2010年9月27日月曜日

ソブリン・デフォルトのリスク

ウィレム・ブイターがソブリン・デフォルトのリスクが存在し続ける理由として挙げる現実はたしかにあるなあ。増税のし難さや緊縮策の取りづらさ、課税回避、国民の同意の得がたさは事実の問題として政策当局者の前にある。

「財政赤字をこれまで以上に抑制しにくいのでどのような政府借入もデフォルトのリスクから安全ではない。それは主に三つの理由からである。

ほとんどの先進国経済で、公共支出の需要は課税より速く伸びてきた。公債を積み上げることに加えて、税を引き上げることは労働や向上心、貯蓄や投資へのインセンティブに打撃を与える。

多くの諸国の政策は極めて多極化し、政治システムにとって誰が政府の緊縮策の痛みに苦しむべきかを計算するのを難しくしている。そうした多極化した社会の主要な事例はギリシャや米国である。

税の管理はいっそう有効でなくなっている。課税回避は第二次大戦後、欧州や米国で、グレーな経済があり、グローバル化で督励され、至る所で増加した。さらに人は欧州で、南や東に移動し、概して経済活動のより大きな部分がインフォーマルな部門で行われる。

それは政府が支払できないということではない。しかし、政府によっては債務が完全に返済されることを保証するために要求される経済的苦痛や総債務を持続可能なレベルに切り下げることを国民に押しつけることができないかもしれない。」

Why a Sovereign Default Remains on the Table - WSJ.com

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