2011年12月13日火曜日

バックドアQE

ジ・エコノミストの”銀行ドアQE”という記事を読ませていただいた。
バックドアQEですか。破産銀行が破綻政府を支援するのか。後ろには納税者がおり、彼らはそのことでどれほどの代償を求められるか明らかにされず、関与させられていくと。救助する人間は自らが溺れていないとき溺れる人を助けることができるが、二人の溺れる人間が助け合う光景はたしかにあぶないかもしれない。

「ユーロ圏政府はECBが大量の国債を購入する見返りに財政協定に合意するという先週の成果まで、壮大な駆引きが無論のこととされていたが、まったく起こってはいない。しかしおそらくそれは別の経路で行われている。
ECBは欧州の銀行に期限延長して資金を貸し付けることに合意し、その担保要件を緩めた。この動きは欧州は銀行間貸出市場のフリーズに起因するリーマン型の崩壊を阻止する準備ができている兆候として一般に歓迎された。
しかしユーロ圏の指導者たちが、広くほのめかしてきたのは、銀行が1%でECBから資金を取ることができ、国債での収益に投資し、その仕方で非常によい利回りプレミアムを稼ぐことができるということであった。これは一種のバックドアQEである。あるいはそれよりおそらく銀行ドアQEがよりよい呼び名である。1990年代初期、連銀は意図的に、貯蓄貸付組合の危機のあと、3%で借入れ財務省証券に6〜7%で投資することで、米国の銀行がそのバランスシートを再構築できるようにする右上がりのイールドカーブを設計した。
銀行がこうしたリスクをとるかどうかについては、国債保有上のなんらかの損失を市場に伝えなければならないので、若干の問題がある。そしてこの交渉が債券利回りに多大の効果を持ついかなる兆候もいまのところはない。
もちろん、この交渉は二人の溺れる人間がしがみつきあうような、皮肉な光景にある。破綻した政府を破産した銀行が支援する、もちろん両方の後ろには納税者がいる。しかし、この種の取引は、有権者にコストを明らかにせずに納税者の側に暗黙の関与を作り出すように設計される。」
The euro zone crisis: Bank door QE | The Economist

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