2012年2月13日月曜日

金貸しと民主主義

ギリシャでは緊縮財政案で各政治勢力が合意をみたが、街中は抗議の炎が燃え上がって騒乱状態を来しているようだ。今回の事態は、ギリシャの国家債務のロールオーバーができるかどうかという関心より、金貸しと民主主義、あるいは政治の間の軋轢としてみても興味深い。緊縮案が合意をみて救済が実施されても、ギリシャでの次の選挙では、これまで以上に急進的な左翼政権が誕生する可能性もある。政治的合意はカンタンに反故にされるかもしれない。金貸しは民主主義国家にカネを貸すことの意味を思い知ることになる局面がくるのかもしれない。

「無論、家計や企業にカネを貸すことと政府に貸すことの間には基本的な違いがある。後者を特徴づける相違というものは幾分奇妙なものとしてリスクフリーである。家長は債権者に”すいません、私たちは投票をしました。私はあなたに返済いたしましょう。しかし妻と子供たちが票数で勝つでしょう”と言うことはできない。中世では、君主に貸すことが多くの銀行家たちの破滅の元であった。フランスでは債権者によっては処刑されさえした。・・・」

国家はマーケットにおびえているだけにみえても、マーケットが民意の反撃をくらうこともあるのかもしれない。

The euro zone crisis: Political commitment | The Economist

0 件のコメント: