2011年12月9日金曜日

新たな欧州への途か

ヴェルトオンラインの記事、「岐路に立つEU;政府と危機の隠された側面」で、フランクフルトでもたれた”欧州バンキング・コングレス”での財政同盟と新欧州についてのショイブレの講演に関する記事をみる。ショイブレはドイツ人の国民意識に挑戦しなければならないか。未来志向の欧州を語っている。

ショイブレは1945年以来ドイツはいかなるときも主権国家ではなかったという。債務危機はドイツ連邦共和国の民主制度のその基礎にまでショックを与えた。その意味でドイツの主権性が問題になるということらしい。これはドイツの国民意識に挑戦することであるだろう。

会議での講演をショイブレはこう言うことで始めたそうだ。「統一ドイツはいかなる主権国家でもあるべきではないのか。それはなにか。占領地域か。もしそうなら誰に占領されている?・・・ショイブレはこうした問いを提起した。」・・・なぜならメルケルが計画する新たな欧州への国家主権の譲渡を軽視したいがためであり、会議で彼に反対する者はいなかったという。大戦以来もはや主権は存在しない。こだわるべきではないということのようだ。「それゆえ欧州統一のなかでの”新たな統治形態の創出”を試みる。この新たなかたちは、政治レベルだけではない。すべてに責任を負い新たな条約に基づく。」

「”私の固く信ずるところは21世紀は、過去の世紀の古典的な民族国家の独占的コントロールに戻るよりも未来志向のアプローチである”と銀行家たちに向かって語った」という。財政同盟で、いまやユーロ圏諸国がひとつの経済・金融政策によって扱われる新欧州になるときだということだろう。「この新欧州でユーロ圏は共に接近し、英国は影響力と重要性を失うであろう。欧州安定機構(ESM)はもう一つの権力機関であるが、これが作り出される。」

国家債務の危機で引き金がひかれた新欧州と欧州安定機構(ESM)への道はドイツ国民の意識の変革も迫るものなのかもしれない。

EU am Scheideweg: Die öffentliche und die verborgene Seite der Krise - Nachrichten Politik - WELT ONLINE

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