月11日金曜日

楽観論者の言葉

楽観論者の見解がどうであるかは別として、債券投資家と株式投資家が危機に対応する二つの動きのいずれに賭けているか、事態がその綱引きになっていることはたしかかもしれない。緊縮財政を求める動きと名目成長率引き上げを求める動きの拮抗は危機への政治対応の次元でもそうで、市場関係者にはそのそれぞれに賭けている筋があり、その力関係が事を決めていくということか。

「彼らは、若干のリスクがあることを認める。緊縮財政の性急なマニアが回復を全滅させるかもしれない。人々は欧州の財政状況(ギリシアさえ含めて)での最近の改善を無視している。最近の市場の修正は債券投資家と株式投資家の間の基本的な戦いに帰着するのかもしれない。

投資家は現在の危機に対する債務デフレ的解決策(とりわけ彼らのポジションが想像するにデフォルトに対して保障されているので)から利益を上げ、株式投資家は赤字に対する名目成長の解決策から利益を上げる。」

2010年6月10日木曜日

個人投資家

「近年の長きにわたる強気相場の間、一般公衆の多くが愚かにも欺かれて個人として投機市場に参加した。「予測」という迷妄なる評価に支配された彼らは投資顧問の恩恵を受けたり健全な方針に基づく投資信託に参加することなくただひとりでゲームを演じた。しかし個人として、一般公衆は通常、市況について特別な知識を持っているわけではないし、市場に彼等が参加することは、専門家の指導による場合は別として、ほとんどの場合、価格における不均衡を悪化させたり、緩和させたりする傾向がある。
 このような場合、投機はギャンブル以上のものではなくなる。事実それはギャンブル以上に悪い。なぜなら被害は他者に伝染する点で、いっそう甚大だからだ。このような投機の被害はよく起こるのだが、一般公衆が大量に、すなわち全員が同じ方向に投機を行うときとりわけ重いものとなる。」

Arving Fisher, The stock market crash --and after, 1930.(アーヴィング・フィッシャー、『株式市場の崩壊とその後』)

주자학 국제학술대회 개최 안내

成均館大学校東アジア学術院さんから朱子学国際学術大会開催案内をいただく。


동아시아학술원 국제학술회의개최
또 다른 변주의 가능성: 주자학 형성기의 지적 다양성과
동아시아 지성사의 새로운 시각

 

Variety of Idea Systems in the Formative Period of Neo-Confucianism and New Perspectives on the Intellectual History of East Asia

 

< 초대의 말씀 >

성균관대학교 동아시아학술원은 학제간 교류가 장기적으로 요구되는 기반 연구를 활성화하고자 리서치 클러스터(R.C)를 통해 동아시아를 이해하는 주요한 주제들을 새로운 시각으로 접근하고 아울러 꾸준하게 그 성과를 축적해왔습니다. 이미 수년간 지속적으로 운영되어온 몇몇 리서치 클러스터는 학계에 신선한 자극을 제공하면서 동아시아 연구의 새로운 지평을 열어가고 있다는 평가를 받아왔습니다. 이런 과분한 격려에 힘입어 저희 학술원의 연구 역량을 모아 더욱 의미 있는 성취를 이루도록 앞으로도 정진할 것을 약속드립니다.

이번 학술회의는 동아시아학술원 인문한국사업단에서 2009년 새롭게 출범한 “동아시아 주자학의 변주(11세기-19세기): 비교역사사회학적 관점에서 바라본 사상과 사회” R.C의 장기 연구 기획의 일환으로 마련되었습니다. 본 R.C는 “동아시아”를 하나의 단위로 인식하는 데 주요한 기반이 되는 주자학의 사상적, 역사적, 사회적 문제들을 심층적으로 비교, 분석함으로써 주자학을 사회와의 관계 속에서 총체적으로 조망하고자 하는 목표를 가지고 있습니다. 동아시아 전근대 사회의 장기적 변동과 근대로의 전환을 새로운 관점에서 고찰하고자 하는 여정을 위한 이 첫 번째 국제학술대회가 앞으로의 연구의 좋은 발판이 되기를 빌어 봅니다.

한 학기를 마무리하는 다망한 시기이지만 부디 참석하시어 따뜻한 격려와 앞으로의 연구에 많은 조언을 부탁드립니다.

 

감사합니다.

2010년 6월

성균관대학교 동아시아학술원 원장 김동순

 

 

 

 

< 프로그램 Program >

 

▣ 시간: 2010년 6월 17일 목요일 오전 10시 - 오후 6시00분

▣ 장소: 600주년 기념관 3층 3회의실

사회 Chair: 김경호 (성균관대 동아시아학술원)

Kim, Kyung-ho, (HK Professor, Academy of East Asian Studies, Sungkyunkwan University)

 

개회사 Opening Remark 10:00-10:10 am

오전발표 Presentation Session I 10:10 am -1:00 pm

 

더글러스 스코니키 (국립청화대학 (대만))

Douglas Skonicki, (Assistant Professor, National Tsinghua University (Taiwan))

經典과 道의 기반: 歐陽脩와 오규 소라이의 해석학의 비교 분석

Grounding the Way in the Classics: A Comparative Analysis of the Hermeneutics of Ouyang Xiu and Ogyū Sorai

 

이찬 (성균관대 동아시아학술원)

Lee, Chan, (HK Research Professor, Academy of East Asian Studies, Sungkyunkwan University)

『맹자』, 정치철학적 텍스트로 읽기: 사마광의 「疑孟」을 중심으로

Situating the Mencius into a Political Context in Northern Song China: Focusing on Sima Guang's "Doubting the Mencius"

 

중간휴식 Coffee Break 11:30-11:45 am

 

민병희 (성균관대 동아시아학술원)

Min, Byounghee, (HK Professor, Academy of East Asian Studies, Sungkyunkwan University)

北宋시기 보편 원리의 추구와 사대부의 권력 기반 - 邵雍, 王安石, 程頤를 중심으로

Universal Principle and Literati Identity in the Northern Song Period: Through the Cases of Shao Yong, Wang Anshi, and Cheng Yi

 

백민정 (성균관대 동아시아학술원)

Baek, Min-Jeong, (HK Research Professor, Academy of East Asian Studies, Sungkyunkwan University)

주희 철학 형성기의 철학적 쟁점 연구: 주희의 <잡학변>을 중심으로

Investigations of Philosophical Issues during the Formative periods of Zhu Xi's

 

 

Philosophy: Focusing on Zhu Xi's Zaxue bian(雜學辨)

 

점심식사 Lunch 1:00-2:00 : 600주년 기념관 6층 패컬티 식당

오후발표 Presentation Session II 2:00-4:15

 

韓子奇 (뉴욕주립대 (Geneseo))

Tze-ki Hon, (Professor and Chair, SUNY-Geneseo)

『역경』주석과 사대부의 자기 정체성: 후기 중화제국의 사회변화 연구

The Yijing Commentaries and the Literati’s Self-Identity: A Study of the Social Changes in Late Imperial China

 

정선모 (성균관대 동아시아학술원)

Jung, Sunmo, (Researcher, Academy of East Asian Studies, Sungkyunkwan University)

高麗中期 北宋儒学의 導入様相考

A Study of the Introduction of Confucianism of the Northern Song in the Mid Koryo period

 

신상필 (성균관대 동아시아학술원)

Shin, Sang-phil (HK Research Professor, Academy of East Asian Studies, Sungkyunkwan University)

<천군연의>의 철학적 기반과 서사문학적 지위

A philosophical Basis of the Romance of the Heavenly Lord (Chungun Yonyi) and its Locus in the Korean Narrative Tradition

 

휴식 Break 4:15-4:30 pm

종합토론 Discussion 4:30-6:00 pm

 

미야지마 히로시 (성균관대 동아시아학술원)

Miyajima Hiroshi (Professor, Academy of East Asian Studies, Sungkyunkwan University)

이영호(성균관대 동아시아학술원)

Lee, Youngho (HK Research Professor, Academy of East Asian Studies, Sungkyunkwan University)

이정환 (고려대 아세아문제연구소)

Lee, Junghwan (HK Research Professor, Asiatic Research Institute, Korea University)

전병욱 (고려대 철학연구소)

Jeon, Byoung-ok (Research Professor, Institute of Philosophical Studies, Korea University)

그리고 참가자 전원

2010年6月3日木曜日

貪欲の対象

Europäische Münzen: Geld ist unser Gierobjekt - Hintergründe - Feuilleton - FAZ.NET
「金融経済の数学者たちは自然法則への信頼を以て彼らのモデルに頼り予測をなしうると信じたが、この純朴さが貪欲と結びつくと、事態は爆発する。実際そこから出てくる帰結はただ一つ。貨幣が算術の抽象であることを忘れる。単に記入した値にすぎないので、我々はさらに達成しうる過酷な夢を持ち続ける。我々は別の未来に向かって金を借りる。」

2010年5月31日月曜日

米M3

US stockpile of money shrinks in Q1

「M3マネーサプライの新データは米国に於けるマネーストックが2010年第一四半期、14.2兆ドルから13.9兆ドルに落ちたことを示す。この急落は年間ベースで9.6%の収縮を表している。”これはぞっとすることだ”と・・・ジム・コングトンは述べた。”M3の急落は大恐慌以来先例がない。その主な理由は世界中の規制当局が銀行に資本資産比率を引き上げ、リスク資産を縮小するよう圧力をかけたからである。これが米国がしっかり回復していない理由である。”と。
”財政政策は機能しない”。米国は史上最大の財政実験を試みたが成功しなかった。重要なのは貨幣量で、瀬戸際では量的緩和で容易に増加させうる。連銀が行動しないなら実際のところ二番底が確実である”。」

たしかに貨幣量は問題だ。しかし貨幣回転率も落ちていることを忘れるわけにはいかない。問題はM以上にVである。

2010年5月26日水曜日

Sell. Get liquid

「であるから、歴史の教訓は・・・組織や政策決定者が進歩するときでさえ常に限界を押し広げようとする誘惑が存在するということで、危機の・・・広範囲に共通する一つのテーマがあるとすれば、政府や銀行、企業によるのであれ、消費者によるのであれ、蓄積した過大な債務であり、好景気の間みられる以上に大きなシステムリスクをしばしば引き起こす。・・・極めて重い債務を負った政府や銀行、企業は長い間、楽観的でいれると感じることができるが、信用が崩壊し貸し手が姿を消すとき、危機に直面する。・・・高度に信用拡張してしまった経済は決していつまでも生き残れるものではない・・・」

Crash is dead ahead. Sell. Get liquid. Now Paul B. Farrell - MarketWatch

2010年5月24日月曜日

2010年5月23日日曜日

負の外部性

確かに、「ケインズが指摘したように、黒字国は”負の外部性”を押しつけることで、世界的な不安定性を増大させる。」
Mike Whitney: Meltdown in the EU

Financial Highlights

Financial Highlights


Fonds: Anleger nutzen die Krise zum Kauf - Finanzen - Fonds + ETF - Fonds-Nachrichten - Handelsblatt.com

Fonds: Anleger nutzen die Krise zum Kauf - Finanzen - Fonds + ETF - Fonds-Nachrichten - Handelsblatt.com

「投資家の不信任投票が金融市場にまったく新しい危機の局面を与えるだろう」

Europe debt crisis fuels recession fear | Richmond Times-Dispatch

Europe debt crisis fuels recession fear | Richmond Times-Dispatch
「公的債務への関心がいま金融市場に影響を与えている銀行の流動性をめぐる懸念を伴うならば、・・・、世界の経済活動におけるもう一つの底が確実に見えるだろう」・・・「恐怖が広まり、株式や石油価格(将来経済が成長するとの期待のサインだ)は下落に引き摺りこまれた。そして、ゴールド(伝統的に安全な避難所)は不吉にも空前の高値に達した。」「投資家が世界経済へのその成長期待を下方に修正したので、世界の主要な株式市場は年初の水準を下回った。」

Next phase of financial crisis may be the hardest | Reuters

Next phase of financial crisis may be the hardest | Reuters

「欧州は債務問題を解決するために一層の債務をもって解決しようとしている」・・・「問題を処理するにはマネーと政治的意思が必要。どちらが欠けても機能しないが、両方とも欠けている」

2010年5月18日火曜日

ギリシャの混乱と神話

やはりギリシャの危機から学ぶべきはイカロスの神話なんだろうな。

・・・

「ニコラスジョージェスクレーゲンは、・・・経済が最終的には自然の法則によって規制されることを強調し・・・”私たちはいまだギリシャの哲学者たちが定式化しなかったただ一つの叡智さえ見つけ出していません。”と。」

・・・

「私たちはローカルを買っている。お金はコミュニティ・バンクやクレジット・ユニオンに預けている。CSA農場の株式を購入している。買い物はファーマーズ・マーケット。仲間によってはオーガニックな種苗会社やローカルな有機産品の自宅配達、地元の食肉処理、スローフードレストラン、ニッチな有機ブランドに投資している。いっそう健全で安定した経済の探求の場はそこ以外にないのだから・・・」

Greece's Turmoil Through the Eyes of Odysseus and Icarus - What Does Business Owe the World? - Harvard Business Review

2010年5月17日月曜日

銀行救済

L'euro faible ? Un bon plan pour tout le monde. Ou presque...
「ユーロ安?誰にとってもよいプラン、あるいはほぼ・・・」。

救済劇の本質は銀行救済であることはたしかかな。

「名だたる”聖域”、ECBの”独立”はもはや存在しない!トリシェ氏はもはや単一通貨のゾンビでしかない。所謂ギリシャの救済とは本当は銀行救済である。不動産で失敗したあと、彼らは公的債務のデフォルトリスクを減らせる。その無能を償うためにユーロのイメージを高めようとする。その計画は最貧層や中産層からのマネーの移転である。」

2010年5月15日土曜日

市場の宗教・・・か

改めてキホンを確認。
「今日マネーはどのような課税もなしに国境を越えることができる。世界では毎日3兆ドルが国境を越えて循環している。世界貿易や生産的投資に役立っているのはこの金額の2%以下だ。98%以上が主に通貨や債券、原材料の投機に使われている。」
CADTM - La religion du marché

2010年5月14日金曜日

欧州の債券、CDSスプレッド

アトランタ連銀の最新Financial Highlightsをみると、ギリシャはまだ高いが、その他の国は以前の水準に戻っているか。7500億ユーロの救済パッケージが効いたか。


狼の群れ

全く、債券や通貨の投機筋、ヘッジファンド、銀行、その他の金融機関はそう呼ぶにふさわしいか。
Financial Chaos And The Smell Of Napalm In The Morning
: Information Clearing House - ICH

2010年5月8日土曜日

金融崩壊?

「カッサンドラは常に正しかった。…君は金融崩壊がある“かどうか"について語る。私はいかなる可能な代替策もないので、"いつか"について語る。誰も何物もそれが起こるのを止めないだろう。それは時間や潮の流れと同じくらい絶対だ」(ボブ・モリアーティ)

2010年5月5日水曜日

破産した国家で目を覚ます

ギリシャで退職目前の公務員が目を覚ます話で始まる。

「ちょっと想像してみてくれ。あなたはギリシャの公務員で52歳と10か月に数日。ある朝目が覚める。5月の美しい季節、空は青く、気温はちょうどよい。・・・あなたは朝食を準備しようとし、決まったようにラジオのスイッチを入れる。朝のニュースの時間だ。単調な声でアナウンサーが告げる。政府がIMFとドイツの連携した圧力で退職年齢を53歳から67歳にすると。・・・」

当人にとってはかなわんだろうな。あと少しで退職。気楽で豊かな年金生活がすぐそこだ。指折り数える気持ちだったかもしれない。しかし突然、国家破産によってあと15年働けと。

まあ私のような国家に寄食したり、たかったりしたこともなく、退職とか、当てにできる年金などとは無縁な人間には想像できないが、国家が破産するとそういうことも起きるか。

Réveil dans un pays en faillite | MoneyWeek

2010年4月29日木曜日

Digging Deep and Seeing Greece’s Flaws - NYTimes.com

Digging Deep and Seeing Greece’s Flaws - NYTimes.com
「あまりに多くの不始末と不正がある。す。 EUでギリシアの地下経済は最大。 役人を贈賄するのは日常的だ。そして、脱税は国技である」

2010年4月28日水曜日

Sovereign debt: Watch the banks | The Economist

「しかしギリシアには市場を動かす力がある。それがEUのGDPの僅かな部分にすぎないのになぜかと尋ねるのは公正なことだ。 しかし、それはほとんどの人々が些細な問題であると考えたサブプライム問題の初めの頃を思い起こさせる。そのつながりは銀行である。」
Sovereign debt: Watch the banks | The Economist

EEネットさん、講演会

大阪のNPO、EEネットさんからお話する機会をいただきました。
ご案内させていただきます。

かつての大阪、懐徳堂に関連してというリクエストでしたので、現下の世界経済の状況とからめて近世の大阪をテーマといたしました。

下記、ご案内です。

・・・
NPO-EEネット5月イベント 
2010年度EEネット通常総会、記念講演会
「近世大坂から学ぶグローバルとローカル」~山片蟠桃とハチボク(米)の世界~

NPO-EEネットは設立7年目を迎えました。日ごろの皆様のご支援に感謝します。来る5月19日、2010年度通常総会と記念講演会を開催します。記念講演会は、経済評論家、ゲゼル研究代表の森野栄一氏をお招きします。森野栄一氏は、NHKの名番組 「エンデの遺言」の制作メンバーで地域通貨普及の第一人者です。今回は、大阪が生んだ世界的町人学者である山片蟠桃を題材に、「近世大坂から学ぶグローバルとローカル」について講演いただきます。皆様の参加をお待ちしています。

記念講演会、懇親会はEEネット会員以外の参加も大歓迎です。

≪日時≫ 2010年5月19日(水) 16:00 (総会 15:00~)

≪場所≫    シティプラザ大阪 大阪市中央区本町橋2番31号 電話06-6947-7888
          地下鉄堺筋線・中央線 堺筋本町駅 12、1号出口より徒歩6分
           地下鉄谷町線・中央線 谷町四丁目駅 4号出口より徒歩7分

≪スケジュール≫

1:2010年度EEネット通常総会       15:00~15:45 (EEネット会員)

2:記念講演会 講師 森野栄一 氏       16:00~17:45

「近世大坂から学ぶグローバルとローカル~山片蟠桃とハチボク(米)の世界~」

これからの「世界と日本」の経済を考えるひな形が、すべて大阪にあった!
大阪が生んだ世界的町人学者・商人そして経済学者でもある山片蟠桃は、江戸後期、大坂の豪商升屋の経営に番頭として尽力する一方、懐徳堂で儒学を学び、早くから世界への広い関心と実用主義的な合理思想を持っていた。山片蟠桃の優れた経営手腕から、現代の新しい経済のひな形を考え経営者魂に火をつけます。

【森野栄一氏 プロフィール】
経済評論家、ゲゼル研究会代表、日本東アジア実学研究会会員。1949年、神奈川県生まれ。國學院大學大学院経済学研究科博士課程修了。著書は、『商店・小売店のための消費税対策』(ぱる出版)、『エンデの遺言』、『エンデの警鐘』(共著、NHK出版)、『だれでもわかる地域通貨入門』、『なるほど地域通貨ナビ』 (北斗出版) など多数。1999年、NHKBS1特集「エンデの遺言」の番組制作に参加。その後、町づくりのアドバイスや地域通貨の普及活動に努めている。

3:懇親会                           18:00~20:30

≪参加費≫ 記念講演会1000円(学生500円) 懇親会5000円

≪申込方法≫ 団体名、お名前を記入の上、メールかファックスにてNPO-EEネット滋賀事務局宛

≪申込期限≫ 2010年5月8日(金)

メール info@npo-eenet.jp ファックス(滋賀)077-561-5334

2010年4月27日火曜日

高借入コスト

Deutschland knüpft Hilfe für Griechen an Bedingungen - Griechenland in der Krise - derStandard.at › Wirtschaft

これだけ借入コストが高くなるとデフォルトとなるかも。「ほとんどのディラーはギリシャのデフォルトに十分準備ができている。・・・あたかもタイタニックが沈没するのを見られるようなものだ」。投資家たちの脳裏にはアルゼンチンの記憶が甦っている。

ギリシャ国債

ギリシャ国債2年物利回り13。5%まで行ったか
Calculated Risk: Yield on Greek Two-Year Bonds jumps to 13.5%

2010年4月26日月曜日

Les marchés font monter la pression sur la Grèce - LeMonde.fr

Les marchés font monter la pression sur la Grèce - LeMonde.fr
ギリシャ国債、売り浴びせだなあ

均衡財政

均衡財政の考え方も昔からあるな。ブルソラマ銀行のサイトで紹介されているキケロの言葉。

「財政は健全でなければならない。予算は均衡を保たなければならない。公共債務は削減されなければならない。政権の傲慢は正され管理されなければならない。ローマが破産せぬよう、外国への援助は減らさなければならない。国民はもう一度、公的援助によって生活する代わりに働くことを学ばなければならない」

キケロ - BC55-

la pensée de la semaine : | Blagues | Boursorama

2010年4月22日木曜日

回復続けるヘッジファンド

ヘッジファンド業界は快調のようだ。
10年第1四半期、新規に137億ドルも流入、資本の規模は1兆6700億ドルにもなったか。
pr_20100420.pdf (application/pdf オブジェクト)

Affaire Goldman Sachs : la finance n'est pas un jeu de hasard - LeMonde.fr

Affaire Goldman Sachs : la finance n'est pas un jeu de hasard - LeMonde.fr
「・・・投機的な金融取引での巨大な利益の約束は実行者たちの側でも仲介者たちの間でも問題のある行為を奨励する可能性が高い。・・・しかし、純粋な投機に対する最も強固な議論は経済の面でも道徳の面でもはっきりしている。住宅や道路、工場への投資は世界を改善し、経済活動に貢献する。しかし投機は、仲介者たちが利益を取るまで、ゼロサムゲームである。投機筋は、彼らの活動が流動性を向上させることができ、価格に関する情報を提供すると主張する。したがって、ヘッジファンドが有用な目的を果たしているようにみえる。・・・しかし、投機は、おそらくよいこと以上に悪いことを引き起こす。」

たしかに投機は思惑の当たった者に利益という褒美を、外れた者に損失という罰を与えることを通して価格形成に寄与する。しかし、社会経済にとって害のほうがはるかに大きいのも事実だ。

FT.com / China / Economy & Trade - Brazil and India add to China pressure

FT.com / China / Economy & Trade - Brazil and India add to China pressure
”ブラジル中銀総裁Henrique Meirellesは、より強い中国の通貨が「世界経済の均衡にとって絶対に重要である、世界市場のいくつかのひずみ、その一つは成長の不足であり、もう一つは中国である」と述べた。”

中国は新興国からさえ批判されるようになったな。

IMF: Banks bailouts should in future be funded by two new taxes - London News

IMF: Banks bailouts should in future be funded by two new taxes - London News
「国際通貨基金は、今後どのような銀行救済資金も同産業自体に課される二種の新税から来るべきであると述べた。

G20諸国に送られたIMFのレポートは、全銀行が税を負担すべきと促し、それで「金融安定性への貢献」がなされると。

一つはあらゆる金融機関に対する均一税、二つ目は金融活動税(FAT)で金融機関の利益やボーナスを含めた報酬の合計に基づくだろう。」

2010年4月21日水曜日

ウォールストリートのまんが

Tom Toles - Chris Dodd and financial regulations

ウォールストリートのしてきたことは、このマンガにあるようなことだな。

「初めサポートのポジションをとって、それからそれをデリバティブズでヘッジして、クレジットデフォルトスワップで自分たちを切り離して、すごくレバレッジをかけた非友好的買収でプレッシャーをかけ、崩壊をもたらす大量の空売りで一掃するつもりです・・・」

そうして下のほうにメインストリート(普通の人々)に小さく、こう言わせている。

「それから救済を求める」と。

Querschüsse: "Goldman Sachs - ein riesiger Hedgefond!"

Querschüsse: "Goldman Sachs - ein riesiger Hedgefond!"
「GS、巨大なヘッジファンド」:FEDによるプライマリーディーラー(GS、JPM、シティ、バンカメ、モルスタ)へのゼロ近傍での流動性供給は補助金をやっているようなもんだなあ。

Ex-CEO on Lehman's ruin: I have to live with that | Reuters

Ex-CEO on Lehman's ruin: I have to live with that | Reuters
「失敗は金融システムで不可避、政府にとっての挑戦は民間企業の失敗が経済に破滅的な損害を引き起こさないシステムを工夫することだ」とガイトナー。

2010年4月18日日曜日

平等

「平等は勝ち取るものであって、与えられるものではない。」P・J・プルードン、Carnet No5.

2010年4月17日土曜日

Post 200: finance et populisme. - Démystifier la finance - Blog LeMonde.fr

Post 200: finance et populisme. - Démystifier la finance - Blog LeMonde.fr
「私は、私たちを煙に巻き続けてきたメカニズムと人々に厳しい顔をし続けるだろう」とのGeorges Ugeuxの姿勢やよし。彼が言うように、金融が経済に対する大量破壊兵器をもつことを止め、経済に奉仕する地位につくまで、その厳しい姿勢は必要だろうなあ。

2010年4月13日火曜日

The power of gold | Business | The Guardian

The power of gold | Business | The Guardian

「言い換えれば、ゴールドはもはや終わりなく再利用されないであろう。それは死すべきものとなった。常に、銅やスズ、チタニウム、その他の金属のように価値をもつだろうが、決して再び特別なものにはならないだろう。ゴードン・ブラウンはそう言ったのだと主張できるだろう。」

まあコモディティとしてのゴールドが上げているだけ。今日、金の地位とはそのようなものだ。

2010年4月10日土曜日

Au Japon, c'est le yen qui inquiète

Au Japon, c'est le yen qui inquiète

「日本は50年代、60年代のニュージーランドにかなり似ているようにみえる。第二次大戦の終了時、非常に豊かであったこの国は、深部から、痛みのなか、その経済を改革するまで、長期の衰退を経験した」

まあ、どんな改革か、できるのか、それらが問題かな、衰退途上国には。

2010年4月9日金曜日

仁丹

仁丹を愛用している。

しかし難点は入手が容易ではないことである。駅の売店やコンビニで買えるとありがたい。しかし扱っていないようだ。
それが出張で新大阪駅を通りかかったら、この広告があるではないか。

売店で買えるようになったのか。さすが大阪。(..)東京でも買えるのか。うれしい。

で、早速、売店へ。
売ってない。置いてませんのすげない返事。別の売店にもいったが、なし。

なんだ、この宣伝は。不況でものが売れぬというが、売っていないものを買うことはできない。

2010年4月7日水曜日

SNAP Current Participation - Persons

SNAP Current Participation - Persons
米フードスタンプの利用者が10年1月、39430724人になり、前年同月比で22.4%増であるそうな。失業率の劇的な改善が見られない限り、この数字は減らないだろうな。

2010年4月5日月曜日

Hedgefonds: Höchste Boni aller Zeiten - Finanzmarktkrise - derStandard.at › Wirtschaft

09年、ヘッジファンドの資金量は1.6兆ドルか。Hedge Fund Research Inc.のデータをオーストリア・スタンダードが表にしてくれているな。08年から2000億ドル近く増えているのか。

Hedgefonds: Höchste Boni aller Zeiten - Finanzmarktkrise - derStandard.at › Wirtschaft

2010年4月1日木曜日

The Big Picture » Blog Archive » Top 10 Hedge Fund Managers 2009 Salary

The Big Picture » Blog Archive » Top 10 Hedge Fund Managers 2009 Salary
09年、ヘッジファンド・マネージャーの報酬トップ10のリストか。一位の方は40億ドル。

トップ25のマネージャー全体で253億ドルの報酬を得たのか。このリスト、一瞥したところでなんになるものでもないが、ちょっと目に付いた。

2010年3月25日木曜日

LETS CHITA NEWS Vol.52

レッツチタ事務局さんよりLETS CHITA NEWS Vol.52をお送りいただく。
ありがとうございます。
下記に置かせていただきます。