2012年1月19日木曜日

恐怖の均衡

米中関係、恐怖の均衡という指摘は興味深い。

「他方では米国の増加する債務がある。2010年に14兆ドルに上昇し、今年、15兆ドルを横切ると予想される。同時に、中国は3.4兆ドルを超える外貨準備を積み上げ、そのおよそ60〜70%を米財務省証券などに投資してきた。
金融危機は、中国に対する米国スタイルの資本主義モデルの優勢性の主張を終焉させた。S&Pの米国国債格下げは米国人に対する心理的な打撃であった。双方に恐れがある。米国側の怖れは中国が財務省証券から手を引き、ドルを下落させることができるというもので、中国側の怖れは、米国の金融政策、とりわけ量的緩和が彼らの資産の価値を破壊するかもしれないということである。実際、現在の経済危機は新しい関係へ導く必要があるように見える。それはかつての冷戦時代におけるような”均衡のとれた恐怖”のうちの一つである。幸運にも、双方が、勝利がもしあるなら、ピュロスの勝利[代償が多く引き合わない勝利を指す]であることで抑制されることである。」

Chennai Centre for China Studies » Kissinger’s views on US China economic relations

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