2010年9月3日金曜日

1PhrasePerDay経済学的思考

ケインズが貨幣数量説の伝統を満足させ得る単純化した想定に言及した後、五項目の錯綜要因を挙げて、貨幣量変化が有効需要に与える効果から議論を始める條りで、よく知られている下記文言を再読する。

「われわれの分析の目的は、間違いのない答を出してくれる機械、あるいは盲目的操作の方法を提供することではなく、個々の問題を考察するために組織化された秩序立った方法を用意することであって、錯綜要因を順次に遊離化することによって一応の結論に到達した後は、われわれは改めて熟慮をめぐらし、できるかぎりよく要因間の相互作用の可能性を考慮しなければならない。これが経済学的思考の性質である。われわれの形式的な思考原理(しかし、これなしには、われわれは森の中で道に迷ってしまうであろう)をこれ以外の方法によって適用するやり方はわれわれを誤謬に導くであろう。」

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